無線従事者試験 航空無線通信士
無線従事者として無線局の無線設備を操作する場合、総務大臣から免許を取得している者であることが原則です。また、取り扱う無線設備などにより免許が異なり、それぞれに級が設定されています。
資格詳細
通称「航空通」と呼ばれる航空無線通信士は無線従事者の一種で、航空機に関する無線設備の操作に必要な免許です。航空無線免許の中では最上位の資格ですので、あらゆる航空無線設備が操作できます。例えば、航空会社のパイロットや航空管制官が仕事で必要な資格です。外国とやり取りをする職種が多いため、英語力は必須です。ただし、この資格のみで仕事をすることは難しく、就職に際し他の資格も取得しておくことが望ましいです。航空無線通信士の資格は、国家試験に合格する以外に、養成課程を修了することでも取得できます。
活躍場所
航空無線通信士の資格単独で仕事をすることは難しい面があるようです。パイロットや航空管制官をはじめ、航空整備士、定期運送用操縦士、運行管理者などがこの資格を仕事で活かして活躍しています。
収入と将来性
航空無線通信士の資格のみで就職することがむずかしいため、収入については知りえないところです。しかし、航空無線免許では最上位の資格であるため、パイロットや航空管制官、事業用操縦士など、航空機に関する無線設備に関連した職種で活かすことができ各職種に応じた収入が得られます。資格単独での就職は難しい面はありますが、操縦士や航空管制官などの需要がある限り、決して廃れることはない資格といえるでしょう。
向いている人
航空無線通信士は、無線通信業務に関連した職業に従事している方が取得すると仕事に活かせる資格のため、適性については一概に言えません。航空管制官を例に挙げると、パイロットへの的確な指示や他の空港職員などとの連携が必要なため、コミュニケーション能力とともに冷静な決断力と責任感が求められます。
取得方法
基本的に問題集や参考書を利用して勉強します。『航空通 (無線従事者国家試験問題解答集)』がネットで購入できます。この問題集は、分野別に効率よく学習できるようにわかりやすい解説がついています。問題を繰り返して学習することで、自信を持って試験に臨めるでしょう。また、巻末にある最近の出題状況の一覧表を活用して重要問題を把握しながら学習していくことをおすすめします。出題問題の傾向分析には英語が含まれていないため、英語に関しては『航空無線通信士英語試験問題集-傾向と対策』を活用しましょう。英語は最低でも英検準2級程度の力が必要です。また、受験者の話によると、攻略法は英語のようです。英語の専門用語が多く試験に出てくるため、専門用語を抑えておくだけでも正答率がかなり上がるようです。最新の試験問題と解答は日本無線協会のHPに掲載されていますので見ておきましょう。受験者の多くは、上記2冊の問題集のほかに、『やさしく学ぶ航空無線通信士試験』も加え、3冊セットで購入している方が多いようです。実技試験で問われる電気通信術の試験方法は、テープの音声を聞き、該当する英文字を書き込んだり、変換したコードを書き込んだりするようです。これについても『英語試験問題集-傾向と対策』で事前準備をしておくとよいでしょう。
無線従事者試験 航空無線通信士資格の難易度偏差値
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簡単 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 海上航空無線通信士免許 取得
所轄・主催:
総務省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2020年資格日程
電気通信術の試験のみ期間の中で指定された日時に行われる
願書受付
級や部門によって願書受付日等が異なります。
試験日
2021年2月27日
合格発表
級や部門によって合格発表の日等が異なります。
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
無線従事者試験 航空無線通信士資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
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国家資格 | 就職や転職にかなり有利 | 業務独占・必置資格 | 横綱クラス | 独学 通学 公式テキスト |
無線従事者試験 航空無線通信士試験概要
受験資格 | 不問 |
試験内容 | ・航空運送事業の用に供する航空機を含むすべての航空機に施設する無線設備の操作 ・航空交通管制の用に供する航空局を含むすべての航空局や航空地球局の無線設備の操作 ・航空機のための無線航行局の操作 試験科目: 工学・法規・英語(会話・筆記)・通信術(欧文) |
合格率 | 29.70% |
願書受付期間 | 6月・12月 |
試験日程 | 8月・2月 |
受験地 | 東京・札幌・仙台・長野・金沢・名古屋・大阪・広島・松山・熊本・那覇 |
受験料 | 9363円 |
合格発表日 | 試験日の約1カ月後に郵送で通知 | 受験申込・問合せ | 公益財団法人 日本無線協会 〒104-0053 東京都中央区晴海3-3-3 TEL 03-3533-6022 |
ホームページ | 公益財団法人 日本無線協会 http://www.nichimu.or.jp/ |