ディジタル技術検定
ディジタル技術検定は、情報処理や制御に係る技能など、情報化社会を支えるコンピュータの応用分野を「ディジタル技術」として包括的に評価する検定試験です。1級から4級まであり、中学生や高校生から、高級技術者として実務をおこなう社会人まで、幅広く対応しているのが特徴です。
資格詳細
ディジタル技術検定は、モノづくりに求められる情報処理から制御までのIT知識と技能をディジタル技術の観点から評価する試験です。平成元年にラジオ音響技能検定から独立した資格で、長い歴史のある技術系検定のため、各種のメーカーで知名度と信頼性が高い検定とされています。試験は4級から1級までのレベルがあり、中高生から専門技術者までと受験者の対象が幅広く、2級と1級は専門分野の知識を発揮できるように情報と制御の2部門に分かれています。近年はIoT(ITを搭載した家電など)への注目度が高まっているため、メーカーだけでなくIT業界でも制御技術の知識が必要となってきており、ものづくりの現場で高く評価されている資格といえます。本検定は下位から上位へと段階的に受験級を高めながら、ディジタル技術の包括的な知識が養われるように構成されていますので、まずは自分に合った級から挑戦してみましょう。
活躍場所
2級と1級は、就職・転職の際にアピールポイントとなるため、コンピュータの開発・設計、OA機器や家電の設計・製造など、IT企業はもちろん、多くのコンピュータを導入している企業で資格を生かせるため、活躍の場は幅広くあります。
収入と将来性
さまざまな業界で役に立つ資格ですので、収入は一概に言えませんが、例えばITエンジニアやシステムエンジニアの平均年収は高めです。ディジタル技術検定の資格を持っていると、企業によっては資格手当がつく場合があります。現状では、メーカーや技術者派遣型企業で採用が急増しているようですが、ディジタル技術検定のような技術系の資格を持っている学生は少ない傾向があります。本資格に対するメーカーからの評価は高く、合格サポート体制を設け、資格取得を支援する企業もあり、将来性のある資格といえるでしょう。情報分野は比較的専門知識の高い人がいますが、制御分野では少ないため、特に制御の知識をもっている人は有利ではないでしょうか。
向いている人
現在エンジニアとして働いている人や、これから情報・IT関連の仕事に就きたい方におすすめの資格です。技術者として成長するためには、つねに新しい技術や方法を自ら創り出す力が必要ですので、専門知識をより高めようと努力する人が求められるでしょう。ただし、ディジタル技術検定は1級から4級まであり、中高生からエキスパートまでを対象としていますので、自分のスキルに合わせて誰でも挑戦できる資格です。
取得方法
ディジタル技術検定の資格は、4級から1級まであり、現在の知識やスキルに合わせて段階的に取得することを目指していくため、1級が他の級と比べるとかなり難しく、制御部門の難易度が特に高いとされています。勉強方法としては、どの級も過去問題を中心に解き、実践経験を積むやり方が有効といえるでしょう。ディジタル技術検定の公式サイトで、過去問題が閲覧でき、さらに無料の模擬試験にチャレンジできます。1級の場合試験機能はありませんが、問題のみ閲覧可能です。また、2級・3級・4級は「ディジタル技術検定受験準備書」を購入して学習することをおすすめします。受験準備書とは、過去に出題された問題を内容ごとに分けて体系的な学習ができるようにまとめたもので、1冊で受験対策ができます。
ディジタル技術検定資格の難易度偏差値
1級 | 2級 | 3級 | 4級 |
---|---|---|---|
難関 |
普通 |
簡単 |
超簡単 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 ディジタル技術検定○級 合格
所轄・主催:
文部科学省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2020年資格日程
11月実施分は詳細不明
願書受付
2020年4月28日~2020年5月28日
試験日
2020年6月28日
合格発表
不明
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
ディジタル技術検定資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
公的資格 | 専門的資格(良) | 特になし | 横綱クラス | 独学 通学 公式テキスト |
ディジタル技術検定試験概要
受験資格 | 不問 |
試験内容 | 4級: 筆記試験(60分)マークシート多肢選択初歩的なディジタル技術及び情報処理の知識を持ち、簡単な計算機応用機器及び制御用機器の動作を理解し、これを操作することができる。 3級: 筆記試験(60分)マークシート多肢選択基礎的な論理設計及び情報処理の知識を持ち、情報処理装置及び制御装置の基本原理並びに簡単な応用技術の原理を理解し、これを利用することができる。 2級: 筆記試験(90分)マークシート多肢選択情報部門: やや高級な情報処理理論及び情報通信理論を理解し、各種情報処理装置の動作原理及び利用技術を知り、設計、運用、応用などの実務ができる。制御部門: やや高級な論理設計理論及び自動制御理論を理解し、計算機、計算機応用装置の動作原理及び利用技術を知り、設計、試験、運用などの実務ができる。1級: 筆記試験(120分)記述式情報部門: 情報処理理論、情報通信理論及びプログラミング方法論をよく理解し、情報処理システムの構成法、試験、運用法及びプログラム開発をよく修得しているとともに、実務の指導ができる。制御部門: 論理設計理論、自動制御理論、情報処理理論及び情報通信理論をよく理解し、制御システムの動作、設計、試験及び運用法をよく修得しているとともに、実務の指導ができる。 |
合格率 | 67.7%(3級) |
願書受付期間 | 受験日の2カ月~1カ月前 |
試験日程 | 6月・11月の第4日曜日 ※1級は11月のみ |
受験地 | 全国主要都市 |
受験料 | 4級: 3000円3級: 4000円情報部門 2級: 5000円1級: 6500円制御部門 2級: 5000円1級: 6500円 |
合格発表日 | 受験日の約40日後 | 受験申込・問合せ | 公益財団法人 国際文化カレッジ ディジタル技術検定部 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-2-38 直通 TEL : 03-3361-1541 FAX : 03-3361-3320 |
ホームページ | ディジタル技術検定 http://digital-kentei.com/ |