PLIDAイタリア語検定試験
PLIDAイタリア語検定試験で取得できるPLIDA証明書は、ダンテ・アリギエーリ協会が発行する公的な認定証です。イタリアの外務省および労働政策省、教育大学研究省、内務省、そしてローマのLA Sapienza大学の承認を受けた資格認定証となっています。
資格詳細
PLIDA(プリーダ)イタリア語検定試験は、イタリア外務省とローマのLA Sapienza(サピエンツァ)大学との提携によるイタリア語の公的資格試験です。試験はダンテ・アリギエーリ協会(DA)が主催しています。当協会は、PLIDAの実施を委託された日本で最初の団体です。PLIDAは、欧州評議会が認定する6段階のレベルに分かれ、自分の力にあったレベルの試験を受けて合格すると、国際的に有効な資格が授与されます。イタリア政府公認の公的資格なので、イタリアの大学に留学するときの語学能力証明書、もしくは単位交換の認定書類として利用できます。PLIDAを取得することで、ヨーロッパ基準でのイタリア語の語学力が証明されるため、毎年世界の300カ所程のPLIDA受験会場で、たくさんの方が受験しています。PLIDAは、最も初歩的なレベルのA1から、最上級レベルのC2まで6段階でイタリア語の能力を証明する試験です。B2以上を取得すると、イタリアの大学の入試でイタリア語の試験をパスできます。C2は日本で過去4名しか受かったことがない超難関の試験で、イタリア人でも合格が難しいレベルだそうです。PLIDAは、実用イタリア語検定と異なり、全てのレベルの試験に読解、聴解、作文、口頭の試験があるため、総合的なイタリア語の能力を図ることができます。PLIDAの試験を受けるには、ダンテ・アリギエーリ協会へ加入することが必要です。また、採点はローマ検定本部が行い、各自に結果が送られてきます。
活躍場所
日本ではアパレルや食材などの多くの業界でイタリアと貿易が行われているため、イタリアと取引のある貿易関連企業で活躍の場があるでしょう。また、観光ガイドや通訳としてイタリアで働くという選択肢も考えられます。
収入と将来性
PLIDAは、イタリア語が母国語でない人を対象に大学入学のための資格としてイタリア政府から公認されている試験ですので、イタリアへの留学で有利になることがメリットです。日本では、実用イタリア語検定やCILSよりも資格の認知度が低いこともあり、PLIDAを取得していることで、日本で就職する際に収入にどの程度つながるかはわかりません。しかし、イタリア政府機関や欧州委員会で高い評価を得ている資格ですので、日本でも今後イタリア系企業で働く人の語学力を測る手段としてより活用されるようになるのではないでしょうか。
向いている人
PLIDAは、イタリアへ留学することを考えている人におすすめの資格です。ただし、目的は留学でなくても、単純にイタリアの文化が好きだから、いつかイタリアに住んでみたいからなどの理由で自分に合ったレベルで試験を受けてみるのもよいでしょう。
取得方法
日本の出版社が発行するPLIDAの公式テストはありませんが、ネットで海外製のテキストを購入できます。試験対策に特化した「Quaderni del PLIDA」という問題集が各級別に販売されており、PLIDA受験生の必携のようです。PLIDAの公式サイトでも購入できます。公式サイトでは過去問も掲載されていますので、見ておくとよいでしょう。なお、ダンテ・アリギエーリ協会大阪支部では、受験対策コースを実施しています。受講希望の方は、ダンテ・アリギエーリ協会大阪支部の公式サイトを参照してください。
PLIDAイタリア語検定試験資格の難易度偏差値
C2 | C1 | B2 | B1 | A2 | A1 |
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難関 |
難関 |
普通 |
簡単 |
簡単 |
超簡単 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 イタリア語検定試験○ 合格
所轄・主催:
ダンテ・アリギエーリ協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2023年資格日程
記載内容はB1レベルの内容。11月実施試験の申込日程は不明
願書受付
級や部門によって願書受付日等が異なります。
試験日
2020年11月22日
合格発表
級や部門によって合格発表の日等が異なります。
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
PLIDAイタリア語検定試験資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
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民間資格 | キャリアアップ(可) | 特になし | 横綱クラス | 独学 通学 通信 公式テキスト |
PLIDAイタリア語検定試験試験概要
受験資格 | イタリア語が母国語でないこと |
試験内容 | A1: リスニング(20分)リーディング(30分)作文(30分)会話(10分)(初級I)具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しを理解し、用いることができる。自分や他人を紹介することができ、どこに住んでいるか、誰と知り合いか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりできる。もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助け船を出してくれるなら簡単なやり取りをすることができる。 A2: リスニング(20分)リーディング(30分)作文(40分)会話(10分)(初級II)ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、近所、仕事など、自分に直接的関係がある領域に関する、よく使われる文や表現を理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常的な事柄についての情報交換に応ずることができる。自分の背景や身の回りの状況や、直接的な必要性のある領域の事柄を簡単な言葉で説明できる。 B1: リスニング(20分)リーディング(30分)作文(50分)会話(10分)(中級I)仕事、学校、娯楽で普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば主要点を理解できる。その言葉が話されている地域を旅行しているときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近で個人的に関心のある話題について、単純な方法で結びつけられた、脈絡のあるテクストをつくることができる。経験、出来事、夢、希望、野心を説明し、意見や計画の理由、説明を短く述べることができる。 B2: リスニング(20分)リーディング(30分)作文(60分)会話(15分)(中級II)自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的かつ具体的な話題の複雑なテクストの内容をおおむねに理解できる。お互いに緊張しないで母語話者とやり取りができるくらい流暢かつ自然に話せる。かなり広汎な範囲の話題について、明確で詳細なテクストをつくることができ、さまざまな選択肢について長所や短所を示しながら自己の視点を説明できる。 C1: リスニング(20分)リーディング(35分)作文(90分)会話(15分)(上級I)いろいろな種類の高度な内容のかなり長いテクストを理解することができ、含意を把握できる。言葉を探しているという印象を与えずに、流暢に、また自然に自己表現ができる。社会的、学問的、職業上の目的に応じた、柔軟な、しかも効果的な言葉遣いができる。複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の、詳細なテクストを作ることができる。その際テクストを構成する字句や接続表現、結束表現の用法をマスターしていることがうかがえる。 C2: リスニング(30分)リーディング(45分)作文(135分)会話(15分)(上級II)聞いたり、読んだりしたもののほぼ全てを容易に理解することができる。いろいろな話し言葉や書き言葉から得た情報をまとめ、根拠も論点も一貫した方法で再構成できる。自然に、流暢かつ正確に自己表現ができ、非常に複雑な状況でも細かい意味の違い、区別を表現できる。 1科目だけ不合格の場合(点数は関係なく)、次期の検定試験において、前回合格点に達しなかった科目のみ再受験が認められる。次期試験も不合格の場合は、再び全科目を受験する必要がある。 PLIDAイタリア語検定A2以上のレベルを取得した者は、イタリアの永住権許可証を申請する際に義務づけられるイタリア語検定試験を免除される。 |
合格率 | 70%(A1) |
願書受付期間 | 4~5月・10~11月 |
試験日程 | 3月・5月・12月 |
受験地 | 東京・大阪 |
受験料 | A1: 9000円A2: 9000円B1: 12000円B2: 13500円C1: 19500円C2: 19500円 |
合格発表日 | 試験日から約2ヶ月後。さらに後日、合格証明書を送付。 | 受験申込・問合せ | ダンテ・アリギエーリ協会東京支部 - IL CENTRO DA東京 〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町29-33 渋谷三信マンション 702 03-5459-3222 月曜日~金曜日: 10:30~13:00 // 14:00-19:30 土曜日: 10:00~16:00 |
ホームページ | イタリア語検定試験PLIDA(プリーダ) http://www.il-centro.net/dante/plida/page2.html |