資格の取り方 » 民間資格 » 語学 » スペイン語技能検定

スペイン語技能検定

世界23カ国で常用されているスペイン語。スペインのほか南米各国で通じる言葉として学習をこころざす人が多い言語です。スペイン語技能検定は、官庁や企業各社の要請にこたえて始まった試験ですが、現在では文部科学省が後援する資格となっています。6級は基礎、1級は会議の通訳や翻訳ができるレベルです。

資格詳細
スペインのみならず中南米の多くの国で使われているスペイン語は、英語や中国語とならんで話者の多い言語であり、国際連合の公用語のひとつとなっています。日本においては、英語のほかにも外国語を身につけたい人や、他人とはちがった個性的な言語スキルを持ちたい人に人気があります。そのスペイン語の習得レベルを確認するには、スペイン語技能検定(西検)を受験するのが一番です。公益財団法人の日本スペイン協会が実施しています。

活躍場所
スペイン語のスキルが活かせる場所は、商社や外資系企業、国際協力関係組織、外国人支援団体などです。特に南米諸国と関係のある団体で重宝されます。また、通訳や翻訳においても活用できます。漫画やアニメといった日本のコンテンツは南米でも大きな人気があり、それらの翻訳および輸出にも貢献が期待されています。世界およそ4億2千万人の日用言語でありながら、日本では、英語やフランス語にくらべると学習人口が少なく、まだまだ活躍の場が多く残され、かつ、今後も増える可能性が高い有望な外国語です。

収入と将来性
企業においては、英語を話せる人は多いが、スペイン語が使える人はまだまだ少ない、という現状に対してその希少価値が発揮できるかどうかが収入に関わってきます。日本語からスペイン語、さらに英語からスペイン語に翻訳する能力があれば、ビジネス・チャンスを拡大できる人材として重宝されるでしょう。独立した翻訳者として活動する場合には、婚姻証明や戸籍謄本といった公文書にも需要があるので、手広く活躍できれば高収入が見込めます。通訳の場合は、単発の仕事が多くなりがちですが、単価の高い仕事が多いというメリットがあります。将来性においては、南北アメリカを中心にして、スペイン語人口は増加傾向にあり、スペイン語での情報発信も増えてゆくと予想されていますので、いまよりも価値が高まることは確実と言ってよいでしょう。

向いている人
サッカーやラテン音楽など、スペインや南米の文化に興味のある人なら、楽しくスペイン語を学ぶことができるでしょう。スペイン語圏の国への留学を希望している人や、大学の単位を習得したい人にも受験者が多くいます。また、就職・転職の際、英語に加えて第二の外国語を武器にしたい人にも、中国語やフランス語と同様、スペイン語は有力な選択肢のひとつになるでしょう。

取得方法
スペイン語技能検定は、春と秋の年2回おこなわれ、1級から6級までの級位が用意されています。学習方法としては、外国語スクールに通うのが一般的ですが、スペインの日刊紙『El Pais』や『El Mundo』などを読むのも、単語や表現力を身につける上で実践的に有効です。1級から3級を目指すなら、さらに多くの幅広いジャンルの書物に触れておくとよいでしょう。



スペイン語技能検定資格の難易度偏差値

1級 2級 3級 4級 5級 6級
偏差値69 偏差値62 偏差値55 偏差値46 偏差値42 偏差値39
難関
難関
普通
簡単
簡単
超簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 スペイン語技能検定○級 合格
所轄・主催:
財団法人日本スペイン協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
2019年8月20日~2019年9月27日
試験日
2019年10月27日
合格発表
不明
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

スペイン語技能検定資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 就職や転職にやや有利 特になし 大関クラス 独学 通学 通信 公式テキスト

スペイン語技能検定試験概要

受験資格 不問
試験内容
1級
(プロ級)会議通訳、文学翻訳、専門ガイドができる
一次試験:
筆記のみ(90分)
二次試験:
面接(2問)

2級
(最上級)ラジオ、テレビが理解でき、一般通訳ができる
一次試験:
筆記のみ(90分)
二次試験:
面接(2問)

3級
(上級)新聞などが理解でき、一般ガイドに不自由しない
一次試験:
筆記のみ(90分)
二次試験:
面接(2問)

4級
(中級)簡単な日常会話ができ、文法を一通り修了
一次試験:
筆記と聞き取り(60分)

5級
(初級)平易な文章の読み書きができ初級文法(直説法)修了
一次試験:
筆記と聞き取り(60分)

6級
(入門)基礎的な短い文章の読み書きができ、直説法現在修了
一次試験:
筆記のみ(60分)
合格率 51.20%
願書受付期間 4~5月・8~9月
試験日程
一次試験:
6月・10月
二次試験:
7月・12月
※二次試験は1級~3級のみ
受験地
一次試験:
全国18会場
二次試験:
全国6会場(札幌・東京・名古屋・神戸・広島・福岡)
受験料
1級:
11500円
2級:
9500円
3級:
7500円
4級:
4500円
5級:
4500円
6級:
3500円
合格発表日 4級~6級の結果は約2カ月後に通知
1級~3級の最終合格者は合格証の発送により通知
受験申込・問合せ 公益財団法人 日本スペイン協会
〒108-0014 東京都港区芝4-5-18
TEL 03-6809-5836
ホームページ 財団法人日本スペイン協会
http://www.casa-esp.com/

スペイン語技能検定のレビュー

まだレビューがありません