技術士

技術士は、科学技術の応用分における最高権威の資格だとされ、技術者にとって栄誉ある資格となっています。機械や建設、生物工学、環境など、あらゆる技術部門において、プロのエンジニアとして活躍できます。技術士第二次試験に合格することで取得できます。

資格詳細
技術士は、科学技術に関する専門的応用力を持つ質の高い技術コンサルタントで、科学技術分野での最高権威の国家資格です。技術士制度は産業に必要な技術者を育成するために創設され、1957年には「技術士法」が制定されました。技術士は、産業経済、社会生活の科学技術に関する、機械、船舶・海洋、化学、航空・宇宙、建設などの20の技術部門で先進的活動や身近な生活に関わり、計画、調査、研究、設計などの業務を行います。技術士の資格を取得するためには、まず技術士第一次試験に合格して「技術士補」の資格を取得する必要があります。その上で科学技術に関する実務経験を積む必要がありますが、業務経歴についてさらに細かな要件がありますので、技術士第二次試験の受験資格をしっかりと確認しておきましょう。第二次試験に合格すると、晴れて技術士の称号が取得できます。資格試験は難関ですが、業界や会社内では一定の評価を得られる資格であり、特に建設業界では技術士を目指す人が多いようです。

活躍場所
技術士の活躍の場として、ます技術コンサルタントが筆頭に挙げられます。技術士の勤務先の大半は一般企業またはコンサルティング会社であり、官公庁勤務や技術コンサルタントとして独立して開業する人もいます。また、技術者制度は科学技術の全分野を網羅しますが、実際には有資格者数の割合は建設部門が半数近くを占めており、次いで上下水道部門が続くといった状況です。

収入と将来性
技術士は資格の認知度は低いですが、かなりの高収入を得られます。職種別での平均年収でも全体の中で比較的上位を占めており、転職でも優位になる状況が続くと考えられます。厚労省の各都道府県別の技術士の平均年収では、圧倒的に東京が他県を離して1位です。ただし、大企業と中小企業では年収にかなりの差が生じます。需要の面では、有資格者を求める建設コンサルタント会社の求人は途切れなくありますので、就職・転職活動は比較的スムーズに進むでしょう。また、技術士は科学技術の応用面に関わる技術者にとって最高権威の国家資格であり、国からもより多くの技術士が生まれることが期待されています。近年の技術革新の発達により、専門知識と応用能力を有する技術士は企業からのニーズが非常に高いため、将来性がある資格といえるでしょう。

向いている人
専門分野に関する高い見識と豊富な経験を有する人、最新の情報を勉強し続ける向上心のある人に向いています。また、どの分野でも専門性の高い仕事であるほど、技術士の肩書きが重要となるため、専門分野で高みを目指したい人に技術士は必須の資格といえます。また、将来モノづくりに大望を抱いている人は、長期的な計画の下、技術士に挑戦してみるのも良いでしょう。

取得方法
技術士試験は国家資格の中でも難関の資格試験ですので、計画的な受験勉強が必要です。また、働きながら資格取得を目指す方が多いと思いますが、勤務先の理解と協力が必要となります。まず何よりも試験問題の傾向を知ることが大切ですので、過去問で腕試しをすると、どのくらいの勉強が必要であるかなどの疑問に目途が立ってくるでしょう。対策サイトがネット上にもありますので、見ておくことをおすすめします。自分に合いそうな参考書を1冊用意して、参考書と過去問題集で効率よく学習を進めましょう。科目合格の制度が無いため、長期的な学習計画が必須です。



技術士資格の難易度偏差値

偏差値70
難関

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 技術士第二次試験 合格
平成○年○月○日 技術士 登録
所轄・主催:
文部科学省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2019年資格日程

願書受付
2019年4月8日~2019年4月24日
試験日
2019年7月14日~2019年7月15日
合格発表
2019年10月29日
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

技術士資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ お薦め度 お薦め取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 お薦め度の画像 お薦め取得方法の画像
国家資格 キャリアアップ(秀) 名称独占資格 ★★★★★ 独学 講習 通学

技術士試験概要

受験資格 技術士補となる資格(技術士第一次試験の合格者あるいはそれと同等と認められる者)を有し、次のいずれかに該当する者
・技術士補に登録し、技術士補として通算4年を超える期間技術士を補助したことのある者
・技術士補となる資格を有した日から、科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、評価またはこれらに関する指導の業務を行う者の監督のもとに当該業務に従事した期間が通算4年を超える者
・科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価またはこれらに関する指導の業務に従事した期間が通算7年を超える者
※ 上記それぞれについて、大学院の期間を有する者は、2年を限度として、その期間を短縮することができる
※上記それぞれについて、総合技術監理部門を受験する場合は、さらに3年が必要
試験内容 21の技術部門の中から、あらかじめ選択する1技術部門に対応する「必須科目」と、各技術部門に設定された「選択科目」の中から、あらかじめ選択する「選択科目」についての試験が行われる。

技術部門

・機械部門
・船舶・海洋部門
・航空・宇宙部門
・電気電子部門
・化学部門
・繊維部門
・金属部門
・資源工学部門
・建設部門
・上下水道部門
・衛生工学部門
・農業部門
・森林部門
・水産部門
・経営工学部門
・情報工学部門
・応用理学部門
・生物工学部門
・環境部門
・原子力・放射線部門
・総合技術管理部門

筆記試験

総合技術管理部門以外

・必須科目I:(択一式)当該技術部門全般にわたる専門知識
・選択科目II:(記述式)当該選択科目に関する専門知識および応用能力
・選択科目III:(記述式)当該選択科目に関する課題解決能力
総合技術管理部門以外

・必須科目I:(択一式)総合技術監理部門に関する課題解決能力および応用能力
・必須科目II:(記述式)総合技術監理部門に関する専門知識および応用能力

口頭試験

技術士としての適格性を判定することに主眼をおき、筆記試験における答案(総合技術監理部門を除く技術部門については、課題解決能力を問うもの)および業務経歴を踏まえ実施
合格率 14.60%
願書受付期間 4月上旬~下旬
試験日程
筆記試験:
7月中旬
口頭試験:
11月下旬~1月下旬
受験地
筆記試験:

全国主要都市

口頭試験:
東京
受験料 14000円
合格発表日 3月上旬
受験申込・問合せ 公益社団法人 日本技術士会 技術士試験センター
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-10-7 新大宗ビル9F
TEL 03-3461-8827
ホームページ トップページ|公益社団法人 日本技術士会
https://www.engineer.or.jp/

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