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技術士補

技術士補は、その名のとおり技術士の補助を担当できる資格です。技術士第一次試験に合格することで技術士補の資格があたえられます。技術者として最高の国家資格とされる技術士の受験には、7年の業務経歴が必要ですが、技術士補の資格を取得すれば4年に短縮されます。技術士への登竜門として最適な資格です。

資格詳細
技術士法は、科学技術に関する技術的専門知識と高等の応用能力を備える技術者に対して技術士の資格を与えことを定めています。技術士補の資格は、国家試験である技術士第一次試験に合格し、登録した人に与えられます。技術士補は、技術士となるのに必要な技能を修習するため、技術士の業務を補助します。技術士補は、技術士への登竜門的性格を持ち、一定の実務経験を経て、技術士第二次試験に合格すると技術士になれます。技術士及び技術士補は登録分野ごとに資格を付与され、登録分野は、機械、建設、農林水産や環境といった科学技術全般をカバーしています。

活躍場所
技術士補の登録者の大半は一般企業や官公庁で勤務しています。登録分野は建設部門が約半数と集中しており、多くの技術士補は、建設会社や建設コンサルタント会社、地方公共団体の建設部門に所属し、公共事業の調査・設計や民間の都市開発事業のコンサルタント業務に従事しています。勤務先で実務経験を積んだ後、技術士第二次試験に合格して技術士になるのが技術士補の一般的なキャリアです。技術士になれば、社内外で技術者として高い評価を得られことはもとより、公共事業の管理技術者になるなど、より活躍の場が広がります。

収入と将来性
技術士補は上位資格の技術士へのステップとしての位置づけなので、収入や仕事の醍醐味を期待できるのは技術士になってからです。技術士補として、しっかりと実務経験を積み、第二次試験に合格して技術士になれば、収入やキャリアの可能性が広がります。技術士の数が公共事業を入札する際に、企業の評価項目のひとつになっていることからも、技術士の有資格者を企業は優遇する傾向があります。社内での昇進・昇格も見込まれ、また転職でのキャリアアップも期待できます。どの登録分野も今後も必要とされる専門技術なので、将来のニーズは高いと言えるでしょう。

向いている人
専門分野の技術知識が求められます。受験資格に問われていませんが、理系大学で専門分野の基本的な知識を習得しておいたほうが有利です。また、素養として、複合的な問題を分析し、解決策を導く力が必要とされるので、論理的思考が得意な人に適性があります。近年は、技術の高度化に伴い、技術者に求められる資質能力はますます高度化、多様化しています。常に向上心を持ち、新たな技術を学んでいく姿勢も必要とされます。実際の仕事では、顧客や発注主の要望を聞いて技術的な提案することが求められるので、コミュニケーション力も重要です。

取得方法
技術士補の試験(技術士第一次試験)の出題形式は、マークシート方式です。難易度はそれほど高くないので、事前にしっかりと試験対策をしておけば合格は難しい試験ではありません。試験問題は基礎的な同じ傾向の問題が繰り返し出題される可能性が高いので、過去問を試し解いて、自分の実力がどのくらいなのかを把握することから勉強を始めたらいいでしょう。過去問は、日本技術士会のホームページに掲載されており、また市販の過去問集も出版されています。過去問を繰り返し解きながら、苦手分野はテキストなどで確認しながら勉強に取り組むといいでしょう。



技術士補資格の難易度偏差値

偏差値60
普通

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 技術士第一次試験 合格
平成○年○月○日 技術士補 登録
所轄・主催:
文部科学省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2018年資格日程

願書受付
2018年6月21日~2018年7月2日
試験日
2018年10月7日
合格発表
2018年12月
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

技術士補資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ お薦め度 お薦め取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 お薦め度の画像 お薦め取得方法の画像
国家資格 キャリアアップ(優) 名称独占資格 ★★★★★ 独学 講習 通学

技術士補試験概要

受験資格 不問
試験内容 技術士補の資格認定試験は「技術士第一次試験」として行われる。試験はすべて筆記(マークシート五肢択一式)。

基礎科目

科学技術全般にわたる基礎知識を問う問題
・設計、計画に関するもの(設計理論、システム設計、品質管理など)
・情報、論理に関するもの(アルゴリズム、情報ネットワークなど)
・解析に関するもの(力学、電磁気学など)
・材料、化学、バイオに関するもの(材料特性、バイオテクノロジーなど)
・環境、エネルギー、技術に関するもの(環境、エネルギー、技術史など)
適性科目

技術士法第4章の規定の遵守に関する適性を問う問題
専門科目

当該技術部門に係る基礎知識および専門知識を問う問題
以下の技術部門から1つ選択
・機械(材料力学、機械力学・制御、熱工学、流体工学)
・船舶・海洋(材料・構造力学、浮体の力学、計測・制御、機械・システム)
・航空・宇宙(機体システム、航行援助施設、宇宙環境利用)
・電気電子(発送配変電、電気応用、電子応用、情報通信、電気設備)
・化学(セラミックス・無機化学製品、有機化学製品、燃料・潤滑油、高分子製品、化学装置・設備)
・繊維(繊維製品の製造・評価)
・金属(鉄鋼生産システム、非鉄生産システム、金属材料、表面技術、金属加工)
・資源工学(資源の開発・生産、資源循環・環境)
・建設(土質・基礎、鋼構造・コンクリート、都市・地方計画、河川・砂防・海岸・海洋、港湾・空港、電力土木、道路、鉄道、トンネル、施工計画・施工設備・積算、建設環境
・上下水道(上水道・工業用水道、下水道、水道環境)
・衛生工学(大気管理、水質管理、環境衛生工学(廃棄物管理を含む)、建築衛生工学(空気調和施設・建築環境施設を含む))
・農業(畜産、農芸化学、農業土木、農業・蚕糸、農村地域計画、農村環境、植物保護)
・森林(林業、森林土木、林産、森林環境)
・水産(漁業・増養殖、水産加工、水産土木、水産水域環境)
・経営工学(経営管理、数理・情報)
・情報工学(コンピュータ科学、コンピュータ工学、ソフトウェア工学、情報システム・データ工学、情報ネットワーク)
・応用理学(物理・化学、地球物理・地球化学、地質)
・生物工学(細胞遺伝子工学、生物化学工学、生物環境工学)
・環境(大気・水・土壌等の環境の保全、地球環境の保全、廃棄物等の物質循環の管理、環境の状況の測定分析・監視、自然生態系・風景の保全、自然環境の再生・修復・自然とのふれあい推進)
・原子力・放射線(原子力、放射線、エネルギー)
合格率 49.00%
願書受付期間 6月下旬~7月上旬
試験日程 10月中旬
受験地 北海道・宮城・東京・神奈川・新潟・石川・愛知・大阪・広島・香川・福岡・沖縄
受験料 11000円
合格発表日 12月中旬
受験申込・問合せ 公益社団法人 日本技術士会 技術士試験センター
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-10-7 新大宗ビル9F
TEL 03-3461-8827
ホームページ トップページ|公益社団法人 日本技術士会
https://www.engineer.or.jp/

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