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食品冷凍技士/冷凍空調技士

冷凍空調設備の設計や施工、工事管理などの業務をおこなう「冷凍空調技士」と、低温に関する食品の研究や開発、製造などの業務をおこなう「食品冷凍技士」。いずれも日本冷凍空調学会が実施する認定試験に合格することで取得できる民間資格です。実務経験が重視される資格であり、冷凍空調技士は「第一種」と「第二種」に分かれていますが、下級の第二種でも資格認定には実務経験が必要です。

資格詳細
冷凍空調設備の設計、製作、施工に従事する冷凍空調技士、低温による食品の加工、品質保全の業務に従事する食品冷凍技士は、どちらも日本冷凍空調学会が優秀な技術者を認定する資格制度です。冷凍空調技士は第一種と第二種があり、受験資格がそれぞれ異なりますので、しっかり確認しておきましょう。第一種はとくに業界での需要が高い資格であり、活躍できる業務の選択肢は広いです。冷凍空調業界においてキャリアアップしたいのであれば、最終的に第一種合格を目指すとよいでしょう。食品冷凍技士は、冷凍食品に関する開発や流通の仕事で役立ちます。受験資格は学歴により実務経験の有無が異なりますが、冷凍空調技士と同様に、基本的には実務経験を身につけている人を対象としている資格です。食品冷凍法全般の知識はもちろん、食品学、食品化学の知識が問われます。

活躍場所
食品冷凍技術士は、主に冷凍技術を必要とする食品メーカーに就職します。また、冷凍空調技士は、冷凍・空調機器メーカーや空調・冷凍設備工事・メンテナンス会社が就職先となります。大型オフィスビルや商業施設で空調システムを施工する場合に、中心的なポジションとして活躍できるでしょう。

収入と将来性
食品冷凍技士としての年収のデータはありませんが、本資格に加えて、ほかの資格も取得していると、大手の冷凍食品メーカーでは比較的高い収入が見込まれます。冷凍空調技士は、冷凍空調業界で非常に重宝される資格です。この資格がなければ出来ない工事もあるため、平均年収は高めの傾向にあります。一種と二種の資格がありますが、上級資格取得者や理系大学卒業者の場合は、とくに年収が高いようです。冷凍冷蔵の設備や機器の製造に冷凍空調技士は欠かせない人材です。また食品冷凍技術者も冷凍食品メーカーで必要とされています。冷凍や空調設備へのニーズは今後も増加傾向にあることが予想されるため、将来的にも高い需要が期待できる業種といえるでしょう。

向いている人
食品冷凍技士は、低温に関わる食品の研究や開発、加工や製造関係の仕事をしている方におすすめです。冷凍空調技士は、冷凍空調分野で高く評価されている資格ですので、冷凍空調の機械工学に興味があり、この業界で活躍したい方は取得しておくとよいでしょう。

取得方法
食品冷凍技士資格は、受験資格がクリアできていれば、独学でも十分に合格を狙える資格とされています。勉強方法としては、公式テキストと過去問題集を理解しておくことが大切です。また独学が不安な方には、日本冷凍空調学会の主催によるオンデマンドで行われる受験準備講習会を受講することをおすすめします。冷凍空調技士は、食品冷凍技士よりも難易度が高めです。記述式では、計算過程や専門用語の定義などの記述があり、理論的に理解しておくことが必要です。独学で挑戦する場合は、食品冷凍技士と同様に、公式テキストで基礎知識を身に付けた後に、過去問を解くことです。受験準備講習を受講することでさらに合格に近づけるでしょう。どちらの資格も実務経験が重視されますので、経験のない方は、まず実務経験を積むことが必要です。



食品冷凍技士/冷凍空調技士資格の難易度偏差値

第一種冷凍 第二種冷凍 食品冷凍
偏差値43 偏差値40 偏差値43
簡単
超簡単
簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 第○種食品冷凍技士試験 合格
平成○年○月○日 第○種食品冷凍技士 登録
所轄・主催:
公益社団法人日本冷凍空調学会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
2020年12月1日~
試験日
2021年2月21日
合格発表
2021年4月20日
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

食品冷凍技士/冷凍空調技士資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 専門的資格(優) 特になし 関脇クラス 独学 通学 公式テキスト

食品冷凍技士/冷凍空調技士試験概要

受験資格
第一種冷凍空調技士

・実務経験2年以上で大学、短期大学または高等専門学校において工学または理学を修めて卒業した者、またはこれと同等以上の学力を有する者
・実務経験3年以上の第二種冷凍空調技士
・工業高校卒業後、実務経験3年以上
・実務経験4年以上
・日本冷凍空調学会通信教育を優秀な成績で修了して実務経験2年以上

第二種冷凍空調技士

・不問
※合格者が認証されるには2年以上の実務経験が必要

食品冷凍技士

・実務経験1年以上で大学、短期大学または高等専門学校において食品に関する課程を修めて卒業した者、またはこれと同等以上の学力を有する者
・実務経験3年以上
試験内容
冷凍空調技士

・学識
・技術

食品冷凍技士

・理論
・技術
合格率 60%
願書受付期間 12月~1月
試験日程 2月中旬~下旬
受験地 東京・名古屋・大阪・福岡
受験料
冷凍空調技士:
10000円
食品冷凍技士:
10000円
合格発表日 試験後、受験者に通知
受験申込・問合せ 公益社団法人 日本冷凍空調学会
〒103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町13-7 日本橋大富ビル5F
TEL:03-5623-3223 FAX:03-5623-3229
ホームページ 日本冷凍空調学会
http://www.jsrae.or.jp/

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