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給水装置工事主任技術者

平成8年に水道法が改正された結果、国家資格となった給水装置工事主任技術者は、自治体が管理する水道管から一般家庭の水道に接続する給水装置の工事に欠かせない存在です。指定給水装置工事事業者には、事業所ごとに1人以上の主任技術者を配置することが義務づけられています。おもな任務は、技術上の管理や指導のほか、給水装置の材質や構造の確認などです。

資格詳細
水道水を供給する給水設備は、最も重要なインフラです。給水装置工事主任技術者は、その給水装置工事において技術的な管理・指導などを担う役割があります。技術上の管理や従事者への技術指導や監督だけでなく、給水装置の構造・材質の適合についての確認などの仕事も行います。また、給水装置工事主任技術者とは給水装置工事事業者が水道事業者から指定給水装置工事事業者に指定されるために必須の国家資格者であるため、どの企業にとっても必要な人材です。国家資格を取得することで、全国の各都市で資格を活かして仕事に就けること、管工事の実務を1年以上経験した有資格者は管工事の専任技術者及び主任技術者として認められ、技術職員として評価されることなどがメリットといえるでしょう。給水装置工事が適切に行われていることで、私たちは常に水道を利用することができるので、とても重要な工事の主任技術者といえます。

活躍場所
水道事業者や水道工事会社をはじめ、工事管理会社、ビル管理会社、建設会社などが就職先なります。活躍できる場を用意している水道事業者や管理会社は多数ありますので、求人数も豊富です。転職の際にもこの資格を持っていれば、選択できる会社が増えるでしょう。

収入と将来性
経験がものを言う仕事であるため、実務経験が年収の高さにつながりやすいでしょう。そのため、収入にはかなりバラつきがあります。実務経験が長かったり、ほかの職務を兼任する場合は、高い収入を見込めます。資格手当ての支給については職場により異なります。在職中に資格を取得すると、別途資格取得祝いが支給されることもあります。給水装置工事主任技術者は、指定給水装置工事事業者の認定を受けるために職場に不可欠な存在なので、安定した需要が期待できます。そのため、多くの企業が求人を出していますが、条件のいい企業の求人は、すぐに決まってしまうので常に情報はチェックしておくと良いでしょう。

向いている人
給水装置工事では、適切に給水するために、工事の確実性と安全性が重要です。工事ミスが起きてしまうと重大な事故につながる懸念があります。そのため、給水装置工事主任技術者は、責任感と管理能力に優れている人に向いているといえます。なお、給水装置工事主任技術者を受験するには、3年以上の給水装置工事の実務経験が必要です。メーターの交換や取り付け作業なども実務経験に含みますが、メーターの検針だけの業務を含めることはできません。なお、アルバイトや見習い期間も実務経験期間に含んでも良いとされていますので、実務経験がある方は資格取得を目指してみるとよいでしょう。

取得方法
勉強法としては、独学か、通信教材で勉強する方法があります。独学で取得を目指す方は範囲が広いので、計画を立てて効率よく勉強することが大切です。仕事をしながら勉強して受験される方が大半ですが、まとまった時間が取れない場合は、効率の良い勉強方法としてDVD講座を利用するのも良いかもしれません。いずれにしても、範囲が広いので、計画的に勉強しましょう。対策としては、過去問題を多くこなしていくことが大切です。平成26年度から平成30年度の過去の試験問題が「給水工事技術振興財団」のHPからダウンロードできます。過去問を徹底的に解き、問題文を暗記するくらい覚えるとよいでしょう。また、水道に関係する法律の改正などの理由により、平成24年の試験から試験内容が変わりましたので、平成24年度以前の問題集や参考書は使わないように注意してください。



給水装置工事主任技術者資格の難易度偏差値

偏差値57
普通
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 給水装置工事主任技術者試験 合格
所轄・主催:
厚生労働省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
2019年5月20日~2019年6月28日
試験日
2019年10月27日
合格発表
2019年11月29日
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

給水装置工事主任技術者資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
国家資格 専門的資格(良) 必置資格 横綱クラス 独学 通学

給水装置工事主任技術者試験概要

受験資格 給水装置工事に関して3年以上の実務の経験を有する者
試験内容 ・公衆衛生概論
・水道行政
・給水装置の概要
・給水装置の構造および性能
・給水装置工事法
・給水装置施工管理法
・給水装置計画論
・給水装置工事事務論
合格率 34.20%
願書受付期間 5月下旬~6月
試験日程 10月下旬
受験地 北海道・宮城・千葉・東京・愛知・大阪・広島・福岡・沖縄
受験料 16800円
合格発表日 12月上旬
受験申込・問合せ 公益財団法人 給水工事技術振興財団 国家試験部国家試験課
〒163-0712 東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル12F
電話:03(6911)2711
ホームページ 給水装置工事主任技術者試験 | 公益財団法人給水工事技術振興財団
http://www.kyuukou.or.jp/shiken/index.html

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