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生きがい情報士

高齢化が進む日本社会において、中高年の「幸福」は重要なテーマとなっています。生きがい情報士は、中高年齢者の精神的・身体的な健康の維持・増進と、セカンドライフの生きがい創造を支援するために、コンピュータなどを駆使して必要な情報の提供、関連機関等への紹介、ライフプラン作成などをおこないます。資格は、健康・生きがい開発財団が規定するカリキュラムを修了し、試験に合格することで取得できます。

資格詳細
高齢化が急速に進んでいる日本では、介護が必要な方への支援は進んでいますが、介護がまだ必要ではない多くの元気な高齢者や退職後の中年者への支援について課題となっています。平成10年度から始まった民間資格の生きがい情報士は、「健康生きがいづくりアドバイザー」に続いて、中高年者の生きがい作りを支援する専門職です。生きがい情報士には、相談者のニーズに対応して生きがいづくりを支援するためのコーディネート能力が求められます。具体的には、コンピュータなどを利用したICT(情報通信技術)を駆使し、相談者の特性や状況に応じて必要な情報を紹介したり、個人的な悩みなどの相談を受けたり、など自立と自己実現を支援します。本資格は、健康・生きがい開発財団が指定する養成校で規定のカリキュラムを修了し、認定試験に合格すると取得することが可能です。カリキュラムには、必要な法律などの講義のほかに、演習やボランティア実習などもあります。超高齢化社会を迎え、中高年者の健康・生きがいづくりに注力し、社会参加へと導く生きがい情報士に期待が寄せられています。

活躍場所
生きがい情報士として勤務できる場は見られませんが、資格取得を通して得た知識は、福祉や介護の場で活かせます。特別養護老人ホームなどの介護施設では、利用者が日常生活を楽しく送れるように提案したり、ケアプランを作ったりなどで役立てるでしょう。その他にも、生きがい情報士の知識を生かせる場として、健康福祉センター、医療機関、中高年者を対象としたスポーツセンターなども挙げられます。本資格に加えて、社会福祉士などの資格も取得していると活躍できる場が広がるでしょう。

収入と将来性
生きがい情報士としての求人はないため、収入を左右する資格ではありませんが、現在従事している福祉や介護の仕事の収入に資格手当が加算されることもあります。人生100年時代を迎え、だれもがいつまでも健康であることを願っています。生きがいは中高年者の心身の健康に影響するものです。生きがい情報士に相談することで、相談者が把握している情報よりもはるかに多くの選択肢の中から相談者に最適な生きがいが見つかるかもしれません。また、そうした関わりが健康寿命をより伸ばすきっかけにもなるでしょう。リタイアした後の長い年月を健康的に過ごすには、生きがいが大事です。生きがい情報士は、中高年のライフスタイルを支援する役割を担う貴重な存在として、これから需要が高まることが期待されます。

向いている人
高齢者の福祉や介護などに関連した仕事に就きたい人や、現在福祉や介護分野などの仕事に従事している人におすすめの資格です。相談者の中高年齢者が望んでいるライフスタイルを把握する必要があるため、相談者の話を親身になって聞くことができる人に向いています。また、相談者となる高齢者は人生の先輩が多いため、人格を尊重した丁寧な対応も求められるでしょう。

取得方法
生きがい情報士の資格は、財団が指定する大学・短大、専門学校などの養成校で所定のカリキュラムを受講し、試験に合格すると資格を取得できます。真面目に受講していれば、決して難しい試験ではありません。



生きがい情報士資格の難易度偏差値

偏差値35
超簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 生きがい情報士 登録
所轄・主催:
財団法人健康・生きがい開発財団
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

生きがい情報士資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 特になし 特になし 前頭クラス 通学

生きがい情報士試験概要

受験資格 不問
試験内容 健康・生きがい開発財団が指定する養成校にて規定のカリキュラムを修了し、試験に合格することで取得できる。

カリキュラム内容

・総論:講義(12時間)
 ・健康・生きがいづくり総論
・核カリキュラム:講義(64時間)
 ・健康管理
 ・余暇・趣味・生涯学習
 ・社会参加
 ・就労・起業
 ・ライフプランと経済金融
 ・福祉・生活支援
 ・熟年期支援に必要な法律知識
・技術:演習(68時間)
 ・ライフプラン技術
 ・仲間作り援助技術
 ・情報検索技術(ネットワーク技術Ⅰ)
 ・広報技術(ネットワーク技術Ⅱ)
・見学・実習:実習(32時間)
 ・ボランティア実習
 ・就労斡旋施設見学
 ・健康増進施設見学
 ・余暇関連施設見学
 ・福祉施設見学
合格率 90%
願書受付期間 養成校による
試験日程 養成校による
受験地 養成校による
受験料 5000円
合格発表日 養成校による
受験申込・問合せ 財団法人 健康・生きがい開発財団
〒112-0002 東京都文京区小石川5丁目2-2 わかさビル4F
TEL:03-3818-1451 FAX:03-3818-3725
ホームページ 生きがいWEB ~生きがい情報士公式情報サービス~
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