検索技術者検定
現在の高度情報化社会では、データーベースの増大とともに、必要な情報をすみやかに検索して取り出すことができる「サーチャー」の技量が重要になっています。検索技術者検定は、このサーチャー技能を試すほか、情報に関わるコンサルティングや企画の能力も判定されます。
資格詳細
インターネットによって世界中のコンピュータがつながっている現在の情報化社会では、必要な情報をできるだけ素早く取り出せることが、ひとつの優秀な能力として評価されます。いわゆる「検索」がいかに重要かは、Googleのような検索サイトがなければネットを満足に活用できない点からも明らかでしょう。その検索の専門家は「サーチャー」と呼ばれ、情報収集のスペシャリストとして活躍しています。そしてサーチャーの能力を認定するために、社団法人の情報科学技術協会が実施しているのが、情報検索応用能力試験です。
活躍場所
サーチャーたちが実際に活躍しているのは、最新の情報をいち早く収集する必要がある業界です。たとえば、金融会社や証券会社、商社、医療機関などが、検索の専門家を必要としています。現在は、一般の企業や各種の機関においても、研究および企画・開発の部門などで、データベースが活用されるようになってきたため、そこから素早くデータを取り出せる人材が求められています。膨大なデータベースをかかえていることから、蔵書の豊富な大学の図書館のような施設も活躍の場となります。一方で、情報を提供する側であるシンクタンクなどにおいても、分析材料を収集するためにサーチャーの能力が発揮されています。
収入と将来性
世の中から情報が減ることはありません。インターネットの登場以降はいよいよ全地球規模で情報が集積され、データベースは膨張の一途をたどっています。そして情報が増えれば増えるほど、必要な情報にアクセスすることが困難になる、という矛盾もふくらむ一方です。そんななかで、サーチャーの存在価値は高まり続けており、非常に将来性が高い能力だと言ってよいでしょう。実際のところ、情報検索応用能力試験に合格していなくても、検索の仕事をすることは可能ですし、無資格でも優秀なサーチャーは多く活躍していますが、検索能力が必要な業界への就職や転職に、大きな強みとなるはずです。
向いている人
パソコンやインターネットが好きで、よく利用するという人に向いています。そうした人は、自然と高度な検索能力を身につけていますし、好奇心がおうせいで調査欲や知的関心の高い人ならさらに向いています。また、検索の要請に対して的確にこたえるためには、IT以外の幅広い知識や経験を活かす必要があります。新聞記事から医学情報、学術情報などなど、データベースの内容はさまざまですので、広範な知識がないと適切な検索結果を得ることはできません。
取得方法
情報検索応用能力試験には1級と2級が用意されています。2級は受験資格が不問で、筆記試験のみです。1級は2級取得者に限られ、指導的立場のサーチャーとしての能力を見るために面接試験があります。試験対策としては、養成講座やセミナーの受講がポピュラーですが、すでに企業などで検索業務を担当している経験者が多い模様です。特に1級はかなりの難関であり、独学では難しいので、無理せずセミナーなどを利用するのがおすすめです。
検索技術者検定資格の難易度偏差値
1級 | 2級 | 3級 |
---|---|---|
普通 |
簡単 |
超簡単 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 情報検索応用能力試験○級 合格
所轄・主催:
一般社団法人情報科学技術協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2020年資格日程
検索技術者検定に名称変更。記載内容は2級のもの、3級はCBT方式で期間内に複数回受験可。
願書受付
不明
試験日
2020年11月29日
合格発表
不明
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
検索技術者検定資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
民間資格 | 特になし | 特になし | 前頭クラス | 通学 |
検索技術者検定試験概要
受験資格 | 2級・3級: 不問1級: 2級合格者のみ |
試験内容 | 3級: CBT方式2級: 筆記1級: 論文と面接(二次試験) |
合格率 | 46%(2級) |
願書受付期間 | 9~10月 |
試験日程 | 一次試験: 11月1級二次試験: 2月 |
受験地 | 東京・名古屋・京都・大阪・福岡・つくば・上田(長野県)の大学など |
受験料 | 2級・3級: 6600円1級: 11000円 |
合格発表日 | 2級: 1月末日までに受験者全員に対して合否を直接文書で通知1級: 2月末日までに二次試験受験者全員に対して合否を直接文書で通知 |
受験申込・問合せ | 一般社団法人 情報科学技術協会 〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14 日本図書館協会会館6F Tel:03-6222-8506 |
ホームページ | 情報検索能力試験 | 情報科学技術協会 INFOSTA http://www.infosta.or.jp/examination/ |