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太陽光発電アドバイザー

環境保護やエネルギー自給率アップのために注目を集めている再生可能エネルギー。その中でも太陽光発電は一般家庭で導入できる発電システムとして高い関心を呼び、急速に普及しています。太陽光発電アドバイザーは、その太陽光発電システムの導入に関連して生じうるさまざまな問題について、消費者に的確なアドバイスができる人材を養成するために2012年に始まった新しい民間資格。今後も需要が高まり続ける将来性の高い資格です。

資格詳細
環境問題への対応やエネルギー自給率向上のため、再生可能エネルギーへの注目が高まるなかで、太陽光発電への期待が年々大きくなっています。しかし、太陽光発電についての知識不足によるトラブルが増加しており、さまざまな相談が各消費者団体に寄せられています。このような状況に対応するために、日本住宅性能協会が2012年10月に開始した民間資格が、太陽光発電アドバイザーです。本資格により、太陽光発電システムの導入における諸問題に関して、消費者の相談に対応できる専門的知識を有することが認定されます。太陽光発電アドバイザーの仕事は、主に一般住宅用の太陽光発電システムの導入において助言を行うとともに、導入後にトラブルが生じた際にも解決できるように支援することです。試験はCBTによる四肢択一方式で、全国200カ所にあるCBT試験会場で行われます。

活躍場所
再生可能エネルギーの研究機関などでの活躍が期待されます。また、受験者の職業を見ると、施工業者、不動産や建築関係、販売業者、金融関係など、さまざまな業種の方が受けているので、太陽光発電アドバイザーとしての仕事以外に、本資格が活かせる場が多いのではないでしょうか。なお、太陽光発電アドバイザーの有資格者は、所定の要件を満たせば、ADR調停人として活躍することもできます。ADR 調停人とは、裁判手続によらずに、話し合いでトラブルを円満に解決できるよう支援する調停人のことです。

収入と将来性
太陽光発電アドバイザーを募集している求人情報は多くはありませんが、太陽光発電がメインの企業の求人情報を見ると、年収は日本の平均年収より下回り、高収入は期待できないようです。太陽光発電アドバイザーとしての業務は、太陽光発電に関する相談受付が多いですが、この業務において、ADR 調停人として、両者間の解決のために指導するのであれば、業務メニューとして報酬を得ることができます。太陽光発電は、東日本大震災を契機に注目を集めました。今後はより多くの業者が業界に参入することが予想されます。導入見込量は、住宅用と非住宅用を合わせると、2030年には最大で9,700万kW、さらに2050年には2億kWを超えると予想されています。再生可能エネルギーは環境保護の観点から注目が高まっており、今後も導入が進むと予想されているため、アドバイザーの資格への需要も高まるでしょう。

向いている人
受験者の年齢層は、30代~40代が大半で、太陽光発電に関連する建築関係の営業の方が多く、その他に金融関係に勤めている方、公務員の方も見られます。学生の受験者は少ないようですが、どなたでも受けられますので、学生のうちに本資格を取得しておくと就活でアピールできるでしょう。

取得方法
基本的には、公式テキストと問題集を使って独学するのが一般的です。実務経験のある方ならば、独学でも難易度はそれほど高くないとされていますが、太陽光発電の歴史や背景から関係法令までが幅広く出題されるため、まずはテキストをしっかり読みこむことが重要です。テキストを読んでみて難しいと感じる場合は、図解が多く、基礎を学ぶのに適した「太陽光発電の家づくり入門」というテキストを使ってみるとよいでしょう。関連書籍については、公式サイトで紹介しています。また、サイトでは合格者のインタビュー記事も掲載されていますので、参考に目を通しておきましょう。



太陽光発電アドバイザー資格の難易度偏差値

偏差値42
簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 太陽光発電アドバイザー試験 合格
平成○年○月○日 太陽光発電アドバイザー 認定
所轄・主催:
日本住宅性能検査協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

太陽光発電アドバイザー資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 特になし 特になし 大関クラス 特になし

太陽光発電アドバイザー試験概要

受験資格 不問
試験内容
筆記試験
(マークシート:4肢択一方式 50問)
・太陽光発電の社会環境に関すること
・太陽光発電システムの概要、原理・技術に関すること
・太陽光発電システムの導入に関する法令に関すること
・太陽光発電システム導入の支援施策、資金調達に関すること
・太陽光発電システムの設置基準に関すること
・太陽光発電システム導入に関しての屋根、建築構造、設備に関すること
・現場調査・安全管理に関すること
・その他太陽光発電システムの導入における実務に関すること
合格率 58.80%
願書受付期間 5月上旬~6月中旬・7月中旬~9月中旬・10月上旬~12月中旬・1月上旬~3月中旬
試験日程 6月上旬~中旬・9月上旬~中旬・12月上旬~中旬・3月上旬~中旬
受験地 札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・岡山・福岡
受験料 8800円
登録手数料:
13000円
合格発表日 7月上旬・10月上旬・1月上旬・4月上旬
受験申込・問合せ NPO法人 日本住宅性能検査協会
〒103-0012 東京都中央区日本橋堀留町1丁目11番5号 日本橋吉泉ビル2F
TEL:03-5847-8235(平日9:00~18:00)
ホームページ 太陽光発電アドバイザー - 日本住宅性能検査協会
http://pv.nichijuken.org/

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