合気道

護身術に最適な現代武道として海外にも広まっている合気道。武器も腕力も要さずに身を護れることから、特に女性に人気がある武道です。合気道の技能は、公益財団法人の合気会が認定しており、基本的に毎月または隔月に、5級から4段までの審査を受けることができます(頻度は実施道場により異なります)。それぞれの級位・段位には、受験資格として稽古日数が決まっていますが、5級なら入会から30日以上で挑戦可能です。

資格詳細
体術を中心とする合気道は、固め技や投げ技で制する総合武道です。打撃技がないため、相手を傷つけることがありません。合気道という言葉は、天地の「気」に合わせる道という意味から生まれました。自分自身の争う心に勝つことが合気道の目的であるため、基本的には他の武道と異なり、試合というものがありません。試合や競技は開催されませんが、級や段は審査会で技を演舞することで認定されます。公益財団法人合気会では、5つの級位(5級から1級)と、4つの段位(初段から4段)を設けています。審査により昇段できるのは4段までです。その上に5段から9段までの段位がありますが、5段以上に昇段するためには、6段以上の有段者からの推薦が必要です。審査は年に数回行われており、審査を目指して、それぞれの段級で決められた日数の稽古を重ねていきます。昇級・昇段していくと、演舞する技も多くなっていきますが、受験資格も厳しくなります。指導者の資格が取得できる4段までを目指す場合、初段からでも最低6年はかかるそうです。

活躍場所
プロの合気道選手は、主に合気道の道場や教室で指導を行います。また、昇級・昇段の審査員になるという選択肢もあります。ただし、審査員検定を設けている道場で試験に合格しなければなりません。

収入と将来性
合気道の師範や指導員の収入は、一般的には低いようです。そのため、合気道一本でやっている人は少なく、本業の傍ら合気道の指導者として収入を得ているケースが多く見られます。求人サイトを見ても、アルバイト・.パートの募集がほとんどです。武道の世界は、合気道に限らず、実力がずば抜けていれば稼げる仕事かもしれませんが、多くの場合、あまり高収入は期待できないでしょう。近年、各国の合気道組織・団体がセミナーや交流活動、指導者派遣など、海外普及活動を積極的に行なっています。日本の合気道が海外に広まりつつあるため、今後より人気のある武道になるかもしれません。

向いている人
合気道の指導者の場合は、主に道場や教室で指導することが多いため、生徒とコミュニケーションを上手くとれる人、生徒たちに稽古に励んでもらえるような雰囲気作りにも配慮できる人が求められるでしょう。

取得方法
合気道に試合はありませんが、審査を受けて合格すると、昇級または昇段ができます。流れとしては、あらかじめ決められた日数の稽古をこなして、道場の師範から受験許可を得た上で、審査を受けるという具合です。審査会は各地区団体が実施しており、厳粛な雰囲気で行われますが、厳かな空気のなかでもいつも通りの調子でできるように練習しておきましょう。そのためには日頃の稽古で心も鍛錬していくことが大事です。審査のポイントは、技がきれいであることよりも、むしろ姿勢や、武道でよくいわれる残心(油断のない身構えと気構え)の方が重視されるといわれています。稽古日数をクリアし、真面目に練習を積めば、初段までは比較的早く昇級・昇段できるようです。



合気道資格の難易度偏差値

四段 参段 弐段 初段
偏差値0 偏差値0 偏差値0 偏差値0
判定不能
判定不能
判定不能
判定不能
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 合気道○段 取得
所轄・主催:
公益財団法人合気会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

合気道資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 特になし 特になし 関脇クラス 特になし

合気道試験概要

受験資格
五級:
入会後30日以上稽古した者
四級:
五級取得後40日以上稽古した者
参級:
四級取得後50日以上稽古した者
弐級:
参級取得後50日以上稽古した者
壱級:
弐級取得後60日以上稽古した者
初段:
満15才以上で壱級取得後70日以上稽古した者
弐段:
初段允可後1年以上稽古した者(稽古日数200日以上)
参段:
弐段允可後2年以上稽古した者(稽古日数300日以上)
四段:
満22才以上で参段允可後3年以上稽古した者(稽古日数400日以上)
試験内容
五級

・一教
・四方投げ
・入身投げ
・呼吸法

四級

・一教
・二教
・四方投げ
・入身投げ
・呼吸法

参級

・一教
・二教
・三教
・四教
・四方投げ
・入身投げ
・小手返し
・天地投げ
・呼吸法

弐級

・一教
・二教
・三教
・四教
・四方投げ
・入身投げ
・小手返し
・回転投げ
・天地投げ
・自由技
・呼吸法

壱級

・一教
・二教
・三教
・四教
・五教
・四方投げ
・入身投げ
・小手返し
・回転投げ
・天地投げ
・自由技
・呼吸法

初段

・徒手技法

弐段

・初段の審査内容に短刀取・二人掛を加える

参段

・弐段の審査内容に太刀取・杖取・多人数掛を加える
・合気道に関する感想文を提出する

四段

・参段審査内容に基いて自由技・小論文を加える
合格率 非公開
願書受付期間 道場により異なる
試験日程 道場により異なる
受験地 合気道本部道場および全国の合気会傘下の道場
受験料 審査料
五級~壱級:
1080円
初段:
2160円
弐段:
2160円
参段:
2160円
四段:
2160円

審査登録料
五級~壱級:
2160円
初段:
32400円
弐段:
43200円
参段:
54000円
四段:
64800円
合格発表日 審査終了後
受験申込・問合せ 公益財団法人 合気会 合気道本部道場
〒162-0056 東京都新宿区若松町17-18
TEL:03-3203-9236 FAX:03-3204-8145
ホームページ 公益財団法人合気会 | AIKIKAI FOUNDATION
http://www.aikikai.or.jp/

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