オーガニックコーディネーター
オーガニックとは、有機農法および有機農産物のことで、現代の環境問題や健康問題に対する有力な回答として近年、急速に注目が高まっている分野です。オーガニックコーディネーター(中級)は、有機農業に関連する専門的な知識を認定する資格で、上位資格のマスターオーガニックコーディネーター(上級)も用意されています。また、下位資格としてオーガニックベーシック(基礎)とオーガニック・アドバイザー(初級)もあります。
資格詳細
オーガニック(有機)とは、化学肥料や農薬などの使用を極力抑え、自然の力を利用する栽培方法や加工のことです。近年は環境問題への関心が高まり、オーガニック市場も急拡大しています。食品をはじめ、化粧品、アロマ、インテリアなどの分野で有機にこだわった商品が作られています。しかし、オーガニックについて正しい知識を持つ人材が限られているため、オーガニックの考えを学び、日常生活や仕事に活用できる人材の育成を目的に、2008年に「認定オーガニック資格」の試験が開始されました。オーガニックに関する資格はさまざまあり、複数の団体が運営しています。国家資格はなく、すべて民間資格ですが、資格を目指すなら、厚生労働省認可の職業技能振興会が認定するオーガニック資格がおすすめです。オーガニックコーディネーターは、日本オーガニック推進協議会が主催する「認定オーガニック資格」の中級の資格で、その他にオーガニックアドバイザー、マスターオーガニックコーディネーターがあります。資格を取得するには、それぞれの講座を受講後、認定試験に合格する必要があります。コーディネーターの講座では、オーガニック食品の規格や表示方法などを学ぶだけでなく、商品の仕入れ、販売、関連法規や制度など、ビジネスに活かせる知識も学べます。オーガニックについて幅広く学べるため、オーガニック商品を扱う仕事に役立つ資格と言えるでしょう。
活躍場所
オーガニック資格が活かせる仕事は、食品業界ではオーガニック食品の仕入れ・販売、美容業界ではコスメの販売やアドバイザー、ファッション業界では素材の仕入れや営業の仕事でオーガニックの知識を活かして活躍できるでしょう。また、近年ではオーガニック農業に取り組む農家も存在します。
収入と将来性
オーガニック関連の仕事はさまざまありますので、収入については一概に言えません。例えば、オーガニック食品の製造や加工に携わる仕事では、企業の規模や市場シェアによって異なりますが、有名ブランドや大手企業の場合、収入は一般的に高くなる可能性があります。また、オーガニック農家の中には、従来の農業で得た収入より高収入を得ているケースもあるようです。エシカルやサステナブルという言葉が気になる今日、消費者も環境にやさしい衣料品や、より自然で健康的な食品を求める傾向があり、政府も消費者に安全で信頼できる製品を提供するために基準を整備しています。これらの状況から、オーガニック関連の市場は今後確実に成長を続けると言えるでしょう。
向いている人
日頃からオーガニック食品などに関心があり、安全かつ安心して過ごせるように、オーガニックについて基本的なことからじっくり学びたいと考えている方に向いている資格です。また、オーガニック関連の仕事に携わっている方や、オーガニック食品を扱う店舗やスーパーの担当者などにもおすすめです。
取得方法
オーガニックコーディネーターの講座では、公式テキストと学習のポイントをもとに、課題が2週間に一度出題されます。6回の課題提出後に模擬テストがあり、そこで理解度を確認できます。模擬試験に合格すると講座が終了となります。模擬テストは合格点に達するまで受けられるので安心です。本試験はWEB試験となります。試験2週間前になると、傾向と対策の分析データが配布されますので、効率よく進められます。本試験で万が一、不合格になっても、合格するまで補習講座(無料)を受けることができますので、やる気さえあれば、確実に取得できるでしょう。
オーガニックコーディネーター資格の難易度偏差値
マスター(上級) | 中級 |
---|---|
超簡単 |
判定不能 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 オーガニックアドバイザー 認定
所轄・主催:
財団法人職業技能振興会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2024年資格日程
願書受付
不明
試験日
2020年11月29日
合格発表
不明
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
オーガニックコーディネーター資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
民間資格 | 趣味実用 | 特になし | 横綱クラス | 独学 通信 |
オーガニックコーディネーター試験概要
受験資格 | マスターオーガニックコーディネーター(上級): 中級取得者、ほかオーガニックコーディネーター(中級): 不問 |
試験内容 | マスターオーガニックコーディネーター (上級)講座受講(全6講座)および課題提出(全6回)後、認定試験に合格することで取得。 オーガニックコーディネーター (中級)講座受講(全6講座)および課題提出(全6回)後、認定試験に合格することで取得。 出題範囲 安心・安全な暮らしのための基礎知識 ・有害化学物質、残留農薬、環境ホルモン、生物濃縮、添加物の基礎知識 JAS法概論 ・賞味期限と消費期限、原産地表示、表示ウオッチャー、義務表示と任意表示など食品表示の基礎知識 有機JAS概論 ・環境保全とオーガニック、オーガニック(有機)食品の生産の基準;有機農産物・有機畜産物・有機加工食品、有機食品の輸入のしかた 食品以外のオーガニック商品の生産の基準 ・オーガニックコットン、有機清酒、オーガニックワイン、オーガニックコスメ、有機空間:オーガニック原材料・オーガニックな加工・製造の基準、合成界面活性剤、薬事法、表示違反 オーガニックの世界の枠組み ・世界のオーガニックの基準:Codex・IFOAM、WTO 、地球温暖化と環境保全農業 拡大するオーガニック・マーケット ・世界のオーガニック市場と国内のオーガニック食品の伸び、今後の展望 |
合格率 | 非公開 |
願書受付期間 | 5月中旬~7月初旬・9月中旬~11月初旬・1月中旬~3月初旬 |
試験日程 | 7月最終日曜・11月最終日曜・3月最終日曜 |
受験地 | 自宅(Web上で受験) |
受験料 | 受講料 マスターオーガニックコーディネーター: 203800円オーガニックコーディネーター: 123800円受験料 マスターオーガニックコーディネーター: 18000円オーガニックコーディネーター: 15000円 |
合格発表日 | 試験後、約2週間後 | 受験申込・問合せ | 財団法人 職業技能振興会/WEB事業部 講座係 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-16-6 パレ・ジュノ3階 TEL:03-3353-9181 FAX:03-3353-9182 |
ホームページ | オーガニック資格認定オーガニックアカデミー日本オーガニック推進協議会 http://www.j-organic.org/ |