遺品整理士
社会の高齢化と核家族化によってその必要性が高まっているのが「遺品整理」です。亡くなった方の部屋を片づけて清掃し、不要品などを整理する遺品整理は、遺族がおこなうのが普通でしたが、現在ではプロの遺品整理士にまかせることも急速に増えてきました。遺品整理士になるためには、遺品整理士認定協会が実施する講座を修了して課題を提出し、合格することで認定を受けることができます。
資格詳細
高齢化が進む日本で需要が高まっているのが「遺品整理士」という職業です。遺品整理とは、亡くなった方の残した家財の処分などを行うこと。その助けを行う遺品整理士は、「一般社団法人遺品整理士認定協会」が養成講座と資格認定を行っています。遺品整理士は遺族の依頼により、清掃から不要な遺品の処分やリサイクル業者の手配まで行います。この資格に合格すると認定証書が発行され「遺品整理士認定協会」に加盟することができます。一部の高額請求および不法投棄を行う悪徳業者との差別化が図られることで、依頼者である遺族の信頼を得ることができます。遺品整理士を仕事とするなら、「遺品整理士のプロ」として必ず有しておきたい資格です。
活躍場所
故人の部屋の片付けは、かつては遺族が行うものでした。しかし核家族化および男女共働きのライフスタイルが一般的となった現在では、遺品整理を遺族だけで行うのは負担が大きく、時間的にも難しいといわれています。また高齢者だけの世帯も増え、体力的に遺産整理が難しいケースもあります。よって共働き世帯や高齢者世帯からの需要が多いです。その他、疎遠となっている親類が孤独死した場合にも依頼が多い傾向です。単に片付け全般を行うだけではなく、遺族の想いを理解し供養の知識を持っていると、より依頼が増え活躍の場が広がります。
収入と将来性
遺品整理士は将来的な需要があり、社会的関心の高い資格です。日本は高齢者が今後も増大する傾向で、孤独死の問題はさらに深刻化が懸念されています。遺品整理業は今後ますます注目されるでしょう。この需要の大きさから、安定して高い収入が見込めます需要があるゆえ遺品整理を業務とする事業者は増加の傾向です。遺品整理に清掃・運搬・リサイクルは付き物ですので、清掃会社、運搬会社、リサイクル業者なども事業拡大の副業として注目しています。「遺品整理士」の資格があることで、遺品整理の業界全体の健全化が図られ、将来的にも発展していくと予想されます。
向いている人
遺品整理で必要なことは、遺族の気持ちをどれだけ考えられるかということです。真摯に相手と向き合い、故人の気持ちがこもっている遺品を供養の観点で取扱い、丁寧な作業ができる人が向いているでしょう。遺族に安心して任せてもらうには、信頼関係が大切になります。人相手であるため話の上手な営業経験のある方、主な業務となる清掃業や運搬業のノウハウがある方にも向いています。感情のコントロールが苦手な人には、故人や遺族の想いに影響を受け過ぎるため、仕事がしづらい可能性もあります。冷静で落ち着いて行動できる人に適正があります。
取得方法
遺品整理士の資格は、通信講座等で「遺品整理士養成講座」を受講することが必要です。「遺品整理士認定協会」へ電話するか、公式サイトから申し込めます。教材は教本、問題集、資料集、DVDになります。問題集に沿って課題レポートを提出します。内容には遺品整理に必要な正しい知識と処理方法はもちろん、廃棄物やリサイクル品の取り扱いに関する法規制なども含まれます。合格認定がされるまで、おおよその目安として2ヶ月とされていますが、無料で期間延長も可能です。受講の際に実務経験は必要なく誰でも受講できますが、反社会勢力に該当する方は受講ができません。
遺品整理士資格の難易度偏差値
超簡単 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 遺品整理士 認定
所轄・主催:
一般社団法人遺品整理士認定協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
遺品整理士資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
民間資格 | 特になし | 特になし | 前頭クラス | 通学 |
遺品整理士試験概要
受験資格 | 不問 |
試験内容 | 通信講座(2カ月程度)修了後、課題を提出し、合格することで資格を取得できる。 教本 ・遺品整理・遺品整理業とは ・遺品整理とは何か ・専門家が今、必要とされる理由とは ・取り巻いている、様々な社会問題 ・遺品整理を行うためには ・実務を行っていく上で必要なこととは ・行われている実際の業務とは ・作業を行う上での留意点 ・法規制との関わりについて ・事例研究について ・事例研究について |
合格率 | 70%程度 |
願書受付期間 | 随時 |
試験日程 | 通信講座(2カ月程度) |
受験地 | 自宅(通信講座) |
受験料 | 受講料: 25000円会費: 5000円 |
合格発表日 | 課題提出後 | 受験申込・問合せ | 一般社団法人 遺品整理士認定協会 〒066-0009 北海道千歳市柏台南1-3-1 千歳アルカディア・プラザ4F TEL 0123-42-0528 FAX 0123-42-0557 |
ホームページ | 遺品整理という仕事が注目【遺品整理士認定協会】 http://www.is-mind.org/ |