茶道文化検定
日本を代表する伝統文化である茶道は、禅の思想との深い関わりとともに最近は海外での知名度も上がっています。財団法人の今日庵・茶道資料館が主催する茶道文化検定は、茶道に関する知識をためすことができる民間の検定試験です。1級から4級までの級位が用意されており、茶の歴史や茶道具、茶室などについての知識が問われます。茶道の点前や手順に関する出題はなく、あくまでも体系的な知識を判定するための検定となっています。
資格詳細
茶道文化検定は、茶道に関連する美術、工芸、建築、日本料理など、幅広い分野の知識を学びながら、日本文化の教養を深めるための検定試験です。この検定を受けるには茶道の経験が必要だと思われがちですが、実際には茶道の技術や経験は必要ありません。初心者から上級者まで、経験年数や流儀に関係なく、どなたでも受験することが可能です。ただし、2級を受験できるのは3級合格者、難関の1級を受験するには2級に合格していなければなりません。茶道文化検定は、小学生から80代の高齢の方まで、幅広い年齢層の方々が挑戦しており、これまでの受験者数は累計で6万人を超えています。なお、令和3年度から本検定はWeb版としてリニューアルされ、オンラインでの受験が可能となりました。したがって、受験するにはインターネット端末とメールアドレスが必要です。茶道文化検定は、基礎的な知識を評価する4級から始まり、より高度な知識が求められる1級まで、4つのレベルに分かれています。
活躍場所
茶道文化検定の資格を取得しておくと、国際交流やガイドなどの仕事に役立つことがあります。ただし、この資格だけでは直接的な収入を得ることは難しいかもしれません。しかし、ボランティアとして活動する場合には、日本文化の魅力を適切に伝えることができる貴重な存在として重宝されることでしょう。
収入と将来性
茶道文化検定は、日本の伝統文化の魅力を海外の方々に伝えるための貴重な取り組みです。ただし、この資格は茶道文化の教養を身につけるためのものであり、直接的な収入を得ることを期待するものではありません。茶道を趣味として楽しんでいる方々は多いですが、茶道を指導する立場になるためには、より専門的な知識と技術が必要です。茶道文化検定の資格に加えて、茶道アドバイザーの資格を取得すると、カルチャースクールや茶道教室で講師として活躍する機会が広がるかもしれません。日本の茶道は世界でも知名度が高く、国際交流の場などで日本の文化を紹介する機会も増えています。観光地やさまざまな施設で外国の方を案内する仕事をされている方は、本資格を取得することで自信を持って仕事に取り組めるでしょう。日本のおもてなしの文化が注目されており、茶道に限らず日本の文化の素晴らしさが再評価されているため、今後ますます茶道文化検定の需要が高まると思われます。
向いている人
茶道を日頃から楽しんでいる方はもちろん、茶道の経験がなくても日本の伝統文化に興味がある方に、茶道文化検定の資格はおすすめです。さらに、海外の方々に日本文化の魅力を伝えたいという想いを持つ方や、仕事で外国人観光客と接する機会が多い方も、この資格を取得しておくと役立つことがあるでしょう。
取得方法
茶道文化検定の学習方法は、主に独学が基本です。2?4級の試験では、公式テキストや問題集からの出題が多くありますので、テキストをじっくり読んで問題を解くことで対策が可能です。1級は難関とされており、テキストや問題集の範囲外からの出題もあり、記述式の問題もあります。そのため、関連する書籍も参考にすることをおすすめします。茶道部に所属する学生の方や茶道教室に通っている方は、わからない点があれば、講師や師範の先生に相談し、解説してもらうと良いでしょう。
茶道文化検定資格の難易度偏差値
1級 | 2級 | 3級 | 4級 |
---|---|---|---|
超簡単 |
超簡単 |
判定不能 |
判定不能 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 茶道文化検定○級 合格
所轄・主催:
茶道文化検定運営事務局
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2020年資格日程
願書受付
不明
試験日
2019年11月10日
合格発表
2019年12月20日
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
茶道文化検定資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
民間資格 | 趣味実用 | 特になし | 横綱クラス | 独学 |
茶道文化検定試験概要
受験資格 | 不問 |
試験内容 | 1級: 選択式&記述式茶道の文化に関する高度な知識 ・茶の歴史 ・茶事・茶会 ・茶道具 ・茶と禅 ・茶席の花 ・懐石 ・菓子 ・茶室・露地 ・茶業 2級: マークシート択一式茶道の文化に関するやや高度な知識 ・茶の歴史 ・茶事・茶会 ・茶道具 ・茶と禅 ・茶席の花 ・懐石 ・菓子 ・茶室・露地 ・茶業 3級: マークシート択一式茶道の文化に関する一般的な知識 ・茶のこころ ・茶の歴史 ・茶事・茶会 ・茶道具 ・茶室・露地 4級: マークシート択一式茶道の文化に関する基礎的な知識 ・茶のこころ ・茶の歴史 ・茶事・茶会 ・茶道具 ・茶室・露地 |
合格率 | 71.1%(3級) |
願書受付期間 | 6月上旬~9月上旬 |
試験日程 | 11月 |
受験地 | 札幌・秋田・仙台・新潟・東京・横浜・金沢・名古屋・京都・大阪・神戸・米子・岡山・広島・松山・福岡・熊本・鹿児島・沖縄 |
受験料 | 1級: 6680円2級: 5040円3級: 4010円4級: 2880円 |
合格発表日 | 1級: 11月末2~4級: 11月下旬 |
受験申込・問合せ | 茶道文化検定運営事務局 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-3 御茶ノ水ビルディング16F TEL:03-5244-5056 |
ホームページ | 茶道文化検定 公式サイト http://www.chado-kentei.com/ |