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熱気球操縦技能証明

大空をゆったりと旅することができる熱気球は、全国にクラブが存在し、各種競技が開催されるるほど人気があり、パイロット人口も決して少なくありません。熱気級のパイロットに国家資格はありませんが、日本気球連盟が認定する「熱気球操縦士技能証」があります。ライセンスの取得には、規定の講習と訓練を経てのち、筆記および実技試験に合格する必要があります。

資格詳細
気球は220年以上の歴史のある最古のスカイスポーツといわれています。気球には、ガス気球と熱気球がありますが、日本では熱気球が多く飛んでいます。熱気球は、離陸後は空中をゆったりと移動しながら雲を抜けるような非日常の体験ができるのが魅力です。熱気球パイロットという国家資格は日本には存在しませんが、日本気球連盟より認定される「熱気球操縦士技能証」があります。このライセンスを取得すれば、自分で熱気球を操縦し、空を自由に飛ぶことが可能です。ライセンスを取得するには、日本気球連盟に加入し、フライトトレーニングを行いながら、Pu/t(Pilot under training)講習会の受講と筆記試験も並行して進めていきます。トレーニング、講習会、筆記試験などが終了すると、単独訓練飛行(ソロフライト)を行い、インストラクターから推薦をもらえると、実技試験を受けることができます。この実技試験に合格すると、晴れて熱気球パイロットになることが可能です。ライセンス取得までの期間は、短期集中型の場合は毎日トレーニングするため、天候次第ですが、1カ月程かかります。

活躍場所
主に観光地で観光客を乗せ空中散歩をする仕事などで活動します。その他には、調査やイベントなどで仕事があります。

収入と将来性
熱気球操縦技能士としての収入の情報はありませんが、イベントや体験教室、アクティビティなどを定期的に開催している熱気球の専門企業やクラブなどが多数あり、活躍できる場は用意されています。ただし、熱気球の維持費や燃料費などの経費を考えると、熱気球パイロットだけで安定した収入を得るのは難しいかもしれません。それでも空を飛ぶことを仕事にできるのは、パイロットにとっては変えがたい魅力があるでしょう。日本気球連盟のホームページを見ると、全国各地で開催される熱気球大会の予定が掲載されており、人気の高さがわかります。気球でのフライトは、ジョイフライト(空中散歩)、競技フライト、アドベンチャーフライトなどのフリーフライトの他に、イベント会場などでは係留飛行が行われます。係留飛行とは、気球が飛んで行かないように、気球を地上とロープでつないで行うもので、20?30m程しか上昇できませんが、気球の雰囲気は感じられます。このように、熱気球にはさまざまな楽しみ方がある人気のスカイスポーツです。

向いている人
熱気球パイロットは、安全な運航のために危機管理能力が高く、クルーをまとめるリーダーシップと責任感のある人に向いています。また飛行中の小さな異変にも気が付く判断力も必要です。

取得方法
熱気球操縦技能証明を取得するには、日本気球連盟に入会し、レーニングを受け、経験を積んでいきます。スチューデントパイロットは16歳以上ですが、パイロットは17歳以上であることが必要です。詳しい審査基準については、当連盟ホームページの「熱気球操縦技能証明認定制度」に記載されています。適性試験、飛行経験、Pu/t 講習会、筆記・実技試験について詳しく説明されていますので、確認しておきましょう。また、ホームページからパイロットハンドブックが一括または個別でダウンロードできます。とくに熱気球の飛行原理から保険まで8章で構成されているテキストは試験対策に役立つのではないでしょうか。



熱気球操縦技能証明資格の難易度偏差値

偏差値46
簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 熱気球操縦技能証 登録
所轄・主催:
日本気球連盟事務局
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

実施クラブにより日程が異なる
願書受付
試験開催地によって願書受付日等が異なります。
試験日
試験開催地によって試験日等が異なります。
合格発表
試験開催地によって合格発表の日等が異なります。
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

熱気球操縦技能証明資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 特になし 特になし 大関クラス 特になし

熱気球操縦技能証明試験概要

受験資格 ・満18歳以上
・日本気球連盟の正会員
・適性試験(健康診断)項目に適合している者
・下記の飛行経験を有する者
 ・10回以上かつ10時間以上の同乗訓練飛行
 ・同乗訓練飛行において離陸地より対地高度2000ft以上の飛行
 ・1回以上の単独訓練飛行
・Pu/t講習会を受講している者
試験内容 日本気球連盟に入会してPu/t(スチューデントパイロット)講習会を受講する。同乗訓練飛行をおこなって規定の条件を満たした上で筆記試験に合格し、単独訓練飛行を経て実技試験の推薦を受け、実技試験に合格することで技能証を取得できる。
合格率 非公開
願書受付期間 随時
試験日程
Pu/t講習会:
年6回程度
受験地 全国各地
受験料
実技試験立会い料:
5000 円
新規登録申請料:
20000円
年会費:
4000円
合格発表日 実技試験終了後
受験申込・問合せ 日本気球連盟 事務局
〒385-0054 長野県佐久市跡部120-1
ホームページ 日本気球連盟-パイロットになろう!-
http://www.jballoon.jp/balloon/pilot.html

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