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弁当サービス管理士

企業や団体のイベントに手軽な食事として提供されるお弁当。大人数の食事を容易にまかなえるため、弁当サービスは常に需要が高い業種となっています。しかし一方で集団食中毒などの大事件の原因ともなりかねないため、弁当の管理は非常に重要です。弁当サービス管理士は、弁当の製造技法およびマネジメントに関する専門知識や管理技能を習得できる民間資格。3カ月の通信講座を自宅で受講して認定試験に合格すれば取得が可能です。

資格詳細
企業の会議やイベントなどで提供されるお弁当は手軽で便利なため、外食産業の中でも宅配弁当業が占める割合が年々増しています。しかし、お弁当は食品ですから、何よりも徹底した衛生管理が必要です。そのため、弁当給食サービス、法規、法令の知識以外に、お弁当を製造する施設や設備などの管理についても詳しくないと、弁当サービスを管理する仕事は勤まりません。そこで、日本弁当サービス協会は、弁当製造技法やマネジメントの専門的な知識と管理方法を修得するために、弁当サービス管理士の資格認定制度を平成 9 年に発足しました。平成 21 年からは従来の方法を見直し、全国どこでも3か月間の通信講座を受講することで、基本業務を学習し、演習問題に取り組み、修得した知識の理解度をテストするという認定方法に変更しました。講習では、食中毒が発生しないように管理する方法、お弁当の製造方法、メニュー管理、衛生管理、お弁当工場の設備などを学びます。資格は1級と特級があり、1級は認定試験のみですが、特級は論文の作成もあります。なお、本資格は実務経験と資質について所属企業により認められた人が対象であり、認定試験は3か月の通信教育講座を修了していなければ受けられません。また、資格は3年ごとに更新することで保持することが可能です。難易度も比較的低い試験ですので、飲食業界で宅配事業も行っている場合は、本資格を取得しておくと役立つでしょう。

活躍場所
弁当サービス管理士の資格を持っていると、宅配弁当業者や仕出し弁当業者で活躍できるでしょう。通信講座ではマネジメントに関しても学習しますので、学んだ知識を活かしてご自身で弁当販売会社を経営するという選択肢もあります。

収入と将来性
弁当サービス管理士としての収入は不明ですが、高齢者向け配食サービスの管理者を募集している求人情報では、一般の平均的な収入、またはそれ以上です。宅配弁当業では、弁当サービス管理士は、お弁当の調理や配送の仕事を担うのではなく、管理者として弁当製造技法やマネジメントについての専門知識を活かして、企業の衛生管理体制を担うため、業務に見合った収入が期待できるものと思われます。コンビニやスーパーのお弁当、デパ地下のお惣菜、デリバリーフードなどを提供する「中食産業」は、近年急成長しているため、将来のニーズはより高まっていくでしょう。高齢化、共働き家庭の増加により、その傾向は今後も続くことが予想されます。また、より質の良いお弁当のサービスが求められているため、弁当サービス管理士への需要も高まるでしょう。

向いている人
弁当サービス管理士の試験は、所定の実務経験と資質があることを所属企業に認められた人で、かつ通信教育講座を修了していることが条件ですので、まずはその点をクリアしていることが必要です。その上で、弁当サービス事業に興味がある方、弁当給食サービス、衛生管理、法規などについて体系的に学びたい方に最適な資格です。

取得方法
1級は3択形式で60問の認定試験のみ、特級は認定試験に加えて論文もあります。3か月の通信講座をまじめに受講していれば、ほぼ合格できるとされているため、特に試験対策は必要ないようです。



弁当サービス管理士資格の難易度偏差値

特級 1級
偏差値37 偏差値0
超簡単
判定不能
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 弁当サービス管理士 認定
所轄・主催:
一般社団法人日本弁当サービス協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

弁当サービス管理士資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 キャリアアップ(可) 特になし 横綱クラス 通学 公式テキスト

弁当サービス管理士試験概要

受験資格 弁当サービス管理士としての所定の実務経験と資質を有すると所属企業に認められた者
試験内容 通信教育講座(3カ月)を修了して認定試験に合格することで取得できる。

特級

・認定試験
・論文

1級

・認定試験

通信講座カリキュラム
・弁当給食サービス
・法規、通知類、「法令集」
・衛生管理
・メニュー管理
・弁当調製の実際
・施設・設備とその管理
・経営資料の作成方法と読み方
・喫食者サービスと食育
合格率 90%(1級)
願書受付期間 随時
試験日程 3カ月(通信講座)
※認定試験は年1回
受験地 自宅(通信講座)
受験料 30000円
合格発表日 通信講座を修了して認定試験後
受験申込・問合せ 一般社団法人 日本弁当サービス協会 資格認定事務局
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町2-21 淡路町広瀬ビル3階
TEL:03-5289-7470 FAX:03-5289-7472
ホームページ 一般社団法人日本弁当サービス協会
http://www.n-bento.or.jp/

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