和食検定
世界中で広く親しまれている日本料理。和食検定は、日本の食文化を正しく理解して正しく伝えてゆくために必要な基礎知識と、和食文化の継承者に求められる専門知識および実務知識をためす検定試験です。和食に興味のある人を対象にした「基本レベル」と、実際に和食レストランなどで働いている人を対象にした「実務レベル」とに区分されており、和食ファンから接客担当者まで幅広く対応した料理とマナーの知識を習得できます。
資格詳細
和食は、ユネスコ無形文化財に2013年に登録されたことにより、世界でもさらに人気が高まり、和食について学ぶ方が増えてきています。また日本人のおもてなしは、世界でも高水準にあり、高く評価されています。和食検定は、そんな日本の食文化を理解し、継承し伝えていくための知識の理解度を認定する試験です。検定のレベルは、初級、基本、実務の3レベルとなっています。試験は和食に関する幅広い内容が出題され、外国人に対して和食について伝えられるかどうかが問われることも特徴です。初級と基本レベルの試験はどなたでも受験できますが、実務レベルでは基本レベルが認定されていることが必要です。
活躍場所
ホテルや旅館などのおもてなしの場で和食の知識を活かすことができるでしょう。また、和食を提供する飲食店で働く際にも役立ちます。とくに、外国人観光客に和食について説明する際に英語で説明できると、活躍の場がより広がるでしょう。日本の食文化についての知識やマナーを活かせる場で自信をもってサービスを提供することが期待されます。
収入と将来性
和食検定の資格を活かせる場は、和食を提供する飲食店、ホテルや旅館などさまざまですので、収入は一概に言えません。接客業としては、就業形態にもよりますが、高額な収入は期待できないでしょう。しかし、本検定により、和食文化の知識とスキルを身につけた人材が増えると、海外に和食という日本文化を発信できるため、世界へ日本の魅力をアピールするうえでもプラスになるでしょう。文部科学省や観光庁が本検定を後援していることもあり、検定の知名度は今後高まっていくと考えられます。日本に関心を持っている留学生にも人気の検定で、無形文化遺産の和食について学んでおきたいと考える学生もいるようです。
向いている人
和食に興味があることはもちろん、日本の食文化を海外に向けて発信したい人や、すでにレストランなどで和食に関わる仕事に就いている人におすすめの検定です。また、旅館やレストランへの就職または転職を考えている学生や留学生も挑戦してみてはいかがでしょうか。和食検定では、マナーの知識も必要になるため、和食の仕事に関係がなくても、日本人として取得しておいて損はない資格といえます。
取得方法
和食検定の勉強法は、基本的に公式テキストと過去問題集を使った独学が一般的です。テキストと問題集は公式サイトから購入できます。検定テキストは、受験のためだけでなく、仕事や日々の生活にも役立つ内容です。入門編は、和食について分かりやすく解説されており、日英併記版となっているため、英語による表現を養えるのもメリットです。基本編は、日本料理の食材、しきたり、食事作法などの幅広い知識と和食基礎英会話がまとめられており、実務編は接遇、店舗運営、和食実務英会話など、実務レベルの内容となっています。試験には和食に関連する固有名詞、料理の英語名なども出てくるため暗記が大変かもしれませんが、しっかり覚えれば点数は取れます。公式サイトの検定詳細に、レベル別に問題例が掲載されていますので、まず解いてみましょう。なお、年に2回、検定試験に向けて、検定説明会と対策講座を開催していますので、ご都合が合えば、参加されてみてはいかがでしょうか。詳細については、公式サイトの新着情報でお知らせしています。
和食検定資格の難易度偏差値
実務1級 | 実務2級 | 基本1級 | 基本2級 | 初級1級 | 初級2級 | 初級3級 |
---|---|---|---|---|---|---|
簡単 |
超簡単 |
超簡単 |
判定不能 |
判定不能 |
判定不能 |
判定不能 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 和食検定実務○級 合格
所轄・主催:
一般財団法人日本ホテル教育センター
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2020年資格日程
記載内容は初級レベルの情報。2月実施分の詳細は不明。
願書受付
級や部門によって願書受付日等が異なります。
試験日
2021年2月13日
合格発表
級や部門によって合格発表の日等が異なります。
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
和食検定資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
民間資格 | 趣味実用 | 特になし | 横綱クラス | 講習 通信 |
和食検定試験概要
受験資格 | 実務レベル: 基本レベル認定者基本レベル: 不問 |
試験内容 | 実務レベル 和食の現場で部下の指導にあたる者が対象 ・振舞 ・着物の知識と振る舞い ・和室の知識と振る舞い ・和食店での接遇マナー ・伝心 ・接遇のチェックポイント ・飲食店のマネジメント ・クレンリネスと危機管理 ・部下の育成に向けたスキル ・和食応用英語 ・和食店での基本的な挨拶 ・食材や料理の説明とセールスアップ 基本レベル 和食の料理・食材やマナーに関心のある者が対象 ・料理 ・日本料理に関する歴史や概要 ・日本料理の特徴や料理名の語源 ・食材の知識 ・料理名とその調理方法 ・行事、しきたりと料理 ・接遇 ・和食店での食卓作法 ・器、箸、日本酒、日本茶の知識 ・異文化の食事マナー ・和食基礎英語 ・料理や接遇に関する基本的な英語 試験は両レベルとも多肢選択方式(4択問題) レベルごとに正解率85%以上(各項目80%以上)で1級、65%以上(各項目60%以上)で2級が認定される |
合格率 | 36.7%(基本) |
願書受付期間 | 7月下旬~9月下旬・11月下旬~1月下旬 |
試験日程 | 10月下旬・2月中旬 |
受験地 | 仙台・東京・名古屋・大阪 |
受験料 | 実務レベル: 8000円基本レベル: 5000円 |
合格発表日 | 試験日から約2週間後 | 受験申込・問合せ | 一般財団法人 日本ホテル教育センター 事業部検定事業室 〒164-0003 東京都中野区東中野 3-15-14 TEL:03-3367-5663 FAX:03-3362-5940(土日祝を除く) |
ホームページ | 和食検定【公式サイト】 http://www.washokukentei.jp/index.php |