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プロゴルファー

実力次第で一攫千金も夢ではないゴルフは、数あるプロスポーツのなかでも特に夢のある世界です。プロゴルファー(トーナメントプレーヤー)としてデビューするには、日本プロゴルフ協会(PGA)が実施するプロテストに合格する必要があります。テストはプレ予選、第1次、第2次、最終の4段階あり、最終プロテストに合格すれば、プロになる資格を得ることができます。なお、女子プロは別団体のテストが用意されています。

資格詳細
英国生まれの紳士のスポーツとして世界的な人気を誇るゴルフ。競技人口は多いですが、このスポーツで生計を立てている人はごく少数です。また、一口にプロゴルファーと言っても、大会に出場して賞金を稼ぐ「ツアープロ」と、人にゴルフを教えて報酬を稼ぐ「ティーチングプロ」のふたつに大別され、後者のプロのほうが多いのが現状です。ゴルファーを職業とする上で特に資格は必要ありませんが、ツアープロの場合、大会を開催する団体が求めるプロ資格を取得していないと活躍できません。ティーチングプロの場合でも、「認定プロ」を名乗るには、各団体が設定する資格が必要です。なお、ここでは男性のプロゴルファーについて解説しています。

活躍場所
同じプロゴルファーでも、ツアープロとティーチングプロでは活躍の舞台が異なります。ツアープロは、一般的なイメージのプロゴルファーの姿であり、国内のみならず海外各地で開催される大会(ツアー)が主な活躍場所になります。プロゴルファーの大多数をなすティーチングプロは、ゴルフ場やゴルフ練習場で、お客にゴルフを教えます。生徒は初心者からベテラン、さらにはツアープロまで、実力に大きな幅があります。通常はゴルフ場や練習場に所属してレッスンを開きますが、個人営業の人もいます。ツアープロにくらべると地味で日陰の印象ですが、ティーチングプロとして有名になれば、本を書いたりDVDに出演したりすることもあります。

収入と将来性
世界的に見れば、ゴルフは安定した人気を得ているスポーツであり、海外を含めて活躍するツアープロの将来性は暗くありません。しかし日本国内では、社会人男性の定番スポーツとしての地位は失われつつあり、競技人口が減少しています。お金がかかるスポーツだとのイメージから、若年層のゴルフ志向も減退気味です。特にティーチングプロにとっては、生徒が減ることを意味するので、競技人口減少への対応が今後の大きな課題となっています。ツアープロの収入は、選手個人の力量により、雲泥の差があります。世界のメジャーツアーに挑戦できるほどの選手になれば、億単位の賞金総額とともに、スポンサー料やCM出演料などで巨万の富をきずくことができます。しかし成績が悪ければ収入も得られず、練習や遠征にかかる費用で大赤字になることも珍しくありません。一方のティーチングプロも、個人差は大きく、ツアープロとして名声を博した人や、教え方のうまさに定評のある人は、高額なレッスン料を得ることができます。ツアープロにくらべれば安定しており、肉体的にさほどハードでもないので長く続けられるというメリットがあります。

向いている人
広大なコースを舞台に小さなボールをコントロールするゴルフは、球技といえども野球やサッカーとは大きく異なり、むしろアーチェリーのように、集中力がきわめて重視されるスポーツです。集中力を高めることができ、しかもそれを維持するために決して動揺することのない強い精神力が求められます。ゴルフは英才教育が盛んな印象がありますが、ツアープロの場合、できるだけ早くからゴルフを始めていたほうが有利なのはたしかです。ティーチングプロの場合には、本人の実力もさることながら、教え方のうまさが成功を左右しますので、コミュニケーションの能力も非常に重要となります。

取得方法
男子のツアープロになるには、日本プロゴルフ協会によるプロテストに合格しなければなりません。プロテストの受験には、以前はゴルフ経験が必要とされていましたが、現在は16歳以上ならだれでも受けることができます。とはいえ、よほどの天才でもない限り、ズブの初心者がいきなり合格することはまずありません。優秀な指導者に師事してしっかりと練習を積むことが必要です。プロテストは4段階に分かれており、長く厳しい道のりとなっています。最終テストで50位以内に入れば合格となりますが、合格率は1割以下という狭き門です。



プロゴルファー資格の難易度偏差値

偏差値62
難関
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 資格認定プロテスト 合格
所轄・主催:
公益社団法人日本プロゴルフ協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

会場により日程が異なる。記載内容は千葉
願書受付
2019年3月1日~2019年4月18日
試験日
2019年5月8日~2019年5月9日
合格発表
競技終了時点で各会場上位者が進出
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

プロゴルファー資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 特になし 特になし 小結クラス 特になし

プロゴルファー試験概要

受験資格
プレ予選

・16歳以上の男性

第1次プロテスト

・プレ予選通過者
・第1次プロテスト推薦に該当する者
・PGAティーチングプロ
・前年度最終プロテスト出場者
・アマチュア競技成績の該当者

第2次プロテスト

・第1次プロテスト通過者
・第2次プロテスト推薦に該当する者
・PGAティーチングプロ選考会による出場資格取得者
・アマチュア競技成績の該当者

最終プロテスト

・第2次プロテスト通過者
・最終プロテスト推薦に該当する者
・PGAティーチングプロ選考会による出場資格取得者
・アマチュア競技成績の該当者
・その他PGAが承認した者
試験内容 日本プロゴルフ協会(PGA)主催のプロテストに合格することでプロ認定を受けることができる。テストは、「プレ予選」「第1次」「第2次」「最終」の4段階でおこなわれる。最終プロテストに合格し、入会セミナー(筆記試験・面接・セミナー)を経てPGAに入会すると「トーナメントプレーヤー」の資格があたえられる。

プレ予選

・36ホール・ストロークプレー

第1次プロテスト

・36ホール・ストロークプレー

第2次プロテスト

・54ホール・ストロークプレー

最終プロテスト

・4日間72ホールを終了し、50位タイまでが合格
合格率 非公開
願書受付期間
プレ予選:
3月上旬~4月下旬
第1次:
3月上旬~5月上旬
第2次:
3月上旬~5月上旬
試験日程
プレ予選:
5月下旬
第1次:
6月中旬
第2次:
7月中旬
最終:
8月下旬
受験地
プレ予選:
東日本1会場・西日本1会場
第1次:
東日本1会場・中日本1会場・西日本1会場
第2次:
東日本2会場・西日本2会場
最終:
1会場
受験料
プレ予選:
64000円
第1次:
81000円(プレ予選通過者の場合)
第2次:
81000円(第1次通過者の場合)
最終:
81000円(第2次通過者の場合)
※合格後、PGA入会金460000円、年会費45000円が必要
合格発表日 各テスト終了時、順位により判定
受験申込・問合せ 公益社団法人 日本プロゴルフ協会 資格認証部プロテスト係
〒105-0002 東京都港区愛宕1-3-4 愛宕東洋ビル2階
TEL:03-5472-5585
ホームページ 公益社団法人 日本プロゴルフ協会
https://www.pga.or.jp/

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