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フォトマスター検定

フォトマスター検定は、写真作品を評価する試験ではなく、撮影からプリントに至るまでの機材および技術の知識を問う民間の検定試験です。試験科目にはフィルムカメラのみならずデジタルカメラ、フォトレタッチも含まれており、総合的に写真の知識をためすことができます。趣味で写真をやっている人の腕だめしはもちろん、プロのカメラマンを目指す人にもおすすめの資格検定です。

資格詳細
使い捨てカメラの流行からカメラ付き携帯電話の普及、そしてスマートフォン全盛の現在に至り、写真を撮影する「カメラ」はきわめて身近な存在となりました。スマホの普及により、いまや日本人のほとんどが常にデジカメを持ち歩いているような状態です。そうしたなかで、本格的なカメラとその撮影技術に対する関心も高まっていますが、専門的に勉強しようとなるとまだまだ敷居が高いのが現状。フォトマスター検定、略して「フォト検」は、初心者から上級者までをフォローする、撮影技術向上のための検定試験です。

活躍場所
フォトマスター検定で得られる知識と技術は、ビギナーからベテランまで、すべてのカメラ愛好家にとって有益です。基本的に趣味の資格ではありますが、カメラを取り扱うメーカーや小売店などで販売にたずさわる人にとっては、仕事に活かせるスキルとなるでしょう。また、編集やデザイン、マスコミ業界においても、近年はデジタル化が進展した結果、写真の専門家でなくても撮影および関連する知識が不可欠になりつつあります。これらの業界でも活用できる資格です。

収入と将来性
写真愛好家は非常に多いですが、プロの写真家として活動している人は7000人程度とごくわずかです。プロのカメラマンになることができれば、高収入も夢ではありませんが、きわめて厳しい道と言わざるをえません。それでもプロを目指すなら、写真の専門学校に通ったり、写真家にアシスタントとして師事するといった本格的な修行が必要になるでしょう。フォトマスター検定は、そうしたプロ志向の有無に関係なく、気軽に写真技術の向上を目指せる検定試験です。

向いている人
フォトマスター検定は、写真撮影の技術を勉強したいすべての人に向いている検定試験です。写真を撮るのが好きで、スマホのカメラ機能だけでは満足できなくなった人や、本格的なデジカメを購入したものの上手に撮る方法がわからない人、あるいは写真が趣味でより技術を向上させたい人などに最適です。また、カメラの小売店に勤務していて、お客さんへのアドバイスをより的確にするために知識を得たい人にとっては、スキルアップのための資格となります。

取得方法
フォトマスター検定は、1級、準1級、2級、3級の4つの級位で構成されており、自分のレベルに合った級から受験することができます。合格率は、基礎の3級で9割程度、上級の1級で3割程度です。試験は独学での合格が可能な内容ですが、市販の参考書を利用するのがおすすめです。カメラメーカー主催の通信講座もあります。なお、1級合格者はさらに上位の「フォトマスターEX」にチャレンジすることができます。



フォトマスター検定資格の難易度偏差値

EX 1級 準1級 2級 3級
偏差値62 偏差値58 偏差値53 偏差値36 偏差値0
難関
普通
普通
超簡単
判定不能
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 フォトマスター検定○級 合格
所轄・主催:
文部科学省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
2020年8月1日~2020年9月18日
試験日
2020年11月15日
合格発表
2020年12月25日
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

フォトマスター検定資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 趣味実用 特になし 大関クラス 独学 通学 公式テキスト

フォトマスター検定試験概要

受験資格
EX:
1級合格者
1級~3級:
不問
試験内容
EX

写真活動経歴の提出

・各種コンクール・写真展における受賞経歴
・個展開催など作品発表経歴
・講師等の指導経歴
・その他特筆される写真活動に関する経歴
作品提出

・最も得意とする専門撮影ジャンルの四つ切作品5点を提出
小論文(作文)作成

・その都度設けるテーマにもとづき小論文(作文)を作成

1級:
高度な知識・技法
準1級:
上級程度の知識・技法
2級:
一般的~中程度の知識・技法
3級:
基本的な知識・技法
筆記試験

・共通問題
・フィルムカメラ問題
・デジタルカメラ問題
合格率 70.80%
願書受付期間
EX:
随時
1級~3級:
8月中旬~9月中旬
試験日程
EX:
随時
1級~3級:
11月中旬
受験地 全国主要都市
受験料
EX:
8000円※
1級:
7100円
準1級:
6300円
2級:
5200円
3級:
4000円

※EX認定カードに「総合」と表示するために3つの異なった撮影ジャンルで受験する場合は10000円。
合格発表日
EX:
随時
1級~3級:
試験日から約1カ月後
受験申込・問合せ 公益財団法人 国際文化カレッジ フォトマスター検定事務局
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-2-38
TEL:03-3361-2505 FAX:03-3367-3114
(9:00~17:30 土日祝日、年末年始を除く)
ホームページ フォトマスター検定ホームページ
http://www.pm-kentei.com/

フォトマスター検定のレビュー

(1件)
夕日
カメラを使った事の無かった私がカメラを買って3年で1級に合格しました。

2022年06月21日
写真撮影未経験でした。仕事関連のSNS開設を機に一眼レフカメラを買いました。
使えるようになるまで数か月かかりましたが、以降は機能を次々に覚え撮影が楽しくなりました。
もっと上達するため基礎から学ぼうと調べ、フォトマスター検定を知りテキストを購入しました。
試験内容はフィルムカメラ、デジタルカメラ、レタッチの3分野です。
意味が分からなかったのでひたすらテキストを丸暗記しました。
家電量販店のカメラコーナーで実物を見て理解を深めました。
3級と2級はすんなり合格しました。
準1級はかなり難しく丸暗記では無理で、過去問を解いて間違った箇所を徹底的に勉強しました。すんなり合格しました。
1級は、準1級と同じ勉強法をとりました。試験前日に過去問を解くと合格ギリギリで不安でした。
試験当日、ストレスから過呼吸の発作が起きました。試験開始後に薬が効きましたが、時間が足りずあまり考えずに問題を解きました。
合格を諦めましたが合格通知が届き、涙が止まりませんでした。
どの級も、受験申込開始の9月から試験日までの11月の2か月間勉強しました。
現在、写真の仕事をたまに請けたりネットで写真を販売しています。
カメラの知識は深くなりましたが技術はまだまだです。これからは技術向上に力を入れたいです。
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