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コンピュータ会計能力検定

会計事務の現場でExcelなどのソフトウェアが必須となっている現在、会計ソフトのスキルは欠かせません。全国経理教育協会が主催するコンピュータ会計能力検定は、企業で実際に使われている会計ソフトをもちいた実践的な民間検定です。日常的な事務処理に重点を置いているので、就職・転職の際に有効なアピールとなります。初級から1級まで、4段階の級位が用意されていますが、就職に活かすには2級以上の取得を目指しましょう。

資格詳細
現在、ほとんどの企業で経理業務がコンピューター化され、経理職には会計ソフトのスキルが求められています。コンピュータ会計能力検定は、実際に企業で利用されている会計ソフトを用いた日常業務に焦点を当てた試験であり、就職でスキルをアピールするのに有効です。試験は「初級」から「1級」までの4つのレベルで実施され、初級は入力処理とチェックに重点が置かれ、1級は意思決定支援に有用な情報提供など、より高度なスキルが求められます。特に1級は最難関であり、キャッシュフローや資金管理、利益計算など、広範で専門的な知識が必要です。これらのスキルを獲得することで、経理業務において高度な業務が可能となります。各レベルの合格はどのような会計業務ができるかをアピールでき、簿記検定と併せて取得することで、企業の経理部門などでの就職に有利です。この検定試験は平成12年11月に開始され、平成19年11月には文部科学省の後援を受けて認定されました。

活躍場所
経理実務の担当者として、一般企業の経理部門で活躍することができます。仕事内容は、主に財務会計、法人税申告、商法計算書類作成、監査対応などです。最低でも2級を取得すれば、就職において有利になります。

収入と将来性
経理の職務は、簿記や財務に関する知識だけでなく、その知識を実践で活かすスキルも必要とされる専門職です。そのため、一般的な事務職に比べて、給与水準が高い傾向があります。経理職で年収を向上させるには、経理の実務経験を積むことや適切な資格を取得することが重要です。ただし、資格が適切でなければ、年収向上にはつながらない可能性があります。そのため、資格取得を検討する際には、企業が求める資格を確認し、メリットを理解した上で受験することが重要です。さまざまな会計知識を問う資格が存在するため、この資格に加えて簿記検定なども取得することで、社内での評価が向上し、給与や実務においても役立つでしょう。また、いろいろな種類の会計ソフトがありますが、本資格を取得することで、どの会計ソフトでも自信を持って使いこなせるスキルが身につきます。これにより、会計手法の変更にも自信を持って対応できるでしょう。コンピュータ会計能力検定は取得する価値がある資格として、今後も一定のニーズがあると思われます。

向いている人
コンピュータ会計能力検定は、主に経理実務に携わる方におすすめの資格です。特に、会計ソフトを取り扱う業者の担当者や将来的に経理職に就きたい方、社会復帰を目指す方、また転職を検討している方にも有益です。さらに、就職活動を控えた学生、特に事務職を目指す学生にとっては取得しておきたい資格と言えます。

取得方法
コンピュータ会計能力検定試験は、筆記とコンピュータ操作により実施されますが、基本的には実技を重視した試験です。試験内容も入出金処理など、実務に関する問題が中心であり、非常に実践的な資格であるため、試験対策には実務的な反復訓練が欠かせません。無料の学習ソフトが利用できるため独学でも可能です。会計ソフトの操作を基にした学習方法が効果的であり、まずはソフトに触れる機会を増やしましょう。その後、過去問の練習を重ね、問題形式に慣れることが大切です。実務経験がある方にとっては難易度が低めの試験ですが、実務経験がない方は初級または3級から始めるとよいでしょう。



コンピュータ会計能力検定資格の難易度偏差値

1級 2級 3級 初級
偏差値35 偏差値0 偏差値0 偏差値0
超簡単
判定不能
判定不能
判定不能
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 コンピュータ会計能力検定〇級 合格
所轄・主催:
公益社団法人全国経理教育協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
2020年10月19日
試験日
2020年12月12日
合格発表
不明
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

コンピュータ会計能力検定資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 キャリアアップ(可) 特になし 横綱クラス 独学

コンピュータ会計能力検定試験概要

受験資格 不問
試験内容
1級

・コンピュータ会計の知識
 ・コンピュータの知識
 ・簿記会計の知識
・会計処理
 ・その他の処理
・会計情報の活用

2級

・コンピュータ会計の知識
 ・コンピュータの知識
 ・簿記会計の知識
 ・実務の知識
・会計処理
 ・年次の処理
 ・その他の処理
・会計情報の活用

3級

・コンピュータ会計の知識
 ・コンピュータの知識
 ・簿記会計の知識
 ・実務の知識
・会計処理
 ・日次の処理
 ・月次の処理
・会計情報の活用

初級

・コンピュータ会計の知識
 ・コンピュータの知識
 ・簿記会計の知識
・会計処理
 ・日次の処理
・会計情報の活用
 ・会計データの集計
合格率 83.87%(初級)
願書受付期間 5月下旬~6月下旬・10月中旬~11月中旬
試験日程 7月下旬・12月中旬
受験地 全国経理教育協会が指定した全国各地の専門学校
受験料
1級:
8200円
2級:
6200円
3級:
3700円
初級:
2200円
合格発表日 試験日から1週間後
※1級は1カ月以内
受験申込・問合せ 公益社団法人 全国経理教育協会
〒170-0004 東京都豊島区北大塚1丁目13番12号
TEL:03-3918-6133
ホームページ 全国経理教育協会/コンピュータ会計能力検定
http://www.zenkei.or.jp/license/computer.php

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