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TOEFLテスト

TOEFLテストは、英会話能力を評価する国際基準の試験ですが、母国語が英語でない者を対象にしている点が大きな特徴。評価はスコアで表され、世界130カ国の8500以上の機関で、英語能力を証明するものとして採用されています。日本ではインターネット版のTOEFL(TOEFLiBT)を受験することができます。

資格詳細
TOEFLテストは、TOEICと並んで国際的な英語能力の判定試験としてよく知られているテストです。「Test of English as a Foreign Language」の略で、直訳すれば「外国語としての英語のテスト」、すなわち英語を母国語としない人を対象にした試験であり、略称の「TOEFL」は「トフル」と読みます。日本人など、英語以外の言語を母国語とする人が、アメリカやイギリス、カナダなどの英語圏の大学に留学を希望する際、英語能力の証明としてTOEFLの成績の提出を求められたりするほどに、国際標準となっている英語運用能力試験です。

活躍場所
TOEFLテストで認定される英語能力は、英検などと同様、英語を使うあらゆる機会で役立ちます。英検と異なり、スコアで判定されるので、高得点であるほど英語力に長けていると評価されます。英語を標準としている外資系企業のほか、英会話スクールの講師や海外旅行を取り扱う旅行会社など、さまざまな職場で活用できるでしょう。少なくとも、英語圏への留学に必要なスコアを取得できれば、就職や転職の際に大きなPRポイントとなり、実際に留学をしていれば、その経験も高く評価されるでしょう。

収入と将来性
TOEFLテストの成績が収入に直結することはまずありませんが、TOEFLでハイスコアを獲得できるほどの英語力があれば、仕事の幅は大きく広がり、ビジネス・チャンスを増やすことにもつながるでしょう。また、日本を出て英語圏の会社に就職・転職を希望するときにも、国際標準であるTOEFLの成績が通用しますので、より有利になることは確実です。なお、国内向けの英検、または国外向けにもなるTOEICテストもあわせて取得しておくことで、TOEFLテストの成績を裏付けることができ、より信頼性を高めることが可能です。

向いている人
TOEFLテストは、英語を勉強するすべての人におすすめの試験です。最初は低スコアしか取れなくても、何度もチャレンジすることで、徐々に記録を更新してゆき、自分の英語力が着実に向上していることを確認でき、勉強を続けるモチベーションの維持にもつながります。TOEFLのスコアは世界130カ国の8500以上の機関で利用されており、英語圏の大学、大学院、専門学校などへの留学を希望している学生にとっては、英語による授業に対応できることを証明するために必須の試験となっています。

取得方法
日本国内でTOEFLテストを受験する場合、「TOEFL iBT」を利用することができます。iBT(Internet-based Testing)はインターネットを介して受験でき、各試験会場にてコンピュータ上で回答をおこないます。試験内は「リーディング」「リスニング」「スピーキング」「ライティング」の4つのセクションで構成されており、読む、聞く、話す、書くのすべての英語力がためされます。受験対策として、日ごろからラジオの英語放送や洋画のDVD、英字新聞などに親しみ、総合的な英語力を生活のなかで体得しておくことが重要になります。



TOEFLテスト資格の難易度偏差値

(iBTスコア 82クラス)
偏差値58
普通
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 TOEFLテスト○点 取得
所轄・主催:
Educational Testing Service
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

TOEFLテスト資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 キャリアアップ(可) 特になし 小結クラス 独学 通学 通信 公式テキスト

TOEFLテスト試験概要

受験資格 不問
試験内容 インターネットを介して英語で実施。テストは4つのセクションで構成され、全体の所要時間はおよそ4時間30分。

Reading:
(60~80分・36~56問)学術的な文章の抜粋を3または4パッセージ読んで質問に答える。
Listening:
(60~90分・34~51問)講義、授業中の討論、会話を聴いた後に質問に答える。
Speaking:
(20分・6問)身近なトピックについて意見を述べる。読んだり聞いたりした内容を基に話す。
Writing:
(50分・2問)読んだり聞いたりした内容を基にエッセイ形式の答案を書く。意見を支持する文章を書く。

テストの結果は合格・不合格ではなく、各課題の結果から算出される4セクションそれぞれのスコア(0~30点)と総合スコア(0~120点)が通知される。
合格率 スコア表示
願書受付期間
オンラインによる申込:
テスト日の7日前に締め切り。
電話による申込:
テスト日の7日前に締め切り。
郵送による申込:
テスト日の4週間前に必着。
試験日程 年40回程度
受験地 全国各地のテストセンター
受験料 235米ドル
合格発表日 テスト日の約10日後に電子メールで通知。印刷されたスコアが、テスト日から約13日後に発送される(米国発)。
受験申込・問合せ TOEFLテスト主催団体
Educational Testing Service : ETS
<Customer Support Center in Japan>
0120-981-925(フリーダイヤル)
(9:00~17:00 日本時間 土日祝休)

TOEFL iBT Regional Registration Center(RRC)
プロメトリック株式会社
電話:03-6204-9830
ホームページ TOEFL
http://www.ets.org/jp/toefl

TOEFLテストのレビュー

(1件)
あかり
計画的に受験するべき

2020年07月31日
大学でTOEFLiBTの短期講座があり、その特典で受験費用を一部負担してもらえたので受験しました。
TOEICと異なり長時間(3時間以上)パソコンの前でテストを受けるのでかなり疲れました。
ライティングでは語彙力や文章を組み立てる力だけでなく、スムーズにタイピングする練習も必要だと思います。
私は普段ノートパソコンを使っているのでキーに高さがある外付けタイプのキーボードに慣れず、苦戦しました。
また、スピーキングでは周りにレベルの高い受験者がいても焦らず、自分のペースで話すことが重要だと思いました。
内容は大学での講義やキャンパスライフを想定したものが多く、単純に英語の能力を測ることに加え、留学希望者対象という印象の強いテストでした。
何度も繰り返し受験すればスコアも上がるとは思いますが、受験料がTOEIC(6000円弱)に比べかなり高く(約25000円)、有効期限もあるので留学を目的にするのであれば目標スコアが必要な時期を考慮しながら計画的に受験するべきだと思います。
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