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PHP技術者認定試験

PHP(Hypertext Preprocessor)は、ネット上でWebを通じてさまざまなサービスを提供するために活用されているプログラミング言語です。Web制作の現場では、PHPはもはや必須のスキルとなっています。PHP技術者認定試験は、そのPHPの知識を認定する民間の資格試験です。認定はPHP技術者認定機構がおこないますが、試験はプロメトリック社が実施し、全国のテストセンターで受験することができます。

資格詳細
PHPは環境構築が容易であり、他の言語に比べて手軽にコーディングできるため、コーポレートサイトやECサイトをPHPで構築している企業が多数あります。そのため、技術者も多いですが、個々の技量の差が問題となっており、この課題解決のためにPHP技術者認定試験が創設されました。本資格は、PHPスキルを認定する唯一の資格です。試験は「初級」「上級・準上級」「ウィザード」のレベルがあり、上級に合格すれば、高い市場価値を持つPHPエンジニアになる可能性があります。「認定ウィザード」は実務上必要な場面が限られますが、PHPのプロフェッショナルを目指す場合には取得が有益です。

活躍場所
PHPエンジニアとして積極的に活動できます。PHPエンジニアは、多様なサービスの開発に携わるプロフェッショナルであり、汎用性の高いPHPを使用して、Webアプリケーション、ゲーム、ECサービスなどを含む広範なサービスを構築します。確かな技術力を有すると、フリーランスとしてPHP関連のプロジェクトを獲得することも可能です。特に、フリーランスエンジニアは、案件獲得においてエージェントのほかに、クラウドソーシングを活用することが一般的です。

収入と将来性
PHPエンジニアとしての技術力が証明できると、収入アップやキャリアの向上が見込まれ、社内での昇進や昇給の機会が広がる可能性があり、転職時の提示年収にも影響するでしょう。企業によっては、資格取得が給与アップの指標となることも考えられます。PHPのようなWebサイトを動的に生成する技術は、今後ますます重要性を増していくでしょう。HTMLやCSSだけでは表現が制限され、単調で魅力のないウェブページになりがちです。そのため、動きやインタラクティブな要素を追加できる言語の使用が進んでいます。中でもバックエンドの言語であるPHPは、データベースと連携しやすく、非常に汎用的に利用されている言語です。求人の数も豊富で、転職やフリーランスとして案件を獲得する際に非常に役立ちます。また、WordPressなどの世界的に有名なプラットフォームで広く利用され、将来性のある安定した開発言語として知られています。PHPの知識を深めることで、その魅力と将来性に気づくことができるでしょう。

向いている人
初級試験は、主に学生、Webデザイナーや新人のプログラマーを対象としています。一方で、上級/準上級試験は、約3年の実務経験を持つPHPエンジニアを対象としています。PHPのスキルを向上させ、市場価値を高めたいエンジニアは、まず初級からスタートすることがおすすめです。ウィザードは、更なるプロフェッショナルなスキルを目指す方に適した試験となっています。

取得方法
効果的な学習方法としては、試験対策に有益な公式の参考書や問題集で勉強することです。例えば、「PHP5技術者認定初級試験合格教本」が最適です。初学者向けには、PHPの仕組みをイラストで解説している「はじめてのWebプログラミング入門」なども良いでしょう。多くの人が独学で学習し資格を取得していますが、上級試験は出題範囲が広範囲であるため、公式の推奨以外の資料も参照することが大切です。PHP技術者認定資格試験は、初級試験だけでなく上級試験でも基礎が重要なため、単なる暗記ではなく、テキストの内容をしっかりと理解する学習スタイルが推奨されます。PHP技術者認定機構の認定校に通う方法も一つの選択肢です。



PHP技術者認定試験資格の難易度偏差値

上級 初級
偏差値59 偏差値42
普通
簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 PHP技術者認定試験○○級 合格
所轄・主催:
PHP技術者認定機構
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

PHP技術者認定試験資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 キャリアアップ(優) 特になし 関脇クラス 独学 講習 通学

PHP技術者認定試験試験概要

受験資格 不問
試験内容
上級(準上級)

※正答率50%以上で準上級、70%以上で上級に認定
・PHPについて
・PHP言語の基本
・関数
・文字列
・配列
・オブジェクト
・ウェブに関するテクニック
・データベース
・グラフィック
・PDF
・XML(&XML系で追加された関数)
・セキュリティ
・アプリケーションに関するテクニック
・さまざまなプラットフォームでの PHP
・ウェブサービス
・PHPのデバッグ
・日付と時刻
・SPL(Standard PHP Library)
・日付クラス
・PEAR(管理系のコマンドなど)
・名前空間
・クロージャー
・リフレクション
・Late Static Binding
・JSON
・PDOとネイティブモジュールの違い
・mysqlndドライバについて
・正規表現(pcre, posix, mbstring)
・APD/Xdebug
・memcache
・フィルター
・PHPの拡張

初級

・オリエンテーションと始めの一歩
・テキストと数の操作
・判定と繰り返しについて
・配列の操作
・関数
・Webフォームの作成
・データベースに情報を保存
・クッキーとセッションでユーザを記憶
・日付と時刻の取り扱い
・ファイルの操作
・XMLのパースと生成
・デバッギング
・クラスとオブジェクト(クラス定数も含む)
・日本語処理
・正規表現の基本
・PHP5.1とPDO
・セキュリティ
・出力バッファ
・定数・予約語
合格率 68%(初級)
願書受付期間 随時
試験日程 試験会場により異なる
受験地 全国各地のテストセンター
受験料
上級(PHP5):
16500円
初級(PHP5):
13200円
初級(PHP7):
12960円
合格発表日 試験後即時
受験申込・問合せ プロメトリック株式会社
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア5F
TEL:03-6204-9830
ホームページ PHP技術者認定機構 | 体系だてたPHP学習の総チェックにいかがですか?
http://www.phpexam.jp/

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