DELE

DELEは、世界100カ国以上の国々で実施されているスペイン語の検定試験です。DELEとは「外国語としてのスペイン語認定証」を指し、スペインの文部省が発行しています。スペイン語圏の国への留学や就職において、その語学水準を証明するものとして世界中に通用します。

資格詳細
DELE(デレ)は、世界各国で実施されているスペイン語の能力を測る検定試験です。スペイン語圏への留学や就職の際のスペイン語力のレベルを証明できる資格として、国際的に認められています。資格のレベルは、A1かC2までの6段階があり、レベルに応じて幅広い話題について総合的に試されるため、スペイン語力を客観的に評価できます。試験は世界中で共通の方式で行われ、試験監督の説明や問題文などすべてレベルを問わずスペイン語のみで実施されることが特徴です。スペイン語の検定試験には、日本スペイン協会主催の「スペイン語検定試験」がありますが、こちらは日本人を対象とする試験のため、日本語で行われます。また、和訳や、日本語の西訳も出題され、相応の日本語力も必要です。一方、DELEは世界中で実施されているので翻訳の能力については問われることはありません。スペイン語でのコミュニケーション能力を重視している資格であり、国内だけでなく海外で証明するのにも役立ちます。

活躍場所
DELEのB2レベルの能力があれば、国内では、商社や貿易関係、在日の外資系企業など、海外では観光業、飲食業界などで一定数の求人があるでしょう。スペイン語のみではなく、必須条件に英語力を求めている求人も多いため、TOEFLなどの英語の資格や、専門スキルを持っていると活躍の場がさらに広がるでしょう。

収入と将来性
スペイン語を使う職務ではB2以上のレベルが必要とされるため、相当の能力があれば、スペイン語圏との貿易事務や企業法務、外務省専門職などで高収入を得られるでしょう。年々、留学や海外での就職が増えている中、国内、海外を問わず、DELEの重要性はより高まっていくことが予想されます。また、現在では話者数においてスペイン語が英語を抜き2位となりました。2050年には世界中で10人に1人がスペイン語を話すと予測している情報もあります。将来性のある言語として、今後さらに就職や国際交流の場で必要となるので、スペイン語を仕事で活かしたければ、B2以上を目指して早めにDELEの勉強を始めるとよいでしょう。

向いている人
DELEはスペイン語が母国語でない人が受ける試験であることを踏まえて、スペイン語のコミュニケーション力を活かした仕事をしたい人、近い将来スペイン語圏への留学を考えている人、あるいはスペイン語圏の国で仕事をしたい人に向いている資格です。

取得方法
DELEはどのレベルの試験も、読む、書く、聴く、話すという4技能すべてが試されますが、まんべんなく点数がとれていないと合格できません。そのため、対策問題集などを使って、どの技能も予想される単語や表現をしっかりと習得しておくことが重要です。ただ、DELEを受験したいけれど、どのレベルを受験したらよいか分からない人も多いでしょう。ネット上には、手軽に自分のスペイン語のレベルがチェックできる無料のサイトが複数ありますので、まずは自分の実力がどのくらいなのかを確認するためにぜひ受けてみてください。その上で自分に合ったテキストや問題集を入手するとよいでしょう。DELE対策問題集として知られているのは、EDELSAとEl Cronometroです。DELE特有の試験形式に慣れるためには、EDELSAのほうがおすすめのようです。どちらもネットで購入できます。



DELE資格の難易度偏差値

C2 C1 B2 B1 A2 A1
偏差値69 偏差値63 偏差値56 偏差値48 偏差値43 偏差値40
難関
難関
普通
簡単
簡単
超簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 DELE(スペイン語検定試験)○ 合格
所轄・主催:
スペイン文部省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

記載内容は5月・11月はA1、7月はA2の内容
願書受付
~2020年10月7日
試験日
2020年11月14日~2020年11月15日
合格発表
級や部門によって合格発表の日等が異なります。
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

DELE資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 キャリアアップ(良) 特になし 大関クラス 独学 通学 通信 公式テキスト

DELE試験概要

受験資格 スペイン語が公用語でない国の国籍を持つ人
試験内容
A1:
読解(45分)聞き取り(20分)文章作成(25分)面接(15分)
(入門)日常に必要な表現を使いこなし、短い文章を作ったり、理解したりすることができるスペイン語能力を証明する。

A2:
読解(60分)聞き取り(35分)文章作成(50分)面接(15分)
(初級)自分の身の回りのことでよく使う言い回しや表現を理解し、熟知していることや、一般的な質問について、簡単で直接的な情報をやりとりし、よく使う文を作って、意思を伝える事が出来るスペイン語能力を証明する。

B1:
読解(70分)聞き取り(40分)文章作成(60分)面接(15分)
(中級)日常生活において状況に適した対応をすることができ、要求、願望など基本的な表現方法で表現することができるのに十分なスペイン語能力を証明する。

B2:
読解(70分)聞き取り(40分)文章作成(80分)面接(15分)
(中上級)専門用語を必要としない一般的な会話において、状況に適した対応をするのに十分なスペイン語能力を証明する。

C1:
読解(90分)聞き取り(50分)文章作成(80分)面接(20分)
(上級)専門用語などの多岐に渡る用語を必要とする状況において適切に対応するのに十分なスペイン語能力を証明する。

C2:
読解と聞き取り(105分)聞き取りと文章作成(150分)面接(20分)
(最上級)専門用語などの多岐に渡る用語を必要とする状況や文化的知識が必要な状況において適切に対応するのに十分なスペイン語能力を証明する。
合格率 32%(B1)
願書受付期間 2~4月・9~10月
特別試験:
7月
※東京会場限定でレベルB1・B2・C1のみ
試験日程 5月・9月・11月
特別試験:
7月
※東京会場限定でレベルA1・A2・B1・B2・C1のみ
受験地
全レベル:
東京・大阪
A1~B2:
京都・名古屋・広島・福岡・沖縄
A1・A2:
札幌
※沖縄は11月のみ
受験料
A1:
7950円
A2:
9800円
B1:
11200円
B2:
13950円
C1:
15650円
C2:
16750円
合格発表日 受験結果は約3ヶ月後にインターネットで確認可能。
合否判定は約6ヶ月後に、証書は1年後に郵送。
受験申込・問合せ DELE運営事務局 セルバンテス文化センター東京
〒102-0085 東京都千代田区六番町2-9
03-5210-1800
ホームページ スペイン文部省認定のスペイン語試験 | DELE(スペイン語検定試験)
http://dele.jp/

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