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CDA資格認定試験

CDAとは「キャリア・デベロップメント・アドバイザー」の略で、キャリアカウンセラーの実務家向けの民間資格です。多様化するビジネスの世界において、就職を目指す学生や転職を考えている社会人たちのキャリア形成をサポートします。資格は、日本キャリア開発協会(JCDA)が認定するカリキュラムを修了し、1次試験と2次試験に合格後、入会手続きを経て取得することができます。

資格詳細
ひとつの会社に就職してそのまま定年までつとめるという終身雇用は、現在の日本では形骸化しつつあり、就職・転職に関する個人の価値観も多様化しています。そうした社会の変化とともに、ひとりの人間の「キャリア」について、専門のカウンセリングの必要性が高まっています。キャリアカウンセラーは、文字どおりキャリアに関する悩みや課題の解決を支援するエキスパートです。特に必須となる資格はありませんが、専門的な知識や経験が必要であるため、一線で働くキャリアカウンセラーは、ここで解説するCDA資格認定試験などの有資格者がほとんどです。

活躍場所
CDA資格認定試験に合格したキャリアカウンセラーは、さまざまな場所で活躍しています。就職をひかえた学生がいる教育機関では、大学や専門学校、高校、さらには中学校にもカウンセラーが勤務しています。企業では、とりわけ人材派遣会社において重要な役割を果たしています。公的機関では、ハローワークやジョブカフェ、高齢者就職支援センターなど。また、ひきこもりや不登校の支援をおこなうNPOなどにも、キャリアカウンセラーが所属しています。

収入と将来性
就職氷河期と言われた時期を経たあと、日本の雇用状況は徐々に改善されつつありますが、キャリアに関する悩みは依然として深いままです。雇用形態の多様化や若者の就職不安など、相談の種は今後も尽きることがないでしょう。キャリアカウンセラーのニーズは拡大してゆくと予想されます。現状ではまだまだボランティア色の強い仕事ですが、将来的には正社員で採用されるケースも増えてゆくかもしれません。また、キャリアカウンセラーの活躍する範囲は広いため、それぞれの収入も一様ではありません。相談業務を主体とするカウンセラーの場合、200万~400万円程度の年収が多いですが、人材斡旋企業や大企業の人事担当者になると1000万円を超える場合もあります。ただし正社員でないキャリアカウンセラーも多く、契約社員やパートタイマーの場合、時給1500~1800円程度と言われています。基本的に、さほど高収入は期待できない職業と言えそうです。

向いている人
キャリアカウンセラーの仕事の基本は「相談」です。悩める人の役に立ちたい、という奉仕精神がもっとも大切になります。また、相談におとずれる人の話をよく聞く力、微妙な感情を読み取る力もカウンセラーにとって重要な能力です。経験がモノを言う仕事ですので、たとえ待遇の悪い職場であっても忍耐強く続けられることが、カウンセリング能力をきたえることにつながります。コツコツと地道な努力ができる人に向いている職業です。

取得方法
CDA資格認定試験は、特定非営利活動法人の日本キャリア開発協会(JCDA)が認定する資格試験です。受験資格として、JCDA認定カリキュラムを受講して修了している必要があります。カリキュラムは日本マンパワーのキャリアカウンセラー養成講座、またはリカレントキャリアデザインスクールのCDAキャリアカウンセラー養成コースで受講することができます。また、通算3年以上の職業経験も必要です。試験は1次(学科試験)と2次(実技試験)で構成されています。



CDA資格認定試験資格の難易度偏差値

偏差値46
簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 CDA資格認定証 取得
所轄・主催:
NPO法人 日本キャリア開発協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

CDA資格認定試験資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 専門的資格(良) 特になし 大関クラス 独学 講習 通学 通信

CDA資格認定試験試験概要

受験資格
1次試験

・20歳以上で社会人として通算3年以上の職業経験を有する者
・下記いずれかに該当する者
 ・CDAカリキュラム(養成講座)修了者
 ・協会での審査の結果CDAカリキュラム修了相当の者と認められた者
・CDAカリキュラム修了者の場合は修了日から5年以内の者

2次試験

・1次試験合格者
・1次試験の合格発表日から2年以内の者
試験内容
1次試験:
学科試験(多肢選択・記述・論述)
・支援するスキル
・固有なニーズを持つ人々への対応スキル
・倫理的・法律的問題
・指導と学習
・キャリア・デベロップメントのモデル
・アセスメント(評価)
・テクノロジー
・労働市場情報および資源(リソース)
・求職活動のスキル
・トレーニング
・プログラムの管理と実施
・普及とPR活動

2次試験:
実技試験
・面接
・ロールプレイング
合格率 48.2%(1次)
願書受付期間
1次試験:
4月上旬~5月上旬・8月上旬~下旬・12月上旬~1月上旬
2次試験:
6月下旬~7月上旬・10月下旬・2月下旬~3月上旬
試験日程
1次試験:
6月上旬・10月上旬・2月上旬
2次試験:
8月中旬・12月中旬・4月中旬
受験地 札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・沖縄
※各回ごとに実施地が増減する
受験料
1次試験:
16200円
2次試験:
21600円
合格発表日
1次試験:
6月下旬・10月下旬・2月下旬
2次試験:
9月上旬・1月中旬・5月中旬
受験申込・問合せ NPO法人 日本キャリア開発協会(JCDA) 試験グループ
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2-14-5 KDX浜町中ノ橋ビル4階
TEL:03-6661-6224
ホームページ CDA資格認定試験 | 日本キャリア開発協会
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