食品衛生監視員 - 難易度・合格率・日程・正式名称 | 資格の取り方

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食品衛生監視員

食品衛生監視員は、平成24年に始まった新しい採用試験で、輸入食品の安全管理をにない、病原菌などが国内に侵入しないよう監視する専門職員をつのります。試験の合格者は、採用試験候補者名簿に得点順でリストアップされ、厚生労働省の採用を待つことになります。

資格詳細
近年の日本において「食の安全」は消費者の注目も高い大きなテーマです。国民を危険な食品から遠ざけるべく、海外から輸入される食品には国が、国内で流通する食品には各地方自治体が、それぞれ厳しく目を光らせています。それらの最前線で食品の監視役をつとめるのが、食品衛生監視員(食監)です。国家資格であり、厚生労働省管轄の検疫所または地方自治体の保健所などに勤務します。前者は国家公務員、後者は地方公務員となります。

活躍場所
食品衛生監視員には、検疫所で働く国家公務員になる人と、各自治体の保健所で働く地方公務員になる人とがいます。検疫所では、海外から食品が輸入される際に受け取った届出書をチェックして食品衛生法に適合するかどうかを審査したり、病原菌や寄生虫、残留農薬、添加物などの検査をおこないます。保健所では、飲食店に営業許可をあたえるための実地調査や、営業施設への立ち入り検査、監視、指導などをおこないます。また、食中毒など食品による事故が発生した際には、被害の拡大や再発をふせぐために尽力します。

収入
食品衛生監視員の給与は、国家公務員か地方公務員かによってベースが異なりますが、いずれも法定の基準にのっとった安定収入が保証されています。国家公務員の場合は、専門行政職俸給表が適用され、初任給は17万4800円。さらに勤務地により、地域手当がプラスされます。いずれの公務員も、扶養手当や住居手当、通勤手当などがあり、ボーナスとして期末・勤勉手当も用意されています。公務員らしく、就職後は年齢とともに順調に昇給してゆきます。

将来性
現在、食の安全がおびやかされるケースとして顕著なのは、輸入食品関連です。すでに5割を下回った食料自給率(カロリーベース)は今後も上昇する見込みがなく、輸入依存の傾向は高まってゆくものと予想されるなか、食品衛生監視員の役割は重要度を増してゆくでしょう。現場では人手不足を叫ばれてもいるので、公務員のなかでは珍しく求人増の傾向が出てくる可能性もあります。将来性については有望と言ってよさそうです。

向いている人
食品衛生監視員は、危険な食品から人びとの健康を守ることが使命です。食の安全に対する興味や問題意識を持っていることもさることながら、公務員のなかでも、警察官や自衛官と同じように、強い正義感や奉仕精神が求められます。社会貢献意識の高い人に向いているお仕事です。また、職務上、書類の点検や食品の試験・検査といったデスクワークも多いですが、食品関係の事業者や市民などと接する機会も少なくありません。専門的な知識や技術をわかりやすく説明できるような、柔軟なコミュニケーション能力も必要になります。

取得方法
食品衛生監視員は、厚生労働省が認定する任用資格です。取得条件として、厚生労働大臣の登録を受けた養成施設、または大学および専門学校で医学や獣医学、農芸化学などの課程をおさめて卒業していることが求められます。医師、歯科医師、薬剤師、獣医師の有資格者も取得条件になっており、栄養士なら2年以上の関連事務経験があれば取得できます。取得後、国家公務員なら食品衛生監視員採用試験に合格して採用される必要があります。地方公務員の場合は、各都道府県の職員採用試験に合格しなければなりません。



食品衛生監視員資格の難易度偏差値

偏差値59
普通

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 食品衛生監視員採用試験 合格
所轄・主催:
厚生労働省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

食品衛生監視員資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ お薦め度 お薦め取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 お薦め度の画像 お薦め取得方法の画像
採用試験 就職や転職にかなり有利 特になし ★★★ 独学 通学 通信

食品衛生監視員試験概要

受験資格 ・21歳以上30歳未満の者で次に掲げるもの
 ・大学において薬学、畜産学、水産学または農芸化学の課程を修めて卒業した者および当該課程を修めて大学卒業見込みの者
 ・厚生労働大臣の登録を受けた食品衛生監視員の養成施設において所定の課程修了者および当該課程修了見込みの者
・21歳未満の者で次に掲げるもの
 ・大学において薬学、畜産学、水産学または農芸化学の課程を修めて卒業した者および当該課程を修めて大学卒業見込みの者
 ・厚生労働大臣の登録を受けた食品衛生監視員の養成施設において所定の課程修了者および当該課程修了見込みの者で、大学卒の者および大学卒業見込みの者
 ・人事院が同等の資格があると認める者
試験内容
1次試験:
筆記試験
基礎能力試験:
多肢選択式
公務員として必要な基礎的な能力(知能および知識)について
・知能分野:文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈
・知識分野:自然・人文・社会(時事を含む)
専門試験:
記述式
食品衛生監視員として必要な専門的知識などについて
・分析化学または食品化学のいずれか1題
・微生物学または毒性学のいずれか1題
・公衆衛生学または食品衛生学のいずれか1題

2次試験:
面接
人物試験:
個別面接
人柄、対人的能力などについて(性格検査も実施)
合格率 9%
願書受付期間 4月上旬
試験日程
1次試験:
6月上旬
2次試験:
7月下旬
受験地
1次試験:
小樽・東京・大阪・福岡
2次試験:
東京
受験料 なし
合格発表日 8月下旬
受験申込・問合せ 厚生労働省検疫所業務管理室
TEL 03-5253-1111
9:00~17:00(土日祝日を除く)

ほか各地の検疫所または人事院各地方事務局・沖縄事務所
ホームページ 国家公務員試験採用情報ナビ
http://www.jinji.go.jp/saiyo/shikenA.htm