建築大工技能士 - 難易度・合格率・日程・正式名称 | 資格の取り方

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建築大工技能士

世界最古の木造建築物(法隆寺)を擁する日本は、現在もなお木造建築が盛んな国として知られています。建築大工技能士は、その木造建築の大工工事に必要な技術を認定する国家資格です。都道府県職業能力開発協会が実施する学科および実技試験に合格することで取得できます。実技では木材の加工・組み立てをおこないます。

資格詳細
木造建築を建てる上で、欠かすことができない存在が、現場で働く大工さんたちです。大工になるために、特に求められる資格はありませんが、木造建築物の大工工事の施工に必要な技能を認定するものとして、技能検定制度の一種に建築大工技能士の国家資格があります。この資格を持っていれば、一定以上の技術を持っていることを証明できるだけでなく、級ごとに必要な実務経験が決まっている(最長7年以上)ので、経験の長さも証明できます。

活躍場所
建築大工技能士の有資格者は、多くが建設会社や工務店に大工さんとして勤務しています。そこでさまざまな木造建築物の建築や修理に活躍します。大工の多数を占める「家屋大工」は、一般的な木造住宅の建設にたずさわり、木材や建材の加工および取り付け作業をおこないます。木造建築のなかでも特殊な「宮大工」は、神社や寺の建設・修理をおこない、釘を使わない伝統的な技法を身につけています。このふたつの大工は江戸時代には管轄が異なる(町奉行と寺社奉行)ために区別されていましたが、現在では両者を兼ねる工務店も多くなっています。

収入
建築大工技能士の収入は、平均年収およそ400万円前後です。有名な宮大工など、豊富な専門技術と充分な経験年数があれば、年収1000万円を超えることもあります。大工は最初、見習いになりますが、その間は月給15万円ほど。見習いを終えれば、徐々に収入は増えてゆきます。なお、建築業なので、屋外作業が天候に左右されるため、収入にも影響することがあります。

将来性
木造建築そのものの需要は、戦後になって大幅に低下しました。しかし木造住宅や寺社仏閣の数は一定程度に維持されており、技術に長けた大工の必要性は変わることがありません。また、熟練者だけでなく、後継者不足の深刻化により、若い大工も重宝される傾向にあります。とはいえ、単なる木造専門の大工では生き残ることが難しくなっており、二級建築士や二級建築施工管理技師などの資格もあわせて持つことで付加価値をつけないと厳しい現状ではあります。

向いている人
木造建築が好きで、伝統的な工法などに興味のある人に向いています。基本的に力仕事ですので、体力に自信がある人ならなおよいでしょう。高いところでの作業もあるため、高所恐怖症の人にはつらいかもしれません。また、一種の徒弟制度が残っている業界であり、先輩から技術を伝授されることでスキルアップしてゆく世界ですので、年上の人ととも上手に付き合えるコミュニケーション能力も求められるでしょう。

取得方法
建築大工技能士は、技能検定制度にもとづく国家資格であり、都道府県職業能力開発協会が実施する試験に合格することで取得できます。1級から3級までの級位が用意されており、それぞれ受験に必要な実務経験年数が異なります(6カ月~7年以上)。試験は学科と実技で構成されており、実技では実際に大工仕事をおこないます。3級は切り妻小屋組、2級は柱差し小屋組、1級は隅木小屋組の製作(一部)が課題となっています。



建築大工技能士資格の難易度偏差値

1級 2級 3級
偏差値50 偏差値42 偏差値38
簡単
簡単
超簡単

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 ○級建築大工技能検定試験 合格
所轄・主催:
厚生労働省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

建築大工技能士資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ お薦め度 お薦め取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 お薦め度の画像 お薦め取得方法の画像
国家資格 キャリアアップ(良) 名称独占資格 ★★★★★ 独学 講習

建築大工技能士試験概要

受験資格
1級

・7年以上の実務経験、または2級合格後2年以上、3級合格後4年以上の実務経験
※学歴により必要な実務経験年数が異なる

2級

・実務経験2年以上、または3級合格者
※学歴により実務経験が不要になる

3級

・不問
試験内容
1級・2級

学科試験

・建築構造
・規矩術
・施工法
・材料
・製図
・関係法規
・安全衛生
実技試験

・大工工事作業

3級

学科試験

・建築構造
・規矩術
・施工法
・材料
・製図
・安全衛生
実技試験

・大工工事作業
合格率
願書受付期間 4月上旬~中旬・10月上旬~中旬
試験日程
実技試験:
6月上旬~9月中旬・12月上旬~2月下旬
学科試験:
7月下旬~9月上旬・1月下旬~2月上旬
受験地 指定の試験場
受験料
学科試験:
3100円
実技試験:
16500円
※都道府県によって異なる場合がある
合格発表日 10月上旬・3月中旬
受験申込・問合せ 中央職業能力開発協会
TEL 03-6758-2855
ホームページ 技能検定のご案内 : 中央職業能力開発協会(JAVADA)
http://www.javada.or.jp/jigyou/gino/giken.html