刑務官 - 難易度・合格率・日程・正式名称 | 資格の取り方

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刑務官

刑務所および少年刑務所、拘置所などに勤務する刑務官は、日本のような法治国家にはなくてはならない職業です。採用試験は男性と女性とに分かれており、試験に合格して採用されると、男女それぞれ同性の被収容者たちに対し、生活指導や職業訓練指導をほどこして出所後の社会復帰を助けたり、所内の保安および警備をになったりします。平成24年度からは、社会人区分と武道区分が設置され、門戸が広くなりました。

資格詳細
治安がよいことで知られる日本でも、毎日、大小さまざまな犯罪が発生し、多数の逮捕者を出しています。裁判によって懲役や禁固などの判決を受けた犯罪者は、刑罰の執行機関である刑務所に収容され、罪をつぐないます。その刑務所および少年刑務所(または拘置所)で受刑者たちの監督をおこなうのが刑務官です。刑務官は、国家試験である刑務官採用試験の合格者などから採用され、法務省矯正局に属する国家公務員となります。

活躍場所
刑務官は、刑務所および少年刑務所、拘置所、鑑別所など、法務省が管轄する刑事施設に勤務しています。これらの施設は、単に刑罰の執行機関というだけでなく、犯罪者の更正をうながし、出所後の社会復帰をサポートする機関でもありますので、刑務官の仕事も受刑者を厳しく監視するだけの単純なものではありません。特に重要なのが、受刑者に社会復帰のための労働(職業訓練)をほどこす「刑務作業」の監督です。その他、所内での生活指導や再犯防止のための講義、各種相談などをおこなったり、受刑者の健康状態の確認や施設の点検、報告書の作成などの事務作業もおこないます。

収入
刑務官は国家公務員ですので、法律にもとづく公安職俸給表によって給与がさだめられています。その他の一般的な公務員よりも12%ほど割り増しされており、平均年収は610万~630万円ほど。長くつとめて昇進試験に合格することで階級を高めれば、年収800万円を超えることも可能です。さらに、扶養手当や住居手当、通勤手当、地域格差是正のための地域手当、夜勤や残業に対する超過勤務手当などの各種手当ももらえますし、期末・勤勉手当(いわゆるボーナス)として給料4カ月分程度を受け取ることもできます。

将来性
「世に盗人の種は尽きまじ」とは石川五右衛門の言葉ですが、そのとおり世のなかがどんなに変わっても、犯罪が社会からなくなることはないでしょう。事実、刑務官の数はこれまで変化なく確保されつづけています。また、刑務官の仕事が民間に委託されることもまず考えられません。今後とも刑務官のニーズは一定のまま維持されるか、むしろ人員不足の傾向もあるために増員される可能性さえあります。ただし、公務員全体に対する風当たりはよくない昨今なので、給与の面などで条件が悪化する可能性はあります。

向いている人
刑務官になる上で武道の経験が重視されるように、刑務所内でのトラブルに「力ずく」で対応するケースがままありますので、格闘術の心得があったほうがよいでしょう。少なくとも体力に自信がある人に向いています。また、刑務官には警察や自衛隊に類似した組織文化があり、階級の上下関係が絶対的な世界ですので、そうした組織に順応できる気がまえが必要です。いわゆる体育会系の人に適した、心身ともにハードな職場と言えます。

取得方法
刑務官になる方法には複数ありますが、一般的なのは刑務官採用試験に合格することです。試験には18歳から29歳までの年齢制限があり、高校卒業程度の教養がためされます。面接による人物判定、身体測定、運動能力および体力測定もおこなわれます。別に中途採用もあり、50歳程度までの男女を対象に不定期で募集されます。また、柔道や剣道の有段者などを対象にした「武道拝命」という道もあります。少数ながら、国家公務員試験総合職などの合格者から、刑務官を拝命するケースもあり、この場合は幹部候補として、高い階級からキャリアを始めることができます。



刑務官資格の難易度偏差値

偏差値53
普通

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 刑務官採用試験 合格
所轄・主催:
法務省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

刑務官資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ お薦め度 お薦め取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 お薦め度の画像 お薦め取得方法の画像
採用試験 特になし 特になし ★★★ 独学 通学 通信

刑務官試験概要

受験資格
刑務A・刑務A(武道):
17歳以上29歳未満の男性
刑務B・刑務B(武道):
17歳以上29歳未満の女性
刑務A(社会人):
40歳未満の男性
刑務B(社会人):
40歳未満の女性
※いずれも日本国籍の者に限る

また、以下に該当する者は不合格となる
・身長が男性160cm、女性148cm未満
・体重が男性47kg、女性40kg未満
・裸眼視力が1眼で0.6未満(矯正視力が両眼1.0以上なら可)
・四肢の運動機能に異常がある
試験内容
1次試験:
高校卒業程度の内容
・基礎能力試験:多肢選択式
 公務員に必要な知能および知識を見る筆記試験
・作文試験
 文章による表現力・課題に対する理解力を見る筆記試験
・実技試験(武道のみ)
 柔道または剣道の実技を見る試験

2次試験

・人物試験
 人柄や対人能力を見る個別面接
・身体検査
 おもに胸部疾患、血圧、尿、その他の一般内科系検査
・体力検査(武道以外)
 身体の筋持久力などを見る検査
合格率 9.70%
願書受付期間 7月下旬~8月上旬
試験日程
1次試験:
9月下旬
2次試験:
10月下旬
受験地 全国各地
受験料 なし
合格発表日 11月下旬
受験申込・問合せ 各地の人事院事務局、法務省矯正管区
ホームページ 法務省:刑務官採用試験
http://www.moj.go.jp/kyousei1/kyousei_kyouse13.html