保健師 - 難易度・合格率・日程・正式名称 | 資格の取り方

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保健師

保健師は、医師や看護師にならんで、地域や学校で人々の健康に貢献する仕事です。保健所などに勤務して地域住民の健康促進や病気予防に寄与します。具体的には、健康診断を実施したり、地域の各家庭を訪問して指導をおこなったりします。昔は女性限定でしたが、平成6年から男性でも資格の取得が可能になりました。

資格詳細
保健師は、英語で「パブリック・ヘルス・ナース」と呼ばれるように、公衆衛生活動をおこなう地域看護の専門家を認定する国家資格です。病院の「ナース」との根本的なちがいは、看護師が人びとの病気を治すための手伝いをするのに対し、保健師は、人びとが病気にならないための手伝いをするのが使命だという点です。疾病の予防や健康増進などを通じて、地域の市民が心身ともに健康に長生きできるようにつとめるのが基本的なお仕事になります。以前は女性しかいませんでしたが、1993年の法改正以降、男性の保健師も登場するようになりました。

活躍場所
保健師は、「行政保健師」「産業保健師」「学校保健師」に大別されます。行政保健師は、自治体の保健所や保健センターに勤務して地域の保健指導にあたります。産業保健師は企業に所属し、主に社員の健康指導をおこないます。学校保健師は学校に勤務し、生徒と教師たちの健康管理を担当します(教員免許が必要な養護教諭とは異なります)。最近では、国際協力機構やNGOに所属して、海外での保健活動に従事する保健師も増えてきました。今後も活躍の場は広がってゆくことでしょう。

収入
行政保健師の場合、保健所職員および市町村職員であり、地方公務員なので、各自治体の給与体系に沿った安定収入を得ることができます。公立学校で働く学校保健師も同様です。一方、民間企業に勤務する産業保健師は、企業の規模によって給与に大きな差があり、大企業ほど高給になりますが、公務員のような安定感はありません。企業の業績次第で待遇が変わってしまいます。厚生労働省の調査によると、保健師の平均年収は340万円程度(平均年齢45.5歳)となっています。

将来性
かつての「病気になっても病院に行けばよい」というマインドから「病気にならなければよい」へと人びとの意識が大きく変わりつつある現在、いわゆる「予防医学」のエキスパートである保健師の存在意義も大いに高まっています。社会の健康志向への傾倒は今後も深まってゆくと予想されますが、その上、高齢化がますます進むことで、お年寄りの健康管理も保健師の大きなテーマとなってゆくでしょう。将来性についてはまず安泰と言えますが、民間企業の産業保健師は景気などの経済動向に左右されそうです。

向いている人
保健師にとってまず必要なスキルは、コミュニケーションの能力です。基本的に、病気になった人を相手に治療を手伝うのではなく、病気にならないための「指導」が主なお仕事ですので、それ相応の難しさがあります。老若男女さまざまな性格の人を相手に適切な対応をしなければなりません。また、人の生命に関わる仕事ですので、それなりの覚悟と責任感が求められます。看護師とくらべて労働条件は楽な面がありますが、保健師の資格は、看護師の資格を得た上で取得しますので、看護師よりも多く、かつ長く勉強し続けることになります。勉強熱心であることが、そもそもの条件と言えるかもしれません。

取得方法
保健師は、国家試験に合格することで取得できる国家資格ですが、実質的な受験条件として、看護師国家試験に合格してのち、所定の保健師養成課程(1年以上)を修了している必要があります。看護師向けの保健師学校(1年制の専門学校や短大)のほか、看護師と保健師の両方の資格取得を目指す4年制の学校もあります。最初から保健師をこころざしているならば、4年制学校のほうがおすすめです。なお、保健師の登録をした人で、指定の単位を修了している人は、教育委員会に申請することで養護教諭2種免許も取得することができます。



保健師資格の難易度偏差値

偏差値43
簡単

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 保健師免許 取得
所轄・主催:
厚生労働省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

保健師資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ お薦め度 お薦め取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 お薦め度の画像 お薦め取得方法の画像
国家資格 就職や転職にかなり有利 名称独占資格 ★★★★★ 通学

保健師試験概要

受験資格 ・文部科学大臣の指定した学校において1年以上保健師になるのに必要な学科を修めた者(3月までに修業する見込みの者を含む)
・厚生労働大臣の指定した保健師養成所を卒業した者(3月までに卒業する見込みの者を含む)
・外国の保健師助産師看護師法第2条に規定する業務に関する学校もしくは養成所を卒業、または外国において保健師免許に相当する免許を受けた者で、厚生労働大臣が上記に掲げる者と同等以上の知識および技能を有すると認めたもの
ほか
試験内容 ・公衆衛生看護学
・疫学
・保健統計学
・保健医療福祉行政論
合格率 96.0%
願書受付期間 11月下旬~12月中旬
試験日程 2月中旬
受験地 北海道・青森・宮城・東京・愛知・石川・大阪・広島・香川・福岡・沖縄
受験料 5400円
合格発表日 3月下旬
受験申込・問合せ 受験地ごとの厚生局および厚労省医政局看護課

厚生労働省 医政局看護課
〒100-8916 東京都千代田区霞が関1丁目2番2号
TEL 03(5253)1111 FAX 03(3591)9073
ホームページ 保健師国家試験|厚生労働省
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