ピアノ調律技能士 - 難易度・合格率・日程・正式名称 | 資格の取り方

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ピアノ調律技能士

ピアノの繊細な音色には、完全な調律が不可欠です。音に対する鋭利な感覚と技術を持つ者だけができる仕事であるため、2011年からピアノ調律技能検定が実施されており、国家資格となっています。資格取得者の多くはピアノメーカーや楽器店に勤務し、ピアニストの心強いサポーターとして活躍しています。なかにはコンサートチューナーになる人もいます。

資格詳細
バイオリンやトランペットなど、ほとんどの楽器が正しく美しい音で演奏されるためには、コンスタントな調整が必要です。楽器の調整は、音程に関する「調律」、発音に関する「整調」、音色に関する「整音」の3つに大別されますが、特に難度が高いものとして有名なのが、ピアノの調律です。ピアノ調律技能士は、そのピアノの調律のエキスパートを認定する資格。2011年から技能検定制度にもとづく国家資格へと昇格し、資格としての信頼性がより高まりました。

活躍場所
ピアノ調律技能士の多くは、ピアノを製造するメーカーや楽器店などの販売会社に勤務しています。販売にそなえて、商品のピアノを点検・調律して、不備がないように保守するほか、顧客の要請に応じて、個人宅や学校などの施設に出張し、調律をおこなうこともあります。ピアノ調律は一種の職人芸であり、技量の差が出るため、腕のいい調律師として有名になれば、独立して活動し、各地のコンサートホールなどから依頼を受けて調律に出向くというスタイルも確立することができます。

収入と将来性
ピアノの調律師は、ひとつの楽器の調整に特化したニッチな職業ではありますが、現在およそ1万人が活動していると推定されており、音楽関係の仕事のなかではさほど少数ではありません。ピアノは、各学校に必ずあったりするように、意外と普及台数の多い楽器であり、その需要も安定しているので、調律師は息の長い仕事としてやってゆくことができます。実力次第で独立も可能であり、顧客の信頼を得て有名になれば、高収入も夢ではありません。

向いている人
ピアノ調律技能士は、音楽が好きで、楽器の音色に敏感な人に向いています。もちろん、みずからピアノを弾ける人に最適なのは言うまでもありません。ピアノ経験者なら、音程の微妙なズレが感覚的にわかるようになるので、調律師になるための学習において非常に有利となります。また、耳が命の仕事であり、聴覚は心身の状態によって影響されるので、常に健康なコンディションを維持することも重要になります。ストイックな職業ですが、顧客との対話も大切になるので、コミュニケーション能力も求められます。

取得方法
ピアノ調律技能士の資格は、国家試験であるピアノ調律技能検定に合格することで取得できます。試験は一般社団法人の日本ピアノ調律師協会が実施します。1級、2級、3級の級位が用意されていますが、3級においても受験資格として実務経験(または専門的な学歴)が求められます。独学でも不可能ではありませんが、メーカー付属の養成機関や専門学校、国立音楽大学の調律科などで専門教育を受けて、技術を習得してのち、資格試験にのぞむのが一般的です。



ピアノ調律技能士資格の難易度偏差値

1級 2級 3級
偏差値58 偏差値50 偏差値46
普通
簡単
簡単

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 ○級ピアノ調律技能検士 合格
所轄・主催:
厚生労働省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

ピアノ調律技能士資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ お薦め度 お薦め取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 お薦め度の画像 お薦め取得方法の画像
国家資格 キャリアアップ(優) 名称独占資格 ★★★★★ 通学

ピアノ調律技能士試験概要

受験資格
1級

・7年以上の実務経験を有する者
・専門高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校、養成機関を卒業または普通職業訓練を修了後、5年以上の実務経験を有する者
・大学卒業後、3年以上の実務経験を有する者
・2級の技能検定に合格した者であって、その後2年以上の実務経験を有する者

2級

・2年以上の実務経験を有する者
・専門高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校、養成機関を卒業または普通職業訓練を修了後、1年以上の実務経験を有する者
・大学を卒業した者
・3級の技能検定に合格した者

3級

・1年以上の実務経験を有する者
・大学、専門高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校、養成機関を卒業または普通職業訓練を修了した者
・大学、専門高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校、養成機関に在学する者または普通職業訓練をうけている者
試験内容
1級

学科試験:
真偽問題(25問)五肢択一(25問)
実技試験:

調律
・グランドピアノ
・アップライトピアノ
整調
・グランドピアノ
・アップライトピアノ
修理
・グランドピアノ張弦(玉造りを含む)
・グランドピアノハンマーシャンクフレンジセンターピン交換
・グランドピアノダンパーワイヤー交換

2級

学科試験:
真偽問題(25問)四肢択一(25問)
実技試験:

調律
・アップライトピアノ
整調
・グランドピアノアクションモデル
・アップライトピアノ
修理
・張弦(玉造りを含む)
・アップライトピアノセンターピン(木部合わせ)交換
・アップライトピアノスプリングとコード交換

3級

学科試験:
真偽問題(25問)三肢択一(25問)
実技試験:

調律
・アップライトピアノ
整調
・アップライトピアノアクションモデル
修理
・張弦(玉造りを含まない)
・アップライトピアノバットスプリングコード交換
合格率 24.5%(2級)
願書受付期間
1級・2級:
4月~5月
3級:
8月~9月
試験日程
1級

学科試験:
7月上旬
実技試験:
10月~2月

2級

学科試験:
7月上旬
実技試験:
9月~2月

3級

学科試験:
11月中旬
実技試験:
1月~2月
受験地
学科試験

北海道・宮城・新潟・東京・静岡・愛知・石川・大阪・広島・香川・福岡

実技試験

1級:
静岡
2級・3級:
北海道・宮城・東京・静岡・愛知・京都・福岡
受験料
学科試験
:8500円

実技試験

1級:
29500円
2級:
26500円
3級:
23500円
合格発表日 3月末
受験申込・問合せ 一般社団法人 日本ピアノ調律師協会 技能検定係
〒101-0021 東京都千代田区外神田2丁目18-21 楽器会館5階
TEL 03-3255-3897 FAX 03-3255-9246
ホームページ ピアノ調律技能検定
http://www.jpta.org/kentei/outline.shtml