トレース技能検定 - 難易度・合格率・日程・正式名称 | 資格の取り方

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トレース技能検定

トレーサーといえば、設計技師やデザイナーが書いた建築や機械、地図、デザインなどの図面をトレースして清書するお仕事ですが、近年では、印刷や情報に関わる案件も増え、活躍の場が広がっています。中央工学校生涯学習センターが主催するトレース技能検定は、そのトレースの技術を認定する文部科学省後援の民間資格。業界内での評価も高いので、トレーサーを目指す人なら要チェックの資格となっています。

資格詳細
トレース(トレス)とは、製図作業において、すでにある図面を写し取り、もうひとつの図面を作り出す技術のことです。建築や機械、地図など、精密さを要する図面を複写する場合、コピー機では品質の面でも大きさの面でも不適格なことが多いため、プロのトレーサーの出番となります。そのトレーサーのスキルを判定するのがトレース技能検定で、文部科学省が後援する公的資格となっており、業界内でも評価の高い検定としてよく知られています。

活躍場所
トレース技能検定の合格者は、建築会社やデザイン事務所などが主な就職先です。ほかにも人材派遣会社に登録している人や、フリーランスで活躍している人もいます。分野によっては内職も可能なので、主婦の方が自宅で仕事をするというケースも珍しくありません。手書きのトレース作業は、半透明のトレーシングペーパーを原図に重ねておこなうのが一般的です。トレース技能検定には1級から4級までの級位がありますが、実務レベルは2級以上とされています。就職や転職に活かしたいなら、ぜひ2級以上の合格を目指してみましょう。

収入と将来性
トレース技能検定でためされる技能は、手書きによるトレースの技術です。近年は製図の世界でも急速にデジタル化が進み、トレースもCADが主流となっていますが、印刷では再現できないほど細かい図面などは、熟練のトレーサーによる手書きトレースがまだまだ現役です。また最近では、印刷や情報関係のニーズも増えています。とはいえ、将来を考えると、CADの技術もあわせ持っていたほうがよいでしょう。アナログとデジタルの両方に対応できるトレーサーは貴重な人材です。収入面では、職人技の世界なので、経験や技術がものを言いますが、トレース技能検定の1級を取得していると、技術手当を見込むことができます。

向いている人
トレースは、とにかく「緻密さ」が求められる作業です。手先の器用さもさることながら、几帳面で完璧主義な性格の人に向いています。長時間にわたり、図面と向き合っていなければならないので、それなりの集中力と体力も欠かすことはできません。大変な仕事ですが、さまざまな定規を駆使して複雑な図形を正確に写し取る作業には独特の達成感があり、ジグソーパズルやプラモデルが好きというような人には楽しさのわかる仕事となるでしょう。

取得方法
トレース技能検定は、毎年1回、10月に実施されます。実技試験と理論試験で構成されますが、理論がわずか30分間なのに対し、実技は2時間30分におよぶという、実技を非常に重視するきわめて実践的な検定試験となっています。級ごとに受験資格は設定されていませんが、まずは実務レベルの2級、そうして技術手当レベルの1級を目指しましょう。なお、合格者のうち成績優秀者および団体には、文部科学大臣賞などの賞が贈られて表彰されます。



トレース技能検定資格の難易度偏差値

1級 2級 3級 4級
偏差値50 偏差値48 偏差値42 偏差値35
簡単
簡単
簡単
超簡単

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 トレース技能検定○級 合格
所轄・主催:
文部科学省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

トレース技能検定資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ お薦め度 お薦め取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 お薦め度の画像 お薦め取得方法の画像
民間資格 キャリアアップ(良) 特になし ★★★★ 独学 通学 公式テキスト

トレース技能検定試験概要

受験資格 不問
試験内容
1級

実技

・図面用文字
・技術上熟練を要する複雑な図
・技術上熟練を要する複雑な工業用図面
・専門分野の印刷用原図
理論

・トレース用具および用紙に関する専門的事項
・用器画法に関する事項
・日本工業規格(Z8310~Z8318)の応用的事項
・版下作成に関する基本的事項
・専門分野に関する一般的事項
・CADに関する一般的な知識

2級

実技

・図面用文字
・技術上熟練を要するかなり複雑な図
・技術上熟練を要するかなり複雑な工業用図面
理論

・トレース用具および用紙に関する全般的事項
・簡単な立体用器画法に関する事項
・日本工業規格(Z8310~Z8318)の全般的事項
・版下作成に関する基本的事項
・図面用文字に関する事項
・専門分野に関する基礎的事項
・CADに関する基本的な知識

3級

実技

・製図用文字
・やや複雑な図
・工業に関連するやや複雑な図面
理論

・トレース用具の整備調整を含む一般的事項
・簡単な立体用器画法に関する事項
・日本工業規格(Z8310~Z8318)の応用的事項

4級

実技

・線の基本
・製図用文字
・簡単な図
・簡単な図面
理論

・トレース用具に関する常識的な事項
・図面表現に関する初歩的事項
合格率 82.5%
願書受付期間 8月中旬~9月中旬
試験日程 10月中旬
受験地 東京・石川・愛知・大阪・兵庫・香川・ほか応募会場
受験料
1級:
5500円
2級:
4400円
3級:
3200円
4級:
2000円
合格発表日 11月下旬
受験申込・問合せ 一般財団法人 中央工学校生涯学習センター トレース技能検定部
〒114-0015 東京都北区中里1-15-7
TEL:03-5814-1465 FAX:03-5814-1467
ホームページ 一般財団法人 中央工学校生涯学習センター
http://chuoko-center.or.jp/trace.html