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電子ファイリング検定

現在のオフィスは、情報通信技術の進歩によって、実にさまざまな情報が集まり、蓄積されています。電子ファイリング検定では、それら情報のなかでも、電子化されたデータを専門に、情報管理および適切な廃棄まで、責任をもっておこなえる人材であるかどうかが判定されます。

資格詳細
現在の一般的なオフィスでは、紙媒体だけではなく、WEB上で処理されるファイルが増えてきています。電子ファイリングとは、それらの電子媒体を使ったWordやExcel、PDF等の電子データや画像データの管理や取り扱いのスキルを測る検定試験です。ペーパーレス化が進んでいる現代、書類のコンパクト化という意味で価値のある資格とされています。情報があふれている現在、企業に限らず、病院や学校、公共機関などあらゆる場所で電子データの管理能力は活用できるでしょう。試験はA級とB級があり、全国のテストセンターでコンピュータ上で実施するCBT方式により行われます。当検定は、電子データの発生から廃棄までのライフサイクル管理を中心としているため、パソコン、インターネット、セキュリティまで、オフィスで使用する情報技術の全般をカバーしています。資格の有効期限は3年間ですので、3年毎の更新手続きが必要です。3回更新手続きを行うと永年資格となります。

活躍場所
就職先は、情報系の企業、企業の人事や総務、秘書部門、図書館などが考えられます。電子ファイリングの知識はあらゆる企業で有効ですが、この資格だけで就職が有利になるということは少ないため、職種に有用な他の資格と合わせれば、より活躍の場が見つかりやすいでしょう。

収入と将来性
電子ファイリング検定の資格を取得していると、就職や転職活動の際にアピールできますが、この資格だけで採用されることは難しいかもしれません。ただし、個人情報保護法の施行以降、電子ファイリング検定の資格取得を奨励する企業が増えているため、すでに資格を所持している場合、企業によっては何らかの手当があるかもしれません。現代は、紙ベースの情報から無形の電子書式へと変換し、ネット社会が定着してきています。情報を電子ファイルに置き換えるペーパーレス化を進めている企業が圧倒的に多い状況です。電子ファイリング検定の知名度はまだ低いですが、いずれ一般企業のどこでも電子ファイリングのスキルの有無が問われるようになるでしょう。電子ファイリング検定は、今後ますます期待される資格といえます。

向いている人
電子ファイリング検定は、あらゆるオフィスに適用する資格のため、業種・業態に関わらず、キャリアアップを目指したい方は受けてみるとよいでしょう。とりわけ、仕事でファイリングシステムに携わっている方にはおすすめです。また、就活に備えて何かスキルを身につけたいという学生は、希望の職種に関わらず、電子ファイリング検定の勉強をしておくと役立つでしょう。

取得方法
電子ファイリング検定のA級は、専門知識の出題も多く、やや難易度が高いようです。実務経験者向けの内容となっているため、実務未経験者がA級を受けるのであれば、講座やスクールを利用することを検討したほうがよいでしょう。一方、B級については、市販の公式テキストで何度も学習を重ねることで合格に近づけます。なお、電子ファイリング検定の過去問題集は現状では発売されていないため、公式テキストの巻末にある参考問題に取り組んで、理解を深めていくことがポイントです。また、A級受験者もB級受験者も、合格対策講座eLearningで勉強することをおすすめします。講義内容は公式テキストが中心ですので、効率よく勉強できるでしょう。



電子ファイリング検定資格の難易度偏差値

A級 B級
偏差値51 偏差値45
普通
簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 電子ファイリング検定○級 合格
所轄・主催:
一般社団法人日本経営協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

全国170ヶ所以上の受験会場から希望の日時を選択して受験。11月試験の申込期間は不明。
願書受付
試験開催地によって願書受付日等が異なります。
試験日
2020年11月21日~2020年12月22日
合格発表
試験開催地によって合格発表の日等が異なります。
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

電子ファイリング検定資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 キャリアアップ(良) 特になし 大関クラス 独学 講習 通学 通信 公式テキスト

電子ファイリング検定試験概要

受験資格 不問
試験内容
A級:
(90分)マークシートと記述(70問と記述)
組織内における電子ファイリングシステムの企画・立案・導入・推進に関する管理と実務指導ができる知識・技能を有する。
B級:
(60分)マークシート(100問)
電子化文書の実務知識を持ち、電子ファイリングシステムの企画・導入と推進をリードできる。
合格率 71.2%(B級)
願書受付期間 試験日の約2カ月~1カ月前
試験日程 7月・11月~12月
受験地 札幌、仙台、さいたま、東京、横浜、名古屋、金沢、大阪、広島、福岡の各都市
受験料
A級:
7350円
B級:
5250円
合格発表日 試験日の約30日後
受験申込・問合せ 一般社団法人 日本経営協会 検定事務局
TEL 03-3403-1472 FAX 03-3403-1602
ホームページ 一般社団法人 日本経営協会|検定
http://www.noma.or.jp/kentei/index.html

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