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貯水槽清掃作業監督者

建物の水道に安全な水を絶え間なく供給するために欠かすことができない貯水槽。その適切な管理・清掃は、特に災害時などにおいて、建物内の人命に関わるほど重要なものとなっています。貯水槽清掃作業監督者は、その貯水槽の清掃、管理、監督をおこなう上で必要な知識を持つ人にあたえられる国家資格で、建築物飲料水貯水槽清掃業における必置資格です。4日間の講習会に参加し、修了試験に合格することで取得できます。

資格詳細
貯水槽は水を供給するために欠かせない貯水タンクです。その貯水槽の衛生状態が悪いと、人体に影響を及ぼす可能性があるため、徹底した清掃が必要です。貯水槽清掃作業監督者は、貯水槽の管理や清掃業務を行う専門家として認められる資格のため、建物内の貯水槽の清掃には必須の資格です。貯水槽の清掃自体は資格がなくても作業できますが、作業員を指導したり、指示したりする監督業務にはこの資格が必須です。資格取得には、4日間の講習を受けて修了考査に合格することが必要です。講習会は東京、大阪、福岡など全国主要都市6ヶ所で開催されますが、各会場の募集人員100名に達した時点で受付が終了となるため、早めの応募がおすすめです。なお、受講資格として、貯水槽の清掃に関した実務経験が必要です。すでに実務経験を積んでいる方であれば問題なく取得できるようです。この資格を取得したい方は、まず正社員として実務経験を積んでください。アルバイトやパートとしての実務経験は認められないため注意が必要です。なお、修了証書には令和○年○月○日と有効期間が記載されており、有効期間は6年です。この期間は資格の有効期間ではなく、都道府県知事に貯水槽清掃業として登録するための有効期間です。すなわち、この期間を過ぎても、貯水槽清掃作業監督者の資格自体は消失しません。ただし、改めて登録して有効期限を延長するためには再講習会を受講する必要があります。

活躍場所
ビル管理会社や清掃会社などに就職し、オフィスビルや商業施設、マンションなど、さまざまな建物内で作業することになります。

収入と将来性
貯水槽の清掃は資格がなくてもできる作業ですので、年収はあまり期待できないようです。しかし、作業監督者の有資格者を歓迎する企業は多く、特別手当を支給している会社もあります。貯水槽は、毎日私たちが飲んでいる飲料水を貯めておくところです。その貯水槽を適切に清掃、管理する仕事は今後もなくなることはなく、日本の水の安全を守るための重要な仕事として、安定した需要があります。また、会社内に有資格者がいるのといないのとでは、信頼性において大きな違いがあります。貯水槽清掃作業監督者が社内にいると、大きな案件にも対応もできるため、今後も企業から一定の需要があるといえます。求人サイトを見ても、貯水槽清掃作業監督者を募集している企業が数多く見られます。

向いている人
仕事の性質上、見えないところで多くの人々の役に立っている仕事にやりがいを感じられる人、また特殊な清掃方法で作業を行うため、機械いじりが好きな人に向いているでしょう。貯水槽清掃作業は基本的にチームワークなので、その監督者としてメンバーとうまくコミュニケーションを取ることも求められます。資格取得のための講習を受講するには、貯水槽の清掃に関しての実務経験が必要なため、現在ビル管理会社に勤務し、貯水槽の清掃や管理などの仕事に携わっている方はキャリアアップのために取得しておくとよい資格といえます。

取得方法
資格のための試験はなく、講習を受けて最終日の修了考査に合格することで取得できる資格です。受講の条件を満たしていればほぼ100%合格できるようですので、講習に遅刻をしないことと、講義中に居眠りなどせずにしっかりと聞いて内容を理解しましょう。



貯水槽清掃作業監督者資格の難易度偏差値

偏差値0
判定不能
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 貯水槽清掃作業監督者講習会 修了
所轄・主催:
公益財団法人日本建築衛生管理教育センター
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

貯水槽清掃作業監督者資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
国家資格 専門的資格(可) 必置資格 横綱クラス 特になし

貯水槽清掃作業監督者試験概要

受験資格 ・高等学校もしくは中等教育学校を卒業後、2年以上建築物の貯水槽の清掃に関する実務経験を有する者
・5年以上建築物の貯水槽の清掃に関する実務経験を有する者
・上記と同等以上の学歴および実務経験を有すると認められる者
試験内容 受講科目(計29.5時間・4日間)
・建築物環境衛生制度
・給水衛生概論
・建築設備概論(給水設備関係)
・作業の安全管理
・貯水槽清掃各論
・試験
合格率 ほぼ100%
願書受付期間 講習日の約1カ月半前~1週間前
試験日程 年十数回
受験地 北海道・宮城・東京・愛知・大阪・広島・福岡
受験料 52000円
合格発表日 講習修了後
受験申込・問合せ 公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター
〒100ー0004 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル7階743区
TEL:03-3214-4624
ホームページ 公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター
https://www.jahmec.or.jp/

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