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英検(実用英語技能検定)

文部科学省後援の検定試験としてあまりにも有名な実用英語技能検定、略して「英検」は、英会話能力の判定基準として長らく親しまれています。2級以上であれば、大学入試や海外留学で有利になります。スピーキング能力測定の正確さから、企業などからも評価の高い検定となっています。

資格詳細
あまたある資格検定のなかでも、実用英語技能検定、略して「英検」は、もっともポピュラーなもののひとつです。その語学検定としての知名度および信用度から、就職や転職の際に企業が評価する要素において、英検の級位はベーシックな指標となっています。社会的に広く認められた資格ですので、取得者が優遇される機会も多く、大学や高校の入試、教員採用試験などで試験科目が免除されたり、通訳案内士などの資格試験にて筆記試験や科目が免除されるといった特別なメリットがあるのも魅力です。

活躍場所
英検は、3級以下なら義務教育のうちに取ってしまう人も多く、合格者が活躍している場所は、社会の全域に渡ります。とはいえ語学力として仕事に活かされている現場としては、外資系企業を始め、貿易関係や物流関係、外国特許事務所、航空会社、重工業関係、アパレル関係、法律関係などが代表的でしょう。食材および商品を直接輸入するファストフードやスーパーマーケット関係の企業、あるいは海外に出店している企業などでも活躍が目立ちます。情報関係やコンピュータ関係の企業でも就職・転職に有利となります。

収入と将来性
世界の共通語として広く利用されている英語のスキルは、将来性においてまったく不安がないと言ってよいでしょう。ただし英検の級位が収入に直結するかどうかは、業種・職種によります。企業によっては、資格手当が支給される場合もあります。優秀な語学力が評価される企業では、出世の糸口ともなりえるでしょう。国際秘書検定などの資格もあわせて取得しておくことで、より昇給や昇進に有利となるでしょう。

向いている人
中学や高校の英語に特に強い苦手意識がなければ、2級合格までなら、さほど難はなく合格を目指すことができます。1級および準1級のレベルになると、本格的な英会話能力が必要になるため、英語に親しみを持っていなければ学習は困難です。英語が好きで、普段から洋楽や洋画に接しているような人なら、充分に素質があると言えます。

取得方法
大学や短大の英語の授業についてゆけている人なら、独学のみで英検2級までは取得が可能でしょう。1次試験でのリスニングテストと二次試験の個人面接が課題になりますので、参考書やCDなどを使った効果的な学習は欠かせません。1級および準1級になると、高い英会話能力がためされ、独学ではどうにもならない面がありますので、専門学校に通ったり通信教育を受けたりといった専門的な対策が必要になるでしょう。なお、準1級の二次試験ではナレーション、1級ではスピーチのテストがおこなわれます。



英検(実用英語技能検定)資格の難易度偏差値

1級 準1級 2級 準2級
偏差値69 偏差値62 偏差値55 偏差値51
難関
難関
普通
普通
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 実用英語検定試験○級 合格
所轄・主催:
公益財団法人日本英語検定協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

2回目以降の合格発表日不明
願書受付
2020年11月20日~2020年12月10日
試験日
2021年1月24日
合格発表
不明
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

英検(実用英語技能検定)資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 就職や転職にやや有利 特になし 大関クラス 独学 通信

英検(実用英語技能検定)試験概要

受験資格 不問
試験内容
1級

一次試験:
筆記(100分)/リスニング(約35分)
二次試験:
英語での面接(約10分)

準1級

一次試験:
筆記(90分)/リスニング(約30分)
二次試験:
英語での面接(約8分)

2級

一次試験:
筆記(85分)/リスニング(約25分)
二次試験:
英語での面接(約7分)

準2級

一次試験:
筆記(75分)/リスニング(約25分)
二次試験:
英語での面接(約6分)

3級

一次試験:
筆記(50分)/リスニング(約25分)
二次試験:
英語での面接(約5分)

4級

一次試験:
筆記(35分)/リスニング(約30分)

5級

一次試験:
筆記(25分)/リスニング(約20分)
合格率 約55%
願書受付期間 年3回(11月~12月・3月~4月・8~9月)
試験日程 年3回(1月・5月・10月)
※二次試験は各回の約1カ月後
受験地
本会場

全国約230都市400会場(1級の二次試験のみ11都市)

準会場

中学・高校特別準会場
申込責任者が定めた、申込団体単位の会場
受験料
本会場の検定料

1級:
10300円
準1級:
8400円
2級:
7400円
準2級:
6900円
3級:
5900円
4級:
3600円
5級:
3000円
合格発表日
1~3級一次合否通知

4・5級合格通知

一次試験の約3週間後に送付
ウェブサイトでは約2週間後に閲覧可能

1~3級二次合否通知

二次試験の約2週間後に送付
ウェブサイトでは約10日後に閲覧可能
受験申込・問合せ 英検サービスセンター(個人受付)
TEL:03-3266-8311
※平日10:00~17:00(土・日・祝日を除く)
ホームページ 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
http://www.eiken.or.jp/eiken/

英検(実用英語技能検定)のレビュー

(7件)

筆記は単語さえ覚えれば十分合格できます。

2023年12月12日
会社で海外研修がありアメリカへ行くことがありました。
研修中はずっと通訳が同伴していたので、特に英語が解らなくても問題にはなかったのですが、この研修をきっかけに英語に興味が湧きました。
帰国後すぐ英会話教室へ通う様になりました。1年位通った辺りでどの位の実力がついたのか知りたくなり、英検を受けることにしました。
学生の頃に英検3級には合格していたので英検準2級を受けることにしました。
英検準2級はだいたい高校中級のレベルといわれていますが、過去問を見たとき中学レベルの英語を少し難しくした程度に感じました。
試験対策は書店で英検準2級対策の問題集と英検準2級レベルの英単語を買いそれらを繰り返し勉強しました。
面接対策は英会話教室で英検の面接の練習コースがあったのでこれを利用しました。
英検準2級の筆記試験は単語をある程度覚えておけばそれ程難しくないと感じました。
面接試験は聴き慣れなければ少し難しいと思います。
英会話教室に通うのがお勧めですが、独学で勉強するのならば教材などで英語に聴き慣れる事が必要だと思います。
率直に言えば、英検準2級は資格としてはあまり評価されていません。英語の資格として評価されるのは英検2級ぐらいからの様です。
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習得しやすく就職に強い資格です

2023年08月22日
習得したきっかけは、大学への内部進学の条件として英検2級が必須になったからです。
英検の試験は年3回あり、1次試験では筆記とリスニング、2次試験では面接が課されています。
なお、1次試験に合格すると2次試験を4回まで受けることができるため、比較的習得しやすい資格だと思います。
試験のパターンや出題される単語のレベル等は変わらないため勉強時間を確保することで合格に近づくことは可能です。
私は、インプットとアウトプットを意識して勉強を進めていきました。
受験する回から逆算して、毎日単語20個をインプットすることを日課にし、週末には過去問を解き、インプットした単語をアウトプットする機会を設けていました。
また、リスニングと2次試験の面接対策として、海外YouTuberの動画に字幕をつけシャドーイングを行っていました。
英検の資格を持っていたことで、教員採用試験を受験した際に加点対象になりました。等級によっては試験自体が免除になることもあります。
また、就職活動では、ホテルフロントや通訳、英会話塾講師などの英語を使う職種に応募する際にアピールする要素になりました。英検は、就職に強い資格と言えます。
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高2で取得

2023年01月24日
高校二年生の時に学校に通っていると英語の検定を受けなければなりませんでした。その当時は資格を取る理由もわからなく勉強は特にしてません。しかし、先生に将来何をしたいのか?と聞かれてやりたいことも当時はなかったので、何もありませんと答えました。すると、英語の検定をとっておくと高校卒業すると必要になる場面もあることを教えられ少しは勉強してみようかなと思い、勉強を開始。
もともと勉強ができるタイプではなかったですし、英語の成績も良いわけでもありません。加えて、試験まで2ヶ月もありません。ですが、勉強をして少しでも資格を取れるように独学と学校の授業を真面目に受けるようになりました。
毎日3時間ほどの独学をして、英語の先生にも毎日のようにわからない単語や文法を教えてもらう日々です。
勉強をしていると、英語の面白さが徐々にわかり海外にいきたいと思うようになりました。英語の勉強をしながら、海外のことも調べ始め、海外で必要な英語レベルは英語検定準2級以上だとわかり残り15日以内になってさらに勉強を増やしました。
無事にその成果で資格を取って海外に行き、ある程度の日常英語は聞き取れました。もし海外に行きたい人は最低でもこの資格を取っておくと生活する上で不便なことはないです。
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