給食サービス管理士
給食サービス管理士は、フードサービス業界において、店長やスーパーバイザー、管理者など、責任あるマネージメント層を対象に、よりよい集団給食を提案できる人材を育成するために実施されている民間資格です。自宅での通信学習を修了し、集合研修(スクーリング)に参加してのち、学科試験に合格することで取得できます。受講資格として実務経験が求められますが、所属企業による推薦でも受講が可能です。
資格詳細
給食サービス管理士は、フードサービス業に従事するマネジメント層を対象とした、給食製造技法などの専門知識や管理技法を学べる民間資格です。平成 5 年度から始まり、2022年度で 31 回目となります。これまで 8,000 名以上の資格者が誕生し、企業の第一戦で活躍しています。なお、名前が非常に似ている資格に「給食サービス士」がありますが、こちらは実務経験が問われません。現在では給食サービス管理士の試験を受けるには、この給食サービス士の資格を取得することが条件となっています。試験は年1回行われますが、まずeラーニングを受講し、自宅での通信学習を修了することが必要です。インターネット環境があれば、いつでもどこでも好きな時間に学べます。資格認定は、eラーニング受講と通信学習、認定資格要件、学科取得単位、学科試験成績により判定されます。なお、資格認定証の有効期限は3年ですので更新が必要です。
活躍場所
学校や病院、会社の社員食堂、福祉施設など、給食を提供しているさまざまな場で活躍することができます。また、食品管理や衛生管理についての知識を習得できるため、給食施設に限らず、飲食店への就職にも活かせるでしょう。人事・労務管理の知識も学べますので、企業の人事部や労務管理部などで役立てる可能性もあります。
収入と将来性
給食サービス管理士としての年収に関する情報はありませんが、給食サービス会社の求人で給食サービス管理士などの有資格者を求めているところでは、社内教育の一環として、患者給食受託責任者、管理栄養士、調理師などの資格とともに、資格取得を全面的に会社が支援しています。管理栄養士の収入は比較的高いことで知られていますので、給食サービス管理士の資格取得後、他の資格も目指して、キャリアアップを図ってみてはいかがでしょうか。給食サービスの市場規模は、ゆるやかな拡大傾向にあるようですので、将来的にも安定した職種といえるでしょう。日本では超高齢化社会を迎え、病院や介護施設の数は年々増えています。それに伴い、施設内で給食を提供する施設も多くなってきています。施設が増えれば、当然人手も必要になるため、給食サービス管理士の資格は今後も役に立つでしょう。ちなみに、給食サービス分野では事業所対面給食の比率が最も高く、つぎに病院給食、高齢者施設給食などが続いています。
向いている人
受講資格認定の要件として、給食サービス士の資格を持っているか、所属企業から推薦があることが必要です。その上で食を提供することに興味があり、給食事業で管理者として専門性を高めてステップアップしたい方におすすめの資格です。
取得方法
eラーニング研修と通信学習の単位取得により、受講修了の認定を受けると、全国5会場(東京、大阪、名古屋、福岡、仙台)で実施している学科試験を受験できます。学科試験は自宅でeラーニングと通信学習をきちんと行っていれば、ほぼ合格できるとされています。
給食サービス管理士資格の難易度偏差値
超簡単 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 給食サービス管理士 登録
所轄・主催:
公益社団法人日本給食サービス協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2024年資格日程
願書受付
2019年5月2日~2019年6月10日
試験日
2019年11月9日
合格発表
2019年12月20日
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
給食サービス管理士資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
民間資格 | キャリアアップ(良) | 特になし | 大関クラス | 講習 通学 通信 |
給食サービス管理士試験概要
受験資格 | ・給食サービス業務などに関する企業の幹部社員としての資格を有する者として所属企業から推薦を受けた者 ・給食サービス士の資格所持者 ・学校給食受託管理士の資格所持者 ・5年以上の実務経験を有する者 |
試験内容 | 通信学習を受講して集合研修(スクーリング)に参加し、修了後、学科試験に合格することで資格を取得できる。 実施科目と試験範囲 ・食品産業の使命と課題 ・教育・訓練 ・人事・労務管理 ・販売管理 ・販売サービス管理 ・商品管理 ・衛生管理(HACCPを含む) ・計数管理 ・店長のためのチェックリスト |
合格率 | 88.80% |
願書受付期間 | 5月上旬~6月中旬 |
試験日程 | 集合研修: (東京)7月上旬(大阪)7月中旬学科試験: 11月上旬 |
受験地 | 自宅(通信学習) 集合研修: 東京・大阪学科試験: 東京・大阪・仙台・名古屋・福岡 |
受験料 | 32400円 |
合格発表日 | 12月上旬 | 受験申込・問合せ | 公益社団法人 日本給食サービス協会 〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-24-3 FORECAST神田須田町8F TEL:03-3254-4614 |
ホームページ | 資格認定事業|事業内容|公益社団法人 日本給食サービス協会 http://www.jcfs.or.jp/service/qualification02.html |