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文書処理能力検定

文書処理能力検定は、全国経理教育協会が実施している検定試験です。企業で企画などの業務に不可欠となったワープロや表計算の知識や実務能力が試されます。全国経理教育協会の会員校の学生だけでなく、一般からの受験も受け付けています。

資格詳細
現代はパソコンの普及により、企業の文書作成やデータの管理・処理業務において、ワープロや表計算の能力が不可欠です。そのようなOA化時代に対応できる人材を育成することを目的としてできた資格が文書処理能力検定です。この資格取得により、文書作成とデータ処理の能力を証明することができます。全国経理教育協会が主催する検定試験であり、ワープロ技能や表計算技能、さらに国語力・技術常識などの知識が認定されます。当検定はワープロと表計算の2部門に分かれており、それぞれ1級から4級があり、受験資格は問われません。試験は筆記と実技によって行われ、1級を受けて全問正解した方には満点表彰があることも特徴の一つです。ブログやSNSなどを利用してコミュニケーションを楽しむ人が多い時代、パソコン関連の資格取得に関心のある人も多いことでしょう。しかし、現在あるパソコン関連の検定制度は、専門的な知識を要する内容が多く、自分のパソコン能力レベルを気軽に測れる検定があまりありません。そんな中、文書処理能力検定はより開かれた検定制度を目指しており、幅広い年代の方がそれぞれの目標に向かって挑戦できる資格となっています。

活躍場所
文書処理能力検定の資格が就職に直接つながることは難しいですが、ワープロや表計算などのスキルは一般的なビジネスの場で活かせます。この資格に加えて、ビジネス文書実務検定試験など事務職に有益な他の資格も取得すると、より評価され、仕事の幅が広がるでしょう。

収入と将来性
今の時代、ワープロ技能はできて当然のものと考えられており、本資格があることで就職に直結することは難しいため、収入に関するデータはありません。OAスキルが欠かせない一般事務の年収を参考にすると、平均的な年収よりやや低めといえるでしょう。パソコンや文書関連の他の資格も所持していると、企業によっては収入面で有利になる可能性もあります。パソコンの普及に伴いワープロ技能や表計算技能の需要も高まっています。多くの企業で、文書作成や統計データ処理業務を行うためにOAスキルは不可欠なため、学生から一般の方まで本検定を受ける方が多くみられます。OA化時代に対応するために、今後ますます重要視される資格の一つといえるでしょう。

向いている人
文書処理能力検定はどなたでも受けられます。一般事務の仕事を希望している方をはじめ、仕事に関係なく個人のスキルとして、タイピングや文書作成、表計算のスキルを高めたい方、就活前に何か資格を取っておきたいと考えている学生の方におすすめです。

取得方法
文書処理能力検定試験に向けて、普段からパソコン操作に慣れておくことと、表計算ができるようになることがポイントです。基本的には、タイピングや表計算のスキルがすでに身に付いていれば、それほど難しい試験ではないので、独学でほぼ問題ないといえるでしょう。テキストと過去問題集を活用して学習する方法が一般的です。テキストと過去問題で一通り学習を終えたら、「全経文書処理直前模試」で仕上げをしましょう。テキスト、過去問題集、直前模試の問題集はすべて全国経理教育協会が推奨している教材です。詳細は公式サイトをチェックしてください。



文書処理能力検定資格の難易度偏差値

ワープロ1級 ワープロ2級 ワープロ3級 ワープロ4級 表計算1級 表計算2級 表計算3級 表計算4級
偏差値41 偏差値39 偏差値37 偏差値35 偏差値41 偏差値39 偏差値37 偏差値35
簡単
超簡単
超簡単
超簡単
簡単
超簡単
超簡単
超簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 文書処理能力検定○級 合格
所轄・主催:
公益社団法人全国経理教育協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
2020年12月14日~2021年1月11日
試験日
2021年2月6日
合格発表
不明
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

文書処理能力検定資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 就職や転職にやや有利 特になし 大関クラス 独学 通学 公式テキスト

文書処理能力検定試験概要

受験資格 不問
試験内容 ワープロ
1級

筆記試験:
(20分)
・技術常識:ワープロに関する高度な知識
・国語力:漢字、送り仮名、熟語、慣用句、ことわざ
実技試験:
(入力10分/文書作成30分)
・入力:700字
・文書作成:簡単なメモ書き原稿から正式文書の作成(高度な知識を含む)
2級

筆記試験:
(20分)
・技術常識:ワープロに関する実務知識
・国語力:漢字、送り仮名、熟語、慣用句
実技試験:
(入力10分/文書作成30分)
・入力:500字
・文書作成:メモ書き原稿から正式文書の作成
3級

実技試験:
(入力10分/文書作成30分)
・入力:300字
・文書作成:メモ書き原稿から適宜レイアウトして作成(追加・削除・修正を含める)
4級

実技試験:
(入力10分/文書作成20分)
・入力:200字
・文書作成:メモ書き原稿から適宜レイアウトして作成(修正を含める)

表計算
1級:
筆記試験(20分)実技試験(表及びグラフ作成40分)
・表計算に関する高度な知識
・入力、関数、書式設定、グラフ、データ、印刷に関する知識について
2級:
筆記試験(20分)実技試験(表及びグラフ作成40分)
・表計算に関する実務知識
・入力、関数、書式設定、グラフ、データ、印刷に関する知識について
3級:
実技試験(表及びグラフ作成40分)
・表計算に関する基本知識
・入力、関数、書式設定、グラフ、データ、印刷に関する知識について
4級:
実技試験(表及びグラフ作成30分)
・表計算に関する基礎知識
・入力、関数、書式設定、グラフ、データ、印刷に関する知識について
合格率 84.4%(ワープロ3級)
願書受付期間 5~6月・9~10月・11~12月
試験日程 7月・11月・2月
受験地 全国経理教育協会が指定した全国各地の専門学校
受験料
1級:
5200円
2級:
4200円
3級:
3200円
4級:
2200円
※受験料はワープロと表計算で共通
合格発表日 試験日から2週間以内に検定結果をウェブ上に表示
合格者には合格証書を交付
※1級は1か月以内
受験申込・問合せ 公益社団法人 全国経理教育協会
〒170-0004 東京都豊島区北大塚1丁目13番12号
TEL:03-3918-6133
ホームページ 全国経理教育協会/文書処理能力検定試験
http://www.zenkei.or.jp/license/document.php

文書処理能力検定のレビュー

(1件)
とみざわたけし
パソコンが使えますよというアピール程度には

2023年11月29日
高校在学中に取得しました。
試験の内容としてはビジネス文書に関する知識問題と入力実技ですが、認知度が低いため
会社側からの評価としては、なんかパソコンがちょっと使えるんだなーレベルの認識です。

取って損はない・・・と言いたいところですが受験料を考えると全商でも簿記を取った方がまだましです。
若しくはMOSやITパスポートなど上位資格の方が役に立ちます。

とはいえ、評価0というわけではないので何もないよりかはいいとおもいます。