コーチ1

地域のスポーツクラブなどにおいて、競技ごとに専門知識を活かし、子供や初心者に適切な指導をおこなうコーチ1(旧:指導員)。地域のスポーツ振興に重要な役割を果たし、人びとに健康と娯楽を提供するお仕事です。その資格は、共通科目の通信講座を受け、競技ごとの専門科目の講習を経て、取得することができます。特に専門科目は、都道府県および競技ごとに内容が異なるので、事前によく確認しておきましょう。

資格詳細
コーチ1(旧:指導員)は、競技別指導者資格のうちの一つです。水泳、サッカー、陸上競技など、競技別に資格があります。各競技のコーチ1の資格を取得すると、地域スポーツクラブなどで、子どもたちや初心者を対象に、個々の年齢や性別などに合わせて適切な指導を行うのに役立ちます。本資格を取得するには、競技別指導者養成講座を受講する必要があります。講習は日本スポーツ協会が主催する「共通科目」と、各競技に特化した「専門科目」で構成されており、両方の科目を修了後に登録手続きをすることで資格を取得することが可能です。令和3年度より、受講内容は共通科目Ⅰが45時間、専門科目が20時間以上となっています。共通科目Ⅰは、NHK学園による通信講座です。専門科目の内容は、都道府県と競技ごとに異なりますので、実施競技名と実施団体をよく確認しておきましょう。日本スポーツ協会(JSPO)公式サイトの養成講習会実施予定コース一覧で確認できます。競技によっては、専門科目の講習会を実施しない年度もありますので、事前の確認が必要です。

活躍場所
地域スポーツクラブや学校運動部活動、スポーツ少年団などのコーチングスタッフとして活躍できます。ボランティアで働いている方も多いですが、スポーツクラブやスポーツ関係団体などに正式に就職してスポーツ指導をするのが理想的です。

収入と将来性
スポーツ指導員の働く場所は多岐に渡り、またフリーランスか正社員か、専業か複業かなど、働き方により収入は大きく異なります。日本スポーツ協会の調査では、指導員の収入のみで生活ができる人はまだ少ないようです。とくに、中学校や高校の部活動や地域のスポーツチームなどで働く場合は、ほかの就業先と比べて収入は低めのため、副業として複数チームを掛け持ちで働いている人が多い傾向があります。一方、企業に勤めた場合は固定給が支給されるため、比較的安定した収入を得られるでしょう。コーチ1の資格は、スポーツ少年団などの指導者には義務化されている場合も多くなってきました。安全で効果的なスポーツ活動を提供する指導員は、スポーツによる地域の活性化にも貢献できる存在として、今後もニーズが高まると思われます。

向いている人
コーチ1は、スポーツが好きで、スポーツを仕事にしたい人、スポーツを通して社会に貢献したい人、世話好きでチームに貢献できる人、コミュニケーション力が高い人、夢や理想を追い求める人に向いている資格(仕事)です。

取得方法
コーチ1の共通科目はNHK学園の通信講座を45時間学習します。3回の課題をきちんと提出すると、合格者には資格登録の案内が送付されます。専門科目は各競技別に都道府県体育協会などで実施されますので、内容や難易度は異なりますが、しっかり受講していれば大丈夫です。共通科目と専門科目の両方を修了し、登録手続きをすることで資格の取得が可能です。養成講座を真面目に受講し、指定のカリキュラムを修了していれば取得できますので、特に対策は必要ないでしょう。



コーチ1資格の難易度偏差値

偏差値0
判定不能
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 指導員 登録
所轄・主催:
公益財団法人日本体育協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

実施団体により日程が異なる
願書受付
試験開催地によって願書受付日等が異なります。
試験日
試験開催地によって試験日等が異なります。
合格発表
試験開催地によって合格発表の日等が異なります。
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

コーチ1資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 特になし 特になし 前頭クラス 通学

コーチ1試験概要

受験資格 ・受講する年の4月1日現在で満18歳以上の者(競技によっては満20歳以上)
・その他の条件は各中央競技団体が定める
試験内容 共通科目は3回に分けて課題を提出。専門科目は実施競技団体が定める筆記試験やレポート課題、技能検定により合否が決まる。

カリキュラム

共通科目:
35時間の通信講座
・文化としてのスポーツ
・指導者の役割I
・トレーニング論I
・スポーツ指導者に必要な医学的知識I
・スポーツと栄養
・指導計画と安全管理
・ジュニア期のスポーツ
・地域におけるスポーツ振興
専門科目:
40時間以上
・全64競技から選択
合格率 非公開
願書受付期間 都道府県および競技により異なる
試験日程 都道府県および競技により異なる
受験地
共通科目:
自宅(通信講座)
専門科目:
都道府県および競技により異なる
受験料
共通科目:
22000円
専門科目:
15400円
合格発表日 都道府県および競技により異なる
受験申込・問合せ 公益財団法人 日本体育協会 スポーツ指導者育成部
〒150-8050 東京都渋谷区神南1-1-1
TEL:03-3481-2226

または都道府県体育協会、都道府県競技団体、中央競技団体
ホームページ 指導員 - 資格をとりたい! - スポーツ指導者 - 日体協
http://www.japan-sports.or.jp/coach/tabid/208/Default.aspx

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