健康運動実践指導者
健康運動実践指導者は、健康づくりのための運動指導者として、みずから見本を示すことができるレベルの実技能力と、集団に対する運動指導技術に長けた人にあたえられる民間資格です。健康・体力づくり事業財団が実施する講習会に参加(9日後)してカリキュラムを修了後、認定試験に合格して登録することで取得できます。試験は、実技指導試験と筆記試験で構成されています。
資格詳細
健康運動実践指導者は、健康づくりのための運動プログラムを対象者に実践指導することができる者として平成元年に養成が始まった運動指導の専門的な資格です。公益財団法人健康・体力づくり事業財団が発行する民間の資格ですが、運動指導関係の資格の中では比較的知名度の高い資格で、約2万人が資格を所有しています(2016年1月時点)。類似した資格に「健康運動指導士」がありますが、健康運動実践指導者は運動指導技術に長けていること、自ら見本を見せることができる実技能力があることが条件とされた、より実践的な資格であることが特徴です。
活躍場所
現在健康運動実践指導者が活躍している場はフィットネスクラブやアスレチッククラブのほか、病院や診療所、老人介護・保健・福祉施設、保健所など多岐にわたります。また最近では学校や会社(健康管理部門)でも近年増加傾向にあります。健康運動実践指導者は、運動の実技技能だけでなく運動生理学や医療的な専門知識も必要とされるため、運動・スポーツの現場だけでなく、医療や福祉の現場でも必要とされることが多くなり活躍の場が広がりつつあります。すでに採用時に資格の保有が「必須」になっている所も多くなってきています。
収入と将来性
現在、健康運動実践指導者を保有している人の就業状況は、男性は7割、女性は6割が正社員・正職員として従事しています。収入面では、通常の給与に1~2万円の資格手当がつきます。平均年収は400~500万円と言われていますが、実際は就職先によって大きく異なります。近年、病気になる前の、運動など健康づくりによる「一次予防」が重要視されてきました。さらに今後高齢化社会が進むにつれて高齢者への健康づくり・運動指導を行う現場が増えることが予想されるため、ニーズは高まってくるといえます。
向いている人
第一に、運動や身体を動かすことが好きな人に向いています。実技指導を行うため、自分自身が動ける必要があります。次に、生理学や解剖学など身体のこと、栄養学や休養など、運動以外にも健康づくりに必要な知識を幅広く有したい人に向いています。健康運動実践指導者は健康運動指導士などの資格よりもより実践的な資格であるため、実際に指導現場に出る機会がある人に向いている資格といえます。
取得方法
資格の認定試験を受験するためには、養成講習会への参加が必須となります。養成講習会に申し込むと養成講習会用のテキスト(非売品)が配られるので、養成講習会で受講した内容をテキストで予習・復習を行うことが一番の勉強法です。資格試験はテキストの中から出題されます。また健康運動指導者の資格の有効期限は5年となっており、5年ごとに更新手続きが必要です。資格更新には必要な単位があります。この単位は定期的に開催される講習会やセミナーに参加することで取得できます。そのため健康運動指導者は常に新しい知識・高い技能有する専門的な資格であるといえます。
健康運動実践指導者資格の難易度偏差値
簡単 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 健康運動実践指導者 取得
所轄・主催:
公益財団法人健康・体力づくり事業財団
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2020年資格日程
願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
健康運動実践指導者資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
民間資格 | 特になし | 特になし | 前頭クラス | 通学 |
健康運動実践指導者試験概要
受験資格 | ・体育系短期大学または体育専修学校(2年制)もしくはこれと同等以上の学校の卒業者(卒業見込み含む) ・3年以上運動指導に従事した経験のある者 ・運動指導に関連する資格を有する者 ・保健医療に関する資格を有する者 ・学校教育に関する資格を有する者 |
試験内容 | 健康運動実践指導者の称号を取得するには、健康運動実践指導者養成講習会を修了して、認定試験に合格した上で登録しなければならない。 カリキュラム ・健康づくり施策概論 ・運動生理学 ・機能解剖とバイオメカニクス ・栄養摂取と運動 ・体力の測定と評価 ・健康づくりと運動プログラム ・運動指導の心理学的基礎 ・健康づくり運動の実際 ・運動障害と予防・救急処置 |
合格率 | 80.00% |
願書受付期間 | 大阪: 4月中旬~5月上旬東京: 4月中旬~5月上旬・5月下旬~6月中旬・10月上旬~下旬福岡: 10月上旬~下旬 |
試験日程 | 大阪: 6月下旬~8月下旬東京: 6月下旬~8月下旬・8月中旬~10月下旬・1月中旬~3月下旬福岡: 1月上旬~3月中旬※期間内の9日間 |
受験地 | 大阪・東京・福岡 |
受験料 | 講習 124762円(税別) 認定試験 12381円(税抜) |
合格発表日 | 講習を修了し、認定試験受験後 | 受験申込・問合せ | 公益財団法人 健康・体力づくり事業財団 指導者養成部 〒105-0021 東京都港区東新橋2-6-10 大東京ビル7階 TEL:03-6430-9115 FAX:03-6430-9215 |
ホームページ | 健康ネット | 健康運動指導士 健康運動実践指導者 http://www.health-net.or.jp/shikaku/index.html |
健康運動実践指導者のレビュー
(1件)
はる
専門学生時代にがんばった証
2022年11月29日
わたしは運動を教える仕事をしたいという思いがあり、スポーツの専門学校に通い現在女性専用ジムで働いています。
通っていた専門学校では健康スポーツ科という学科に所属し、子どもから高齢者など、様々な年代の方への運動指導の実習などを行いながら指導者として必要な知識をたくさん学んできました。
その一環ではありますが、『健康運動実践指導者』という資格を受験するチャンスを得ることができました。
健康運動実践指導者とは、健康づくりのための運動を指導する専門家といわれており、 医学的基礎知識、運動生理学の知識、健康指導のための運動指導の知識などを学ぶことができます。
また、健康づくりを目的に作成された運動プログラムに基づいて、実践指導を行うこともできます。
フィットネスクラブやその他運動施設で働くうえでは大事な資格になるので、2年生の卒業時にこの資格を必ず取れるよう必死に勉強しました。
受験するためには、運動生理学、心理学、指導論など、普段の授業でしっかりと学び、テストに合格して単位を取らなければなりませんでした。
そのため、授業も集中して受ける必要がありました。
学科試験だけでなく、実技試験もありました。
実技試験では決められた音楽に合わせてエアロビの振り付けを考え、指導するといった内容でしたので、何度も練習する必要がありました。
このように必死に学び、勉強して取得した健康運動実践指導者。あの頃がんばったことが現在の女性専用ジムでの仕事にも活かすことができているので、運動指導の道に進みたい方は取得する価値が高いと感じております。
通っていた専門学校では健康スポーツ科という学科に所属し、子どもから高齢者など、様々な年代の方への運動指導の実習などを行いながら指導者として必要な知識をたくさん学んできました。
その一環ではありますが、『健康運動実践指導者』という資格を受験するチャンスを得ることができました。
健康運動実践指導者とは、健康づくりのための運動を指導する専門家といわれており、 医学的基礎知識、運動生理学の知識、健康指導のための運動指導の知識などを学ぶことができます。
また、健康づくりを目的に作成された運動プログラムに基づいて、実践指導を行うこともできます。
フィットネスクラブやその他運動施設で働くうえでは大事な資格になるので、2年生の卒業時にこの資格を必ず取れるよう必死に勉強しました。
受験するためには、運動生理学、心理学、指導論など、普段の授業でしっかりと学び、テストに合格して単位を取らなければなりませんでした。
そのため、授業も集中して受ける必要がありました。
学科試験だけでなく、実技試験もありました。
実技試験では決められた音楽に合わせてエアロビの振り付けを考え、指導するといった内容でしたので、何度も練習する必要がありました。
このように必死に学び、勉強して取得した健康運動実践指導者。あの頃がんばったことが現在の女性専用ジムでの仕事にも活かすことができているので、運動指導の道に進みたい方は取得する価値が高いと感じております。
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