メンタルケア心理士
ストレス社会とまで呼ばれる現代、健全な生活を送るためには、肉体だけでなく精神の健康も重要性を増してきました。重度の精神疾患は精神科医の治療が必要ですが、より日常的な精神的不調はカウンセラーとの相談で解決することも多いものです。メンタルケア学術学会など3つの団体が認定する「メンタルケア心理士」は、精神医学とカウンセリングの知識をためす民間資格。受験資格をクリアすれば、自宅で試験を受けることができます。
資格詳細
現代社会では、多くの人がストレスに直面し、将来への不安や生きづらさを少なからず感じています。これに伴い、悩みを抱える人々と医療機関を結ぶ役割を果たすカウンセラーの存在の重要性が増しています。メンタルケア心理士は通信課程で取得できる心理資格で、メンタルケア学術学会が認定している資格です。他の通信心理資格と比較すると学習量がやや多く、特に医療関係の心の問題に焦点を当てた精神疾患などについて深く学びたい方に向いています。学習プログラムでは、心の状態と身体疾患の関わり、心の不調を予防する知識、ストレスへの適切な対処法を習得することが可能です。資格取得により、相談者に対して心理学に基づいたカウンセリングを提供することができ、精神解剖生理学・精神医科学の基礎知識を有していることを証明されます。メンタルケア心理士資格は、指定の通信講座を受講し、試験に合格することで取得可能です。なお、現行の「メンタルケア心理士認定試験」は、「文部科学省後援こころ検定2級」と試験名称が変更されましたが、資格の認定は継続され、「こころ検定2級」に合格することでメンタルケア心理士の称号を得ることができます。
活躍場所
病院、クリニックなど医療分野をはじめ、高齢者向け施設などの福祉施設、スクールカウンセラー、家庭裁判所などの司法領域、民間企業の研究機関など、さまざまな領域で活動できます。
収入と将来性
メンタルケア心理士は、医療・福祉や教育の現場、一般企業など、さまざまな分野で知識・技術を活かすことができるため、収入は勤務先によって大きく異なります。現代社会は「ストレス社会」と呼ばれ、3人に1人がうつや他の心の病を抱えていると言われています。そのような状況で、メンタルケアが注目を浴び、精神の健康をサポートし、その健康を維持し、心の負担を防ぐことが非常に重要です。今後もメンタルケア心理士はますます注目を集め、そのスキルを活かして活動することが期待されています。
向いている人
メンタルケア心理士は、心理カウンセラーとしての職に就きたい方に適した資格です。特に精神疾患について学びたい方に向いているでしょう。また、現在の職場でメンタルケアの知識を活かしたい方や、自己のメンタルケアに関する知識を深めたい方にもおすすめです。
取得方法
通信課程では、「不安」と「精神疾患予備軍」の2つの領域に焦点を当てています。これらのテーマに関する基本的な知識を身につけるために、通信講座を通じて学習を進めていくことが必要です。また、メンタルケア心理士においては、心理学の知識だけでなく、特にカウンセリングのスキルが重要です。このカウンセリングに関する知識をしっかりと習得することが資格取得の重要な要素であり、適切なカウンセリングが求められます。ただし、専念すべきなのはカウンセリングだけではなく、医療機関との連携も不可欠です。メンタルケア心理士が行う仕事には医療機関への誘導なども含まれ、医療分野の知識も必要です。心理学に焦点を当てるだけでなく、カウンセリングや医療分野にも広く知識を持つことが受験対策となります。「こころ検定2級」の合格を目指して、まずは添削課題をクリアし、基礎知識を身につけましょう。
メンタルケア心理士資格の難易度偏差値
超簡単 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 メンタルケア心理士 取得
所轄・主催:
メンタルケア学術学会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2020年資格日程
願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
メンタルケア心理士資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
民間資格 | キャリアアップ(可) | 特になし | 横綱クラス | 独学 |
メンタルケア心理士試験概要
受験資格 | ・メンタルケア学術学会の指定機関にて「メンタルケア心理士講座」を修了した者 ・認定心理士の資格保有者 ・産業カウンセラーの資格保有者 ・4年制大学の心理学部・学科または心理隣接学部・学科卒業者 |
試験内容 | 学科試験 ・精神解剖生理学 ・生化学に関する基礎知識 ・解剖生理学に関する基礎知識 ・生理心理学・認知心理学に関する基礎知識 ・薬についての基礎知識 ・精神医科学 ・精神障害に関する基礎知識 ・発達心理学に関する基礎知識 ・身体疾患と精神症状に関する基礎知識 ・薬剤に関する基礎知識 ・カウンセリング基本技法 ・カウンセリングとは ・カウンセリング概論 ・カウンセリング倫理 ・カウンセリングと医療の関係 ・心理療法基本 文章作成 ・学科出題範囲およびガイドラインの事柄に関する記述問題 |
合格率 | 42.70% |
願書受付期間 | 1月下旬~2月下旬・4月中旬~5月下旬・7月中旬~8月中旬・10月上旬~11月上旬 |
試験日程 | 3月下旬・7月上旬・9月上旬・12月上旬 |
受験地 | 自宅 |
受験料 | 7700円 ※合格後、資格登録料5600円が必要 |
合格発表日 | 5月中旬・8月上旬・10月中旬・1月下旬 | 受験申込・問合せ | 日本学術会議協力学術団体 メンタルケア学術学会 東京都新宿区西新宿3-2-27 オーチュー第7ビル4F TEL:03-5326-7785 FAX:03-5326-7786 特定非営利活動法人 医療福祉情報実務能力協会 東京都新宿区西新宿3-2-27 オーチュー第7ビル4F TEL:03-5326-7784 FAX:03-5326-7786 |
ホームページ | LCM メンタルケア学術学会/学会認定資格/メンタルケア心理士R http://mental-c.com/nintei_sinrisi.html |