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マネジメント検定(経営学検定)

マネジメント検定(経営学検定)は、経営学をこころざす大学生や企業・官公庁・NPOなど各種の組織で活動する実務家を対象に、経営に関する基礎的・専門的知識や、経営管理能力・問題解決能力を認定する民間の検定試験です。初級、中級、上級の級位が用意されており、段階的に経営への理解を深めることができます。上級の2次試験では、経営課題に関するレポート提出、プレゼンテーション、グループディスカッションをおこないます。

資格詳細
マネジメント検定(旧称:経営学検定試験)は、経営に関する基本的で専門的な知識、およびその応用能力としての経営管理能力、問題解決能力が一定の水準に達していることを、全国的なレベルで証明する資格認定試験です。2022年までは「経営学検定」として知られていましたが、2023年からは名称と試験制度が改訂され、初級はⅢ級、中級はⅡ級、上級はⅠ級となりました。現在実施されているのは、Ⅲ級とⅡ級です。2023年度から、Ⅲ級の公式テキストは「経営学の基本」に、Ⅱ級の公式テキストは「マネジメント実践①」「マネジメント実践②」に変更されました。出題範囲もこれらの新しい公式テキストに基づいています。マネジメント検定は、企業の採用や昇格試験、経営幹部の育成、社内ビジネススクールなどの研修や評価に広く活用されています。また、大学では学部やゼミ単位での成績評価や大学院入学試験の要件としても利用されています。この検定の出題形式は4肢択一で、試験の方式は、コンピュータベースのテスト(CBT)方式です。問題の作成や採点は、経営学の各分野の大学教授や実務家が担当しており、その問題は高い品質と評価されています。

活躍場所
マネジメント検定は、主に理論や学術的な内容に焦点を当てているため、即座に実務で活かすのは難しいかもしれません。ただし、学習内容が中小企業診断士などと重複している部分もあるため、経営学の体系的な知識を深める際に役立つでしょう。

収入と将来性
経営知識を向上させるための有益な資格として、マネジメント検定で得た知識は、多くの企業で役立つ可能性があります。しかし、現時点ではその知名度が低いため、直接的に就職につながる資格とは言えません。しかし、マネジメント検定の勉強を通して、リーダーシップやチームビルディング、さらに戦略的思考などのスキルを向上させることができ、ビジネスパーソンのキャリアアップに役立つでしょう。本検定は企業での教育に導入しやすいようにリニューアルされたため、今後は需要が高まることが予想されます。

向いている人
大学で経営学を勉強している学生や、企業や官公庁、NPOなどの組織で活動している実務家におすすめです。基本的には、Ⅲ級は学生、初学者、新入社員、Ⅱ級は中堅社員やマネジャークラスのビジネスパーソンが対象の検定と言えます。

取得方法
新しい検定が導入されたばかりのため、難易度は回によって大きく異なる可能性がありますが、経営学の内容に大きな変更はないので、学習方法は従来通りで問題ありません。学習を始める際には、公式テキストの使用が必要です。特に検定公式テキストは、試験範囲に合わせた内容が詳細に解説されています。次に、過去問題集を使用して問題を解いてみて、試験の形式と出題傾向を把握することが大切です。経営学を学習するのが初めてという方は、公式テキストの他にも、経営学の参考書を活用するとよいでしょう。受験対策用の公式テキスト、過去問題集、練習問題集については、公式HPで紹介していますので確認しておきましょう。また、日本経営協会が提供している「合格対策講座eLearning」を購入して勉強するのもおすすめです。



マネジメント検定(経営学検定)資格の難易度偏差値

上級 中級 初級
偏差値64 偏差値54 偏差値45
難関
普通
簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 マネジメント検定○級 合格
所轄・主催:
一般社団法人日本経営協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
不明
試験日
2020年11月17日~2020年12月17日
合格発表
不明
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

マネジメント検定(経営学検定)資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 キャリアアップ(秀) 特になし 関脇クラス 独学 講習 通学

マネジメント検定(経営学検定)試験概要

受験資格
上級1次:
中級合格者
上級2次:
上級1次合格者
初級・中級:
不問
試験内容
上級

1次試験
(記述式)
・経営に関するケーススタディ
2次試験

・マネジメント・プランの作成
 ・自宅作成して事前提出
・マネジメント・プランのプレゼンテーション
 ・パワーポイントで作成した経営課題のレポートのプレゼンテーション
・グループ・ディスカッション
 ・5~7人のグループでディスカッション

中級
(4問択一:マークシート方式)
・マネジメント
 ・マネジメントの基本
 ・経営戦略
 ・組織デザインとマネジメント
 ・マネジメント・スキル
 ・内部統制
・人的資源管理
 ・人的資源管理の原則
 ・人事制度と能力開発
 ・労務管理と労使関係
  など
・経営法務
 ・企業経営と法務
 ・企業組織と法務
 ・企業取引と法
 ・企業活動と法規制
 ・企業をめぐる紛争と法
・マーケティング
 ・マーケティングのコンセプト
 ・マーケティング・リサーチと標的市場
 ・マーケティング・プログラム
 ・マーケティングのさらなる展開
  など
・IT経営
 ・企業経営と経営情報システム
 ・情報処理とICTシステム
 ・ICTシステムの開発
 ・経営情報システムに関する情報セキュリティ
・経営財務
 ・経営財務の意義
 ・資本市場と投資
 ・企業価値
 ・業績評価と経営分析
 ・資金調達と資本構成
 ・管理会計
  など

初級
(4問択一:マークシート方式)
・企業システム
 ・企業と経営
 ・企業・会社の概念と諸形態
 ・所有・経営・支配と経営目的
 ・会社機関とコーポレート・ガバナンス
 ・日本型企業システム
  など
・経営戦略
 ・経営戦略の体系と理論
 ・全社戦略
 ・事業戦略
 ・機能別戦略
 ・経営戦略の策定と経営環境
  など
・経営組織
 ・組織に関する基礎理論
 ・経営組織の基本形態
 ・企業組織の諸形態
 ・組織の制度・管理・文化
  など
・経営管理
 ・経営管理の基礎理論
 ・経営機能と管理機能
 ・リーダーシップ
 ・マネジメント・プロセス
 ・経営計画
 ・コントロール
  など
・経営課題
 ・M&Aと買収防衛策
 ・経営のグローバリゼーション
 ・企業経営と情報化
 ・企業の社会的責任(CSR)と企業倫理
 ・環境経営
  など
合格率 44.5%(初級)
願書受付期間
上級1次:
5~6月
上級2次:
12月~1月下旬
初級・中級:
5~7月
試験日程
上級1次:
7月
上級2次:
3月上旬
初級・中級:
6~7月・11~12月
受験地 全国8会場
受験料
上級1次:
8400円
上級2次:
28000円
中級:
6800円
初級:
4700円
合格発表日
上級1次:
~1月下旬
上級2次:
4月上旬~中旬
初級・中級:
~8月下旬
受験申込・問合せ 一般社団法人 日本経営協会
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-11-8
TEL:03-3403-1472 FAX:03-3403-1602
ホームページ 経営学検定/マネジメント検定
http://www.mqt.jp/

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