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インドネシア語技能検定試験

インドネシア語技能検定試験は、日本唯一のインドネシア語検定です。インドネシア共和国教育文化省言語育成振興局と提携しており、インドネシア語を学ぶ人の言語運用力を総合的に評価し、さらに技能を向上させることを目的としています。まだまだマイナーな外国語というイメージですが、合格者に単位を与える大学や、採用試験および語学力評価において優遇する企業も増えてきました。

資格詳細
インドネシア語技能検定試験は、日本でのインドネシア語の普及とレベル向上を目的として1992年に始まった日本で唯一のインドネシア語検定です。特A級からE級の6段階に分かれています。E級は挨拶など最小限のコミュニケーションを判定する級ですので、初めてインドネシア語を学習する人もチャレンジできるでしょう。受験地は日本国内4か所の他に、ジャカルタとバリ島で受験が可能です。そのため、インドネシアに留学中の方や仕事で赴任している方も現地で受けられることが特徴です。当検定の資格を成績評価の基準または単位認定する大学や、昇給や評価の基準にしている企業や団体も増えてきています。インドネシア語は、まったく知識がないと、難しそうに感じますが、使用する文字は英語と同じくローマ字で、文法や発音のルールも比較的シンプルな言語のため、他の言語より勉強しやすいといわれています。

活躍場所
B級以上が取得できれば、仕事に活かすことができます。貿易関係や旅行関係企業、インドネシアに進出している企業、あるいは進出を検討している企業などで活躍できるでしょう。旅行先としてインドネシアは根強い人気があるため、添乗員の需要も高いです。インドネシア語ができる人材は貴重な存在ですので、需要のあるところでは大いに歓迎されるでしょう。最上級の特A級レベルであれば、フリーの通訳や翻訳者、団体や企業でインドネシア関連の専門職として活躍できます。

収入と将来性
待遇は就職先により差がありますが、B級以上の取得者は、資格手当などで優遇される可能性が高いでしょう。近年、日本企業のアジア進出が活発になっており、インドネシアもアジア進出の拠点となっています。海外とのビジネスは英語がメインですが、英語だけでなく、現地の言葉が使えれば、間違いなくビジネスがよりスムーズに進められます。インドネシアは労働人口が豊かな国で、アジアの中でも堅調な経済成長を維持しており、将来的にも成長が期待できるため、今後インドネシアに進出する企業が増えてくる可能性が高いでしょう。そのため、インドネシア語の能力を証明できる資格を保有している人材への需要がさらに高まってくると思われます。

向いている人
インドネシア関連の企業に就職を考えている学生や、インドネシアへの移住を考えている人、また単にインドネシアの文化に興味がある人や、現地語を話して観光を楽しみたい人など、さまざまな目的の人が検定試験を受けています。

取得方法
E級であれば、インドネシア語の知識が全くない人でも一定期間真面目に勉強することでクリアでき、D級レベルまでいけるといわれています。ただし、C級から一気に難易度が高くなります。また、C級までは試験の問題文が日本語で書かれていますが、B級からはインドネシア語のみです。B級では面接試験もあるため、正しい文法で話すだけでなく、アクセントや抑揚についても厳しくチェックされます。そのため、インドネシア語のニュースを聞き、新聞を読む習慣をつけておかないと厳しいでしょう。なお、特A級は、ネイティブのインドネシア人でも合格が難しいといわれています。C級以上の試験対策は長いスパンで考えるようにしましょう。インドネシア語の場合も、英語など他の言語と同じように、過去問を徹底して勉強することが最も効果的な勉強法といわれています。過去問題集は公式ホームページで購入できます。また、協会が推奨するテキストもあるため、チェックしておくとよいでしょう。



インドネシア語技能検定試験資格の難易度偏差値

特A級 A級 B級 C級 D級 E級
偏差値69 偏差値66 偏差値60 偏差値55 偏差値50 偏差値45
難関
難関
普通
普通
簡単
簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 インドネシア語技能検定試験○級 合格
所轄・主催:
日本インドネシア語検定協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
2020年10月1日~2020年11月6日
試験日
2021年1月10日
合格発表
不明
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

インドネシア語技能検定試験資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 就職や転職にやや有利 特になし 大関クラス 独学 通学

インドネシア語技能検定試験試験概要

受験資格 不問
※特A級はA級取得者のみ
試験内容
特A級

インドネシア語の通訳、翻訳者のプロとして通用するレベル。職場や社会生活に必要な高度なインドネシア語を理解し、使用できる。
一次試験:
筆記試験(記述式)・リスニング・ディクテーションと翻訳
二次試験:
面接

A級

一般の新聞記事、文献を読んで翻訳でき、業務文書を書いたり、一応の会議通訳ができる。職場や社会生活に必要なやや高度なインドネシア語を理解し、使用できる。
一次試験:
筆記試験(四者択一と記述式)・リスニング(四者択一)
二次試験:
面接

B級

平易な新聞記事、文献を読んで翻訳でき、平易な業務文書を書いたり、簡単な通訳ができる。職場や社会生活に必要なインドネシア語を理解し、使用できる。
一次試験:
筆記試験(四者択一と記述式)・リスニング(四者択一)
二次試験:
面接

C級

商品の取扱説明書、広告などを読み、日常生活について手紙を書いたり、一般的な日常会話ができる。日常生活に必要なインドネシア語を理解し、使用できる。
一次試験:
筆記試験(四者択一)・リスニング(四者択一)

D級

案内板、チケットなどを読み、買い物、道案内、伝言などの簡単な日常会話ができる。日常の身近なインドネシア語を理解し、使用できる。
一次試験:
筆記試験(四者択一)・リスニング(四者択一)

E級

看板や平易な手紙などを読み、挨拶、自己紹介、意思表示などの初歩的な日常会話ができる。初歩的なインドネシア語を理解し、使用できる。
一次試験:
筆記試験(四者択一)・リスニング(四者択一)
合格率 57%(D級)
願書受付期間
特A級

10~11月

A級・B級・C級・D級・E級

4~5月・10~11月
試験日程
特A級

一次試験:
1月
二次試験:
3月

A級・B級

一次試験:
7月・1月
二次試験:
9月・3月

C級・D級・E級

一次試験:
7月・1月
受験地 東京・大阪・名古屋・九州・ジャカルタ・バリ島
※二次試験は東京のみ
受験料 インターネット出願者および日本会場受検者
特A級:
20000円
A級:
10000円
B級:
9000円
C級:
6500円
D級:
5000円
E級:
4000円
合格発表日 特A級・A級・B級の一次試験結果通知およびC級・D級・E級の結果通知は、二次試験の二週間前までに発送。
二次試験の結果は試験終了後から約1カ月後までに発送。
合格者には合格証も送付。
受験申込・問合せ 日本インドネシア語検定協会
〒105-0004 東京都港区新橋6-4-8 M6ビル4F
TEL:03-3438-4790
受付時間 月~金 10:30-18:30 (土、日、祭日は休み)
ホームページ インドネシア語技能検定試験
http://www.i-kentei.com/

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