インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターは、資格を持つ人の約8割が女性で、合格者の多くが若者という、若い女性に大人気の資格です。試験に合格したあと、登録申請をおこなうことで資格を取得することができます。取得後は、そのまま独立開業する人もいますが、インテリア関係の企業に入って実務経験を積んでのち開業する人も少なくありません。
資格詳細
インテリアコーディネーターは、住宅の内装全般をトータルコーディネートするお仕事です。住居の居住性や機能性を考えながら、内装材からカーテンやカーペット、照明器具、家具などに至るまで、さまざまなインテリアを選定し、配置するのが基本的な役割です。顧客ごとにその予算や居住条件などに合わせてインテリアを構成し、より住みよい家へとコーディネートするために、建築に関する基礎的な知識はもちろん、建物の構成材の知識も必要になりますし、適切な見積もりを立てる能力も求められます。そしてもちろん、インテリア選びやレイアウトといった美的なセンスも問われます。
活躍場所
インテリアコーディネーターの多くは、住宅メーカーやリフォーム会社、家具およびインテリアのメーカー、販売店、デパートのインテリア売場、建築設計事務所などに勤務して、その専門知識を活用しています。接客の現場では、顧客と家具・インテリアのメーカーとのパイプ役を果たし、双方からの信頼を得ることで成功してゆきます。独立の道としては、リフォーム会社を開業するなどの方法があります。また、住宅関連の雑誌などのメディアで活躍する可能性もあり、編集者やライターとして活動する人もいます。およそ住宅関連分野ならどこにでも活躍の場があると言ってよいかもしれません。
収入と将来性
リフォームの需要が伸びている現在、インテリア全般に精通するインテリアコーディネーターは貴重な存在です。ただし、単に資格を持っているだけでは成功は難しく、なにかしら得意分野やプラス材料がないと、収入の増加も困難でしょう。たとえば、高齢化社会に合わせてバリアフリーな住環境に強いとか、建築に詳しくて図面を引くことさえできるとか、ほかにキッチンスペシャリストの資格を得ていて台所まわりに強い、といった特色がほしいところです。いずれにしても、顧客から「この人にお願いしたい」と名指しで相談を求められるほどの個人的な信用を得ることが、インテリアコーディネーターとして成功する条件です。
向いている人
子どものころにドールハウスのような玩具に夢中になったという女性には、まさに打ってつけのお仕事です。おもちゃとちがって、現実にはさまざまな解決すべき問題がありますが、好きであればやりがいのある仕事となるでしょう。ただし自分の趣味に走りすぎない自制心は必須です。インテリアは、顧客にとってかなり大きな買い物ですので、お客さんの話をじっくり聞いてあげられる人に向いています。そして常に新しいインテリア商品の情報を得ていなければならないので、新しいものに貪欲である必要もあります。
取得方法
インテリアコーディネーターの資格認定試験は、公益社団法人のインテリア産業協会が実施しています。合格率は4分の1程度と、かなりの難関であり、インテリア関係の仕事を経験したことがない人には難しい試験となっています。未経験者は、スクールや専門学校といった養成機関を利用するのがおすすめですが、短くても6カ月は勉強期間がいると見ておいてください。とはいえ、そうした学校では夜間部が用意されている場合もありますので、働きながらの通学も不可能ではありません。試験は1次と2次に分かれていますが、2次試験で不合格になった場合、次年度から3年間、1次試験が免除されます。また、2次試験の2科目のうち一方のみの合格に終わった場合も、3年間その科目が免除されます。このように、難関ではありますが、再チャレンジがしやすい資格試験でもあります。
インテリアコーディネーター資格の難易度偏差値
普通 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 インテリアコーディネーター試験 合格
平成○年○月○日 インテリアコーディネーター試験 登録
平成○年○月○日 インテリアコーディネーター試験 登録
所轄・主催:
財団法人インテリア産業協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2024年資格日程
願書受付
2020年7月20日~2020年8月27日
試験日
2020年10月11日
合格発表
不明
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
インテリアコーディネーター資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
民間資格 | 専門的資格(優) | 特になし | 関脇クラス | 独学 講習 通学 通信 公式テキスト |
インテリアコーディネーター試験概要
受験資格 | 不問 |
試験内容 | 1次試験 ・インテリアコーディネーターの誕生とその背景 ・インテリアコーディネーターの仕事 ・インテリアの歴史 ・インテリアコーディネーションの計画 ・インテリアエレメント・関連エレメント ・インテリアの構造・構法と仕上げ ・環境と設備 ・インテリアコーディネーションの表現 ・インテリア関連の法規、規格、制度 2次試験 ・論文・プレゼンテーション試験(180分) |
合格率 | 25.1% |
願書受付期間 | 7月下旬~8月下旬 |
試験日程 | 1次試験: 10月中旬2次試験: 12月上旬 |
受験地 | 北海道・岩手・宮城・群馬・東京・愛知・石川・大阪・広島・香川・福岡・沖縄 |
受験料 | 14850円 1次試験のみ: 11550円2次試験のみ: 11550円 |
合格発表日 | 2月中旬 | 受験申込・問合せ | 公益社団法人 インテリア産業協会 〒160-0022 東京都新宿区新宿3-2-1 京王新宿321ビル8F TEL:03-5379-8600 |
ホームページ | インテリアコーディネーター資格・キッチンスペシャリスト資格試験│公益社団法人インテリア産業協会 http://www.interior.or.jp/examination/ |
インテリアコーディネーターのレビュー
(1件)
まえがみ
生涯学習に◯
2023年09月07日
一般の人からは「ハイセンスなインテリアのプロフェッショナル」というイメージを持たれますが
資格試験の内容としては建築計画と設備機器のような話が大体で
センスを問われるような出題は一切ありません。
そのため取得のために学習してもセンスが試されたり養われたりするわけではありません。
「ハイセンスなインテリアのプロフェッショナル」という目で見られながらも
実際はぜんぜん違うというすれちがい性質を持つ資格です。
//
なぜかはよくわかりませんが、建築の業界からはあまり評価されません。
二次試験まであり、試験難易度もけっして簡単なわけでもなく、
受験料も登録料も更新手数料もそれなりにかかり、苦労して取得したとしても
「所詮独占業務のない民間資格でしょw」という目で見られがちな悲しみもあります。
ただし受験資格もなく、学習した内容はすぐに自分の生活に落とし込んで
生活の質を上げることもできますので
生涯学習としてはなかなか良いものだと思います。
実際試験会場には引退した高齢者の姿もよく見かけます。
資格試験の内容としては建築計画と設備機器のような話が大体で
センスを問われるような出題は一切ありません。
そのため取得のために学習してもセンスが試されたり養われたりするわけではありません。
「ハイセンスなインテリアのプロフェッショナル」という目で見られながらも
実際はぜんぜん違うというすれちがい性質を持つ資格です。
//
なぜかはよくわかりませんが、建築の業界からはあまり評価されません。
二次試験まであり、試験難易度もけっして簡単なわけでもなく、
受験料も登録料も更新手数料もそれなりにかかり、苦労して取得したとしても
「所詮独占業務のない民間資格でしょw」という目で見られがちな悲しみもあります。
ただし受験資格もなく、学習した内容はすぐに自分の生活に落とし込んで
生活の質を上げることもできますので
生涯学習としてはなかなか良いものだと思います。
実際試験会場には引退した高齢者の姿もよく見かけます。
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